フルサイズミラーレス一眼「NIKON Z6」のリグとして「SmallRig Z用 Lブラケット 2947」を取り付けています。さすが専用設計、使い勝手が良いです。
アルカスイス互換クランプで横構図と縦構図を素早く変えたくて取り付けていたL字型のプレートですが、カメラ落下時の底面や側面の保護にも役立ってくれました!
この記事の目次
リグでカメラが守られた
約1.5mの高さからカメラを落下させてしまいました。茨城県大洗町の大洗磯前神社の長い階段を上っている途中で三脚から外れ、石の階段を転がり落ちました。
冬から春にかけて水平線に沿って横たわる天の川を撮れる「神磯の鳥居」で星空撮影を終えた帰り道、偶然リグを付けており、致命傷には至らずに済みました。
SmallRig Z用 Lブラケット 2947
- 寸法:146.5mm x 84mm x 64mm
- 重量:146g(実測)
- 材質:アルミ合金
- サイドプレート調整幅:約20mm
- 付属品:工具(マイナスドライバー、六角レンチ)
SmallRig 2947はNikon Z5/Z6/Z7/Z6 II/Z7 IIに対応したL字型のブラケット。底面と側面がアルカスイス規格のアリガタ(溝)に対応しています。
横構図から縦構図にすぐ変えられる
アルカスイス互換クランプへの装着が簡単にでき、横撮りと縦撮りの自由な切り替えができます。横位置中心、時々縦構図で使うとき特に便利だと感じます。
手元にあるアルカスイス互換の自由雲台やジンバル用のクイックリリースプレートで試してみたところ、すべて問題なく締め付けることができました。
- SIRUI 自由雲台 K-10X
- SIRUI 自由雲台 K-20X
- SmallRig クイックリリースプレート
マグネットでくっつくミニ工具が便利
底面には1/4ネジ穴が3つ、側面にも1/4ネジ穴が3つあり、電池パック側にあるストラップ穴にPeak Designのアンカーリンクスを取り付けできました。
マグネットでくっつく小型の工具は保管や携帯が超簡単。マイナスドライバーや硬貨が手元になくても、その場ですぐに付け外しでき、とても使いやすいです。
専用設計だから実現できること
SmallRig 2947は特定のカメラにのみ対応した専用設計。底面の1/4インチネジと突起の2点留めでカメラに固定するため、安定性がかなり高いです。
雲台によくあるプレート方式だと、稀にカメラが回転してしまいヒヤッとしますが、L字ブラケットは長時間使用してもガタつきやグラつきが発生しません。
バッテリーカバーにも干渉しないし、三角環はそのまま使えます。底部とカメラの接触面には柔軟なゴムクッションがあり、カメラにキズがつきにくいです。
マウントアダプターFTZと相性良し
ZカメラにFレンズを取り付けるためのニコン純正マウントアダプターFTZ。NIKON Z6の底面よりFTZが飛び出しているため、三脚に取り付けるのが面倒だったりします。
SmallRig Lブラケットをつけた状態だと、FTZを付けたままでもカメラに干渉せず、アルカスイス互換クランプにセッティングできました。これがものすごく便利!
側面はずらしたり外したりできる
工具でネジを緩めるとサイドプレートを約20mmずらすことができ、USB-Cケーブル・HDMIケーブル・リモートレリーズ・マイクなどを接続しやすくなります。
ネジをさらに緩めればサイドプレートを取り外せ、大きめのアルカスイス互換プレートとして底面だけカメラに取り付け、総重量を少し減らすこともできます。
持ちやすいが冬の冷たさには要注意
素材がアルミなので冬場はとっても冷たい。特に冬季の星空撮影だとマイナス10度前後になることがあり、素手で触ろうものなら皮膚がくっつく可能性があります。
特にカーボン三脚にスポンジやシリコンが巻かれていると、油断して手袋を外して素手で操作していることがあり、そのまま素手でリグに触ると冷たすぎてびびります。
まとめ
カメラの落下時、ファインダー周辺・表示パネル周辺・マウント周辺・チルト液晶がやられました。当時付けていたレンズがどうなったかはお察しください…
ただ、リグのおかげで、致命的なダメージを受けずに使えています。将来カメラを売る可能性があるなら、軽量さが失われてもリグを付けておいて損はないかもしれませんね。