森林公園びふかアイランドで迎える朝は曇り空。三日月湖に囲まれた場内をブレイブボードで巡ったり、チョウザメ館を見学したり、ソリ滑りしたり、のんびり過ごしました。
廃線を活かしたトロッコ王国で10km近いコースを走り、びふか温泉でリフレッシュ。道北キャンプ旅4ヶ所目の滞在地「サンピラーパーク森の休暇村」に到着。
すぐ隣のなよろ市立天文台「きたすばる」にはプラネタリウムや多数の天体望遠鏡があり、国内有数の星空観察を楽しめるキャンプ場を満喫しました。
この記事の目次
森林公園びふかアイランド
利尻島一周編の続き。森林公園びふかアイランドで過ごす道北4日目の夜は、やや強めの雨が降りました。温泉が引き込まれたログコテージのありがたみを実感。
利尻島で汲んできた天然水「麗峰湧水」を沸かし、コーヒーミルで豆を挽いて淹れてみると格別。やっぱりキャンプの朝は挽きたてコーヒーが最高ですね(^^)
舗装路が広がる場内
朝食を済ませ片付けを進めていると、地面が徐々に乾いてきたため、ルーフボックスからブレイブボードを降ろして散策。場内には様々な遊具が設置されているようです。
アップダウンの少ない平坦な舗装路が続いており、ブレイブボードやキックボードがあるとファミリーキャンプをより楽しめそう。下の子もしっかり練習できて大満足!
長期滞在向けの環境
平日にもかかわらずフリーサイトもオートサイトもそれなりの数のテントが並び、ライダーの方など道北周遊の途中でびふかアイランドに滞在される方も多いようです。
荷物を片付け終えたら9時前にチェックアウトし、場内に併設されたチョウザメ館を見学。美深町ではチョウザメの養殖が行われており、キャビアの生産も盛んだそうです。
廃線を活かしたトロッコ王国
びふかアイランドからクルマで約30分、山奥にあるトロッコ王国に到着。日本一の赤字ローカル線「美幸線」が1985年に廃線となり、本物の線路を再利用しているようです。
エンジンの付いたトロッコに家族4人で乗り、アクセルを踏むと急加速しなかなかのスピード。運転するには普通免許が必要ですが、ハンドル操作は不要で簡単です。
びふか温泉でリラックス
少し走ったあたりから徐々に雨脚が強まり、全身が濡れてしまいました。とはいえ1枚羽織れば問題なく過ごせる気温で、35分間ほど楽しく乗車できました。
トロッコ王国で冷えた体を温めようと、再びびふかアイランドに戻り、道の駅でお得なチケットを買ったらびふか温泉で一休み。男性用は貸し切り状態でラッキー(^^)
マックスバリュ名寄店でお買い物
びふか温泉を出て名寄美深道路を南下し、30分ほどで名寄市街地に到着。稚内もそれなりに栄えていましたが、旭川より北だと名寄が買い物に便利な都市のようです。
マックスバリュ名寄店で食材や飲み物を調達。ジンギスカンの種類が豊富なのが北海道らしいですね。名寄まで南下するとセイコマ以外のコンビニもあり便利です。
サンピラーパーク森の休暇村
マックスバリュから約15分、丘陵に広がる道立公園「サンピラーパーク」の坂道を抜け、道北キャンプ旅4ヶ所目の滞在地「森の休暇村」に到着。
カードキーを使う入場ゲートがあり、高規格な匂いがプンプンします。美しい芝生が広がり、キャンプ場としては小規模ながら個々のサイトは広く、なかなか良い雰囲気。
管理棟の前に自転車が置いてあり、自由に借りて遊びに行くことができます。丘の上にあるため行動範囲を広げると帰ってくるとき急坂に苦戦しますがw
ユニ鉄でジンギスカン風
チェックインを済ませたらUS-Dの上にユニ鉄を置き、ジンギスカン肉をジュージュー。本当はジンギスカン鍋があればベストでしたが、出番が少なく荷物になるため仕方なし。
野菜はユニ鉄とは別のスキレットで炒め、途中から合流させて完成。星に手のとどく丘キャンプ場(ひつじの丘)で食べたジンギスカンには敵わないけど美味しい!
