大子グリンヴィラでの連泊ファミリーキャンプは、コールマンのウェブサイトに掲載されている簡単アウトドアレシピとユニフレームの深型ダッチオーブンが大活躍!
修繕工事のため約3ヶ月間休館していた温浴施設「フォレスパ大子」が2017年4月1日にリニューアルオープンということで、朝10時の開館と同時に駆け込みました。
スッキリと晴れた撤収日は袋田の滝近くで開催されていた第1回袋田祭に立ち寄った後、茨城キャンプ帰りの定番スポット「WILD-1イオンモールつくば」でお買い物(^^)
この記事の目次
雨上がりのフォレスパ大子
大子グリンヴィラ1泊目の夜中に雨が降りました。ポールの高さを上げて雨水が流れ落ちるようにしていたため被害はほとんどなかったものの、朝起きると道路はかなり濡れています。
ストレスの少ない高規格キャンプ場らしく芝生サイトにしては水捌けが良く、多くのキャンパーが設営を始める土曜午後にはほぼ乾いていました(^^)
キャンプの朝に欠かせない一杯を嗜んだらホットサンド作り。チャムスのホットサンドメーカーに食パン6枚切りとチーズやコーンなど好きな材料を挟んでツーバーナーで焼くだけ!
旬のアスパラを使ってベーコンとソテーしたり、昨晩の残り物などを並べサクッと朝食。この日はフォレスパ大子の営業再開日のため、10時の開館ダッシュを決めるべく水着やタオルを準備しつつ子供達は場内を自転車で快調に走行(^^)
レンタル自転車が楽しい!
一旦9時過ぎにセンターハウスで期間延長。この日(4/1)から通常期間に入りレンタル料金も1台1,400円に戻ってました(^^;)
レンタル自転車の行動範囲は大子グリンヴィラ場内だけでなく、大子広域公園内であれば自由に使ってよいとのこと。広大な公園内を乗り放題なんですね!
せっかくなのでフォレスパ大子まで子供達は自転車、大人達は徒歩で向かいました。今まで全然気付きませんでしたが、架け橋って緩い傾斜になっており坂道走行の練習になりました。
開館5分前にはフォレスパ大子の入口前に到着し、更衣室で手早く水着に着替えたら10時5分には着水完了!開店ダッシュを決め込んだ利用者はそう多くなかったらしく、プール内を見渡すと数名しか利用者がおらずとても静かです。
受付から更衣室、プール内をザッと見渡してもどこがリニューアルされたのか見分けがつかない…置いてある人工の観葉植物が新しくなっているような変わっていないような。
ウォータースライダーや25mプール、ジャグジーやサウナなどの温浴施設を一通り楽しんだところでフォレスパ大子の受付でズバリ聞いてみました。
フォレスパ大子の変更点
シルバーウィークに来たときと大きく変わっていないように感じたのですが、場内のどの辺がリニューアルされたんでしょうか?
残念ながらお客様が目に見える部分で大きく変わったところは無いんです。開場からすでに20年が経過し空調やボイラーなど老朽化した設備を入れ替えた修繕工事でしたので…
なんと…この1年間で10回近くフォレスパ大子に行った自分がどんなに頑張っても違いを見つけることができず、最近サファイア会員ができた雪峰ブランドのように忠誠心を試されているのかと思いましたw
裏方の施設修繕だと気付きようもなく、しいて言えば長期休業後のオープン直後だったため温水内を歩くと細かい粒のようなものが無数に落ちていて足の裏がチクチクしたくらい(^^;)
2時間ほど水遊びを楽しみお風呂に入ったら、段ボールやソリが無いと大人のお尻が破壊される脅威のローラー滑り台に近づかせないよう自転車をうまく誘導しつつキャンプ場に到着。
フォレスパ大子から帰ってくる途中、何もないところで突然下の子が転倒し軽く怪我…センターハウスで絆創膏を買おうとしたら「お怪我でもされたのですか?」と優しく声を掛けてもらいました(^^)
さらに消毒薬や脱脂綿、バンドエイドなど一通りの救急用品を提供していただきました…ありがたやありがたや。大子グリンヴィラのホスピタリティはさすがです!
コールマンのレシピ集が大活躍
photo by Colemanカンタンアウトドアレシピ
ダッチオーブンを使って何種類かの料理を作るため、まずはファイアグリルで炭火を熾さないと…あ、そういえば着火材ないんだった!
