ogawaの定番アイテム、カーサイドタープ。クルマの横や後ろに吸盤で取り付ける簡易的なタープはスライドドア付きのミニバンにこそピッタリかも!と感じました。
設営・撤収ともに5分ほどで済み、車中泊ソロキャンプや夫婦デュオでのデイキャンプ、ファミリーキャンプでの荷物置き場など、かなり汎用的に使える優れもの。
2021年モデルとしてカラー変更およびフラップ追加された「ogawa カーサイドタープAL-II」をデイキャンプ@森のまきばオートキャンプ場で初張りしてみました。
この記事の目次
カーサイドタープ AL-II
クルマに吸盤で取り付けて使う「カーサイド」シリーズ。ogawaの製品ラインナップでは大きさ違いで3種類あり、直営店「GRAND lodge」で実物を確認できます。
- サイズ小:カーサイドタープ
- サイズ中:カーサイドシェルター
- サイズ大:カーサイドリビング
森まきソロデイで開封&初張り
ソロキャンプや車中泊する機会が増えたため、大掛かりなタープやシェルターを立てずに設営や撤収を手短に済ませたく、1番小さなカーサイドタープAL-IIを選びました。
カーサイドタープを張る場合、クルマを横付けできる場所が必要です。全面草地で乗り入れ可能な「森のまきばオートキャンプ場」のフリーサイトで開封&初張りスタート。
吸盤でクルマに取り付けるタープ
カーサイドタープAL-IIの付属品は以下の通り。ポール込みで約2kgとかなり軽量。細長く収納できるので、荷室の隙間に常に積んでおいても邪魔にならなさそうです。
- 収納袋
- タープ本体
- フレーム2本
- ペグ2本
- 吸盤2つ
- アンカーバッグ2袋
- 取扱説明書
なお、単品で売られているタープ用吸盤フックには金属製のフックが付いていますが、カーサイドタープAL-II付属はフックなしでした。気になる吸盤の固定力は相当あります。
簡単すぎて拍子抜けする設営手順
いざ立ててみると、設営手順があまりに簡単すぎて驚きました。難易度としては海や公園で使う機会の多い、組み立て式のサンシェード(スクリーンシェード)と同程度です。
- カーサイドタープを地面に広げる
- フレーム2本をスリーブに通す
- フレームの端をピンに挿して立ち上げる
- フレームにフック6つを引っ掛ける
- 吸盤2つでクルマに取り付ける
- フレームの端を2ヶ所ペグダウンする
フレームの向きと立ち上げ方に注意
途中で写真を撮りながら設営して、初めてでも10分かかりませんでした。普段テント泊している人だと、え?もう終わり?と拍子抜けするほどシンプルな手順です。
難所と呼べる箇所はありませんが、設営時のポイントをいくつかご紹介します。2本のフレームには向きがあります。やや曲がっている方が天井側、真っ直ぐな方が地面側です。
フレームの端をピンに挿すときは、ドーム型テントと同じく「スリーブの端を片手で持って引き寄せながら、もう片手でフレームを押し込む」と簡単に立ち上がります。
吸盤の位置合わせが時短のポイント
吸盤の位置合わせの効率化が時間短縮のポイント。吸盤をあらかじめクルマの天井に取り付けておくか、取り付け位置の目印があれば、3分ほどで設営できそうです。
風が弱い日であれば、ペグの代わりに2Lペットボトルを中に入れて重さで固定できるアンカーバッグが時短には有効。ペグで手が汚れないので撤収時にも便利です。
タープとクルマが接する面はフェルト生地のような傷がつきにくい素材で安心感があります。左右それぞれ4つ吸盤用の穴が開いていて、様々な横幅のクルマに対応しています。
電動スライドドアの開閉に影響なし
カーサイドタープは日除けと雨よけが主な役割。クルマの横に取り付けて使う場合、電動スライドドアと干渉しないか確認すると、触れてはいるものの問題なく開閉できました。
公式サイトだと車高のあるSUVに取り付けている写真が載っていますが、元SUV乗りで現ミニバン乗りの自分としては、背の高いミニバンにこそ強くおすすめしたいです。
カーサイドタープの下にたくさん荷物を置いた状態でドアを開閉するとき、スライドドアのほうが出入りしやすく、タープ下を効率的に使えるのが大きなメリットと感じます。
大型のカーサイドシェルターやカーサイドリビングは側面をフルクローズすることができますが、カーサイドタープは側面が開いています。ややプライベート感には欠けるかも。
わくわくゲートとの相性が抜群
現愛車ステップワゴンスパーダにはリアゲートの縦開きだけでなく、リアゲート左側に横開きのドア(わくわくゲート)が付いています。これがカーサイドタープと相性抜群!
リアスポイラー(リアゲート上部の少し飛び出た部分)に吸盤を付けると、わくわくゲートを開閉してもカーサイドタープに接触せず、車中泊時に雨に濡れずに出入りできます。
縦開きのリアゲートを開いた状態でカーサイドタープを付ければ大きな屋根になりますが、途中で閉じたり開けたりできず、使い勝手の面で一歩劣るような気がします。
ホンダは速やかにコラボ商品を開発するか、ステップワゴンのディーラーオプションにした方が良いレベルだと思います。ちなみにスズキにはオプション設定があるようです。
ソロキャンプには十分な大きさ
カーサイドタープAL-IIをキャンプで使う場合、ソロキャンプにちょうど良いサイズ感だと思います。特にリアスポイラーに吸盤を付けるとタープ下が広く感じられます。
- フィールドラック3つ
- 焚き火テーブル
- ローチェア くらいは余裕で置けます
2021年モデルのフラップが便利
2021年モデルの改良点として、カーサイドタープ前面中央のメッシュを閉じて雨対策できるようになりました。従前はメッシュのみだったのでナイスな改良点ですね。
ローチェアに腰掛けて斜め上を見上げたとき、ちょうど良い場所にメッシュがあり、外の景色(主に空模様や林間であれば木々)をのんびり眺めることができます。
ランタンやロープ用のループあり
カーサイドタープの天井にはLEDランタンを吊り下げられるループがあります。側面にも強風対策でロープを付けられるループがあり、軽いものであれば色々引っ掛けられます。
その後、父娘でのデュオキャンプでカーサイドタープを張ってみたところ、車中泊時の出入口の屋根や雑多な荷物置き場として、雨キャンプにもかなりの効果がありました。
まとめ
ogawaのカーサイドタープAL-IIは、驚異的な設営・撤収の簡単さと収納のコンパクトさで、常にクルマに積んでおきたいお気に入りのキャンプ道具となりました。
カーサイドタープAL-IIはヘキサタープやレクタタープと同じ扱いなので、GRAND lodgeで購入すると修理無料券が付いてきます。いざというとき安心感がありますね。
小さなタープは片付けるとき地面に置かなくても立ったまま1人で畳めるから汚れにくいのも好きな点です。あぁカーサイドタープ、もっと早くに買っておくべきだった!