ユニセラでホルモン焼き鳥
チャコスタで炭を熾し、ユニセラで焼き鳥。不思議な形をした具材だと思ったらホルモンと玉ねぎでした。よくある長ネギと鶏モモではないんですね(^^)
ユニセラ焼鳥台を持ってこなかったため、焼き網の上で焼くと串が少し焦げてしまいましたが、癖の少ないホルモンで食べやすく、お酒のつまみにピッタリ。
森の休暇村は「焚き火全面禁止のキャンプ場」なので、バーベキュー後の炭の残りを囲みながらまったり。気候も良くて過ごしやすく、8月下旬の北海道は最高です。
なよろ市立天文台「きたすばる」
夕飯の片付けを済ませたら、すぐ隣にある「きたすばる」を訪問。道北初日に立ち寄った国内最北の公開天文台「しょさんべつ天文台」より少し南にある市立天文台です。
キャンプ場の管理棟で割引券を貰い、安く入館することができました。プラネタリウムの上映まで30分ほど時間があるため、2階に上がってみると天体望遠鏡がいっぱい!
スタッフの方がマンツーマンで付き添ってくれ、開閉式の天井を開放して天体望遠鏡を準備していただきました。雲があり満天の星空ではないけど夜空の暗さはわかります。
大きな天体望遠鏡で星空観察
数千万円ほどする大きな「きたてらす天体望遠鏡(口径50cm)」を夜空に向け、いくつか天体観望させていただきました。予約なしで来た道外の観光客なのに凄いサービス!
夏休みの新月ということで夜空には天の川が目視で見えました。まず初めに雲の合間から見えた明るい織姫星「ベガ」を天体望遠鏡で見せてもらい、ただただ感動。
他にも南の空にひときわ明るく輝く木星を見せてもらったり、木星の右下で赤く輝くさそり座のアンタレス(赤色超巨星)なども見せてもらいました。
1.6mの鏡を持つピリカ望遠鏡
きたすばるの名物は公開天文台の中で2番目に大きい望遠鏡「ピリカ望遠鏡」。この日は研究のため見学できませんでしたが、週末になると星空観察をさせてもらえるそうです。
ご存知の通り星は夜空を動いているため、追尾しないとすぐに天体望遠鏡の視界から外れて見えなくなってしまいます。赤道儀の自動追尾機能って憧れるなあ。
ふとここで疑問あり。あれだけ栄えた名寄市街地が近くにあり、直線距離で数キロしか離れていないにもかかわらず、夜空が暗く感じるのはなぜだろう。ホント奥が深い。
レーザーポインターが欲しくなる
スタッフの方が星空を解説される際に使っていたレーザーポインターが非常に見やすく、ぜひ購入したかったのですが、残念ながら市販はされていないそうです。
夜空を照らしながら、ほぼ真上に明るいベガがあって、天の川の反対側にアルタイルがあって…的な観察をするとき超便利。キャンプ道具の大半を売ってでも手に入れたいw
天体望遠鏡での星空観察やスタッフの方の丁寧な解説に大満足。プラネタリウムに移動し、名寄から見える夏の星座の解説があり、楽しみにしていた映像作品がスタート。
ネイチャーリウム 星の旅 世界編
photo by なよろ市立天文台
子供の頃はプラネタリウムに行っても退屈すぎて途中で寝てしまっていたのですが、大人になってから(特にキャンプを始めてから)見ると、なにもかもが楽しい!
世界各地から見える星空、北緯や南緯によって見え方がどう変わるかが視覚的に紹介されており、北緯45度の利尻島でアンタレスが低かった理由も理解できました。
下の子は途中で寝てしまいましたが、星座が理科のテストに出る上の子は最後まで見ていたようです。大満足の天文台を後にし帰還。このキャンプ場、最高すぎる!!
ロースターとUS-Dの良コンビ
子供達が早々に寝てしまったため、しばし大人タイム。焚き火できないのは残念でしたが、お酒を飲みながら夫婦でしばし談笑。22時半にはおやすみなさいzzz
翌朝は日本名水百選「甘露泉水」で汲んできた湧き水をケトルで沸かし、コーヒー豆をガリガリ挽いて朝コーヒーを堪能。水の違いはわからないけどコーヒーは美味しい!
US-Dにマルチロースターを乗せてパンを温めたり、前夜の残り物で簡単に朝食を済ませたら速やかに撤収開始。このまま連泊したくなるほど気に入りました。続きます。
道北キャンプ旅2019 5日目
- 森林公園びふかアイランド
- トロッコ王国
- マックスバリュ名寄店
- サンピラーパーク森の休暇村