我が家が普段から使っているのはオガ備長炭。着火材なしで火熾しするのは相当困難…前日試したポテチだけだとさすがに力不足。
前夜に燃え残っていた薪にポテチで一度着火し、そこからオガ炭に火が移ればいけるはずと思い試してみると無事成功。やっぱりポテチ凄いぞw
ダッチオーブンのパズル
オガ炭と戯れている裏でパンを小さく切ったり、ジャガイモやにんじんなど片手鍋で茹でたものを並べ、チーズフォンデュの素をサーモボールにいれ加熱しながら簡単チーズフォンデュ。白ワインを入れずに作ったことで子供達もパクパク食べれたようです。
炭火が安定したところで「1台のダッチオーブン(深型10インチ)でどこまで料理を準備できるか」のパズルを組み立てて考えます。
- ダッチオーブンでローストすると焦げ剥がしの手間がかかる
- 1台で連続して調理すると最初に作った料理が冷め切ってしまう
- 焦げを剥がし易くするため熱湯を沸かして汚れを浮かしたい
- ダッチオーブン料理のついでに何品か作ってしまいたい
コールマンの簡単アウトドアレシピ集を参考に考えたメニューと調理順は以下の通り。最初に作った料理は冷めたほうが美味しいもの、途中で作る料理はお酒のつまみや子供達のおやつです。
- 蒸:巨大プリンのリベンジ
- 蒸:シュウマイ+ニンニクのホイル焼きを炭火に放置
- 炙:ローストビーフ+焼き芋を炭火に放置
- 蒸:鮭のちゃんちゃん焼き+ダッチオーブンの掃除
ダッチオーブンを数時間フル稼働させるにあたり、上蓋の開け閉めに役立つようユニフレーム純正のステンレスリフターを入手しました。他社製品でも代用できるほど特段これといった特徴のない商品、完全に自己満足の世界(^^;)
ダッチオーブンで巨大プリン作り
以前どこかでチャレンジしてみたもののイマイチな完成度だったため、改めてコールマンのレシピを基に巨大プリン作りに挑みます。蒸し料理用の底上げネットを敷き水を張ったら沸騰させ、ガラスのパウンドケーキ型に材料を流し込み準備完了。
ダッチオーブンは密閉度がよすぎるため、プリンや茶碗蒸しのような繊細な「蒸し料理」を作ると、「ス(ちいさなツブツブ)」があいたり、卵がパンクしたりすることがあります。それを防ぐために、本体と蓋の間に竹串などをはさんで小さなすき間を作ってあげましょう。鍋の中にこもる蒸気を外へ逃がしてあげると、なめらかな、つるんとした仕上がりになります。
出典:ジャンボプリンの作り方
ダッチオーブンの蓋を閉じてしまうと圧力鍋のように圧力がかかってしまうため、割り箸を挟んで蒸気が逃げるようにし下から炭火で加熱。この時点で上火は全く使いませんでした。
30分ほど経過しダッチオーブンの蓋を開けてみると1ミリもプリンが固まってない…完全に失敗したかと思ったものの、時間に余裕があるため諦めきれず加熱方法を変更することに。
下からシングルバーナーの最大火力で加熱しつつ上蓋にオガ炭を乗せ、上下からダッチオーブンを挟み込んだら子供達を連れ3人で散策路を探検に出かけます。更に45分ほど経過しようやく巨大プリンが固まった!
炭をケチって下からの火力が全然足りなかったこと、蓋と本体の隙間から蒸気が漏れすぎて温度が上がりきっていなかったこと、ダッチオーブンに入れた水が少なすぎたことなどが原因のようでしたorz
ここからは子供達に仕上げの作業を手伝ってもらい、プリンの上にグラニュー糖をまぶしトーチで加熱。クレームブリュレのように表面に硬いカラメルの層ができたらスライスしたイチゴをトッピングして巨大プリンの完成!想像以上に苦労したけどリベンジできてよかった。
引き続きダッチオーブンにはお湯が沸いた状態。TAIRAYAで買ってきておいたシューマイなどの冷凍食品をダッチオーブンに入れ蒸してみると、レンジでチンするよりも断然フワフワで美味しかったです(^^)
ローストビーフと焼き芋作り
蒸し料理を終えたら一旦お湯を捨て、ダッチオーブンに底網を敷きローストビーフ作りに取り掛かります。再び炭火での調理となるため並行して焼き芋作りをしたいものの、手元に新聞紙が見当たらず…
子供達にセンターハウスに余っている新聞紙がないか聞きに行ってもらうと、必要な分を譲ってもらうことができました。凄いぞ大子グリンヴィラのソフトパワー!
洗った紅はるかを新聞紙で包み水に濡らしたら厚手のアルミホイルで新聞紙がはみ出ないよう包んで炭火に放置するだけ。
過去に何度か「ガンガン燃えている焚き火のなかに2時間以上放置して完全に炭化」させた失敗経験を活かし、40分ほどで炭火から取り出すとちょうど良い出来具合。子供達のおやつにピッタリでした。
ローストビーフを取り出しアルミホイルに包んで余熱調理したあと、屋外に放置して冷ましたら完成。温度計を持っていると火の通り具合がわかりやすくなって良いですね!
洋風豚汁とちゃんちゃん焼(風)
次の料理に向けダッチオーブンに水を張って沸騰させ焦げ落とし…ですが、このまま沸騰させて掃除しても普通すぎてつまらないため、鮭のちゃんちゃん焼き(のようなもの)を作ります。
包んで蒸すだけの超カンタンレシピ。ポイントはアルミホイルのとじ口をしっかりと留めること!できあがったら味噌ダレをからめて召し上がれ。
コールマンのレシピを応用しアルミホイルで作った舟に紅鮭やキノコなどの材料を入れ、水が入らないよう厳重に包んだらダッチオーブンの汚れた熱湯に浮かせて「掃除しながら調理」の一石二鳥作戦w
夕飯のスープとして豚肉の代わりにベーコン、味噌バター風味の優しい味に仕上げた洋風豚汁を大鍋で作ったら全品完成!
豚肉でなく、ベーコンを使った洋風豚汁です。ゴロゴロと大きめに切ったベーコンからは、スモーキーなうまみとコクがたっぷりスープにしみ出します。仕上げにバターを入れる(塩気がプラスされる)ので、味噌の量は気持ち少なめにしてくださいね。
18時半には夕飯を食べ終え早めにふれあいの湯に入って前夜のような芋洗い状態を回避し、洗い物を済ませたら翌朝に向け21時半には就寝zzz
4月の朝は氷点下!?
前夜は寝袋とコットの間に電気毛布を敷いて撃沈したため、寝袋の中に電気毛布を入れる作戦にするとかなり温かい!翌朝は5時半に起床し朝のコーヒーを堪能(^^)
テントの外に出てみるとスッキリ晴れているものの気温は低く、4月上旬にも関わらずマイナス1℃。さすがは北関東、朝晩の寒さは侮れません。
撤収日の朝食はとても簡単に作れるカルボナーラ風うどん。最後の最後までコールマンの簡単レシピに頼りまくりw
麺を湯がいたら水気をきり、すぐにソースをからめます。麺の熱さで卵が固まって、とろとろのカルボナーラのできあがり!素速く!がポイントですよ。
朝食を食べ終えたら片付けを始め9時55分に完全撤収完了。フォレスパ大子でプールや温泉に浸かったあと常陸大宮の道の駅に立ち寄ってから帰宅するのが我が家の鉄板コースですが、この日は大子町内でお祭りが開催されるため真っ直ぐお祭り会場に向かいます。
第1回袋田祭からのWILD-1
袋田の滝近くの駐車場で開催されていた「祭り囃子太鼓フェスティバル 第1回袋田祭」では、地元の団体が集まり順番にお囃子が披露されていました。
しばらく鑑賞していると子供達が小腹が空いたと騒ぎ出したため近くにある食堂で手打ち蕎麦。うどんと見間違えるほど太さのある美味しいお蕎麦でした。
前回食べたのがいつなのか思い出せないほど久しぶりに「蕎麦がき」も注文。時々しゃきしゃきした食感があるということはレンコンとか混ぜてたのかも。
蕎麦がき(そばがき、蕎麦掻き)とは、蕎麦粉を熱湯でこねて餅状にした食べ物。蕎麦粉を使った初期の料理であり、蕎麦切りが広がっている現在でも、蕎麦屋で酒のつまみとするなど広く食されている。「かいもち」ともいう。
出典:Wikipedia「蕎麦がき」
蕎麦がきはそば粉があればキャンプでも簡単に作れそう。お酒のおつまみにもちょうど良く、子供達が気に入れば今度どこかで作ってみたいと思います(^^)
袋田祭の会場を後にし、真っ直ぐ帰宅するのも何だか味気ないため大子グリンヴィラ帰りの定番スポットに向かいます。
那珂ICから常磐道に乗り圏央道のつくば牛久ICで降り「イオンモールつくば&WILD-1イオンモールつくば店」に到着。渋滞なしで約2時間でした。
もし「今回のキャンプはxxxを持ってなくてイマイチだったな~」と感じたら、帰路にワイルドなお店に立ち寄ると衝動買いしちゃうかもw
そんな我が家はガイロープと自在金具を買いました。赤いロープはロスコのパラコードなどもありますが、テンマクデザインのリフレクティブロープが4.5mmと少し太めで質感が良く気に入っています。
イオンモールつくばを出発し18時に無事帰宅。やっぱり大子グリンヴィラでキャンプするのって快適だなと改めて感じた3日間でした(^^)