ベッドキットを棚代わりにしてキャンプ道具の荷崩れとサヨナラ

MGR Customsベッドキットを設置してみた

 ミニバンの3列目を床下に収納し、社外品のベッドキットを半分だけ取り付けました。高さを無段階に調整でき、大人が座ってもビクともしないほど頑丈です。

 特殊な工具も穴開け加工も必要なく、フレームを組み立ててマットを載せるだけの簡単取り付け。荷室の棚代わりとして、より多くの荷物を積み込めそうな予感。

 キャンプ道具を高く積み上げるテトリス積載は荷崩れしやすいのですが、丈夫な棚板で二段化すると積み荷全体に安定感が生まれ、期待以上の仕上がりとなりました。

ミニバンの荷室を二段化

ちょい広めサイトでステハイキャンプ

 シーズンオフに旧愛車「スバル フォレスター」から新愛車「ホンダ ステップワゴン」に乗り換え、ルーフボックスやサブトランクなしでも荷物を積めるようになりました。

 とはいえ、背の高いミニバンに不揃いなキャンプ道具を積み上げていくと無駄な空間ができやすく、隙間が残って不安定なまま走ると荷崩れを起こしやすい欠点あり。

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2列シートのミニバンがトレンド!?

SERENAマルチベッド

photo by AUTECH JAPAN

 キャンプ道具の荷崩れを防ぐには、高く積み上げずに済むよう強固な棚板を設けて荷室を二段化するのが有効。3列目を畳んでテーブルなどを置く方法をよく見かけます。

 シートを取り外して車検時だけ一時的に戻す作戦は荷室を使いやすくする常套手段ですが、近年は3列目がない状態で新車販売&車両登録される車種も出てきているようです。

例えばトヨタ系のモデリスタがノア3姉妹の5人乗りを、日産系のオーテックがセレナのマルチベッドモデルを、それぞれ販売しています。

MGR Customs ベッドキット

MGR Customs ベッドキットの7人乗り専用

 将来の車中泊を見据え、ステップワゴン専用のMGR Customs ベッドキットを入手しました。ポイントがたくさん付くYahoo!ショッピング(PayPayモール)で購入。

  • 7/8人乗り クッション材40mm
  • 7/8人乗り クッション材20mm
  • 7人乗り専用 クッション材40mm

 2020年春時点で愛車に適合するベッドキットは3種類。主な違いはマットの厚さと高さ調節機能、2列目のフレーム形状です。今回は7人乗り専用のブラックにしました。

7名乗り専用モデルは、助手席側後方のマットとフレームを外すと助手席側2列目シートに何も残りません。7名/8名兼用モデルは、同じ状態にしても膝の部分にフレームが1本残ってしまいます。

3列目床下収納のメリット

ステップワゴンの3列目は床下収納式で使いやすい

 数あるミニバンの中からステップワゴンにした決め手は、3列目シートの収納方式。納車後に社外品のベッドキットを取り付けることありきで新車を探していました。

 アルヴェル・セレナ・デリカなど3列目を左右に跳ね上げる方式が主流ですが、ベッドキットを取り付けるとシートが邪魔をし、どうしても収納量が少なくなりがち。

 3列目を床下収納できるステップワゴンは、ベッドキットを取り付けたときもベッド下に大きな空間が残り、ベッドの上にも下にも荷物がたくさん入る算段です。

大きいマットと重いフレーム

MGR Customs ベッドキットの箱は大きくて重い

 ネット上の口コミや評判でとにかく大きいと目にしていた通り、ヤマト便で送られてきた3個口は確かに大きく重い。よほどの力持ちでないと持ち運びにも一苦労(^^;)

 箱の中身を開封すると、ウレタンの詰まったレザーマットは軽くて丈夫そう。スチール製のフレームは丁寧に梱包されており、輸送中に傷が付かないよう配慮されていました。

 組み立てはとにかく簡単の一言。荷室部分の完成まで説明書を読みながら約1時間半でした。サランラップのような梱包を剥がすのに苦戦した以外、特に難しいことなし。

フレームを組み立てて置くだけ

3列目を畳んでフレームを組み立てた状態

 MGR Customs ベッドキットは車体に穴開け加工不要。確かにその通りなのですが、車体とフレームを全くネジで留めたりせず、補強用の鉄板がただ乗っているだけ…

 補強板の裏面がマジックテープのようになっており、走行中にフレームがずれにくくなっていました。車体に固定せずとも強度を確保する面白いアイディアと感じました。

 高さも無段階に7cmほど調節でき、安価なイレクターパイプでDIYしても明らかに同じクオリティで作るのは無理ですね。これで150kg以上支えられるなんて凄い!

純正のような隙間のないマット

ステップワゴンにベッドキットを取り付け

 レザー調のマットもさすが車種専用品。フレームの上に乗せただけにもかかわらず、隙間がほとんどなく、走行中に不快なきしみ音も発生せず、とてもフィットしています。

 40mmのウレタンは適度なクッション性があり、シュラフの下に何も敷かなくても寝れそう。いずれ車中泊する機会が来たら、2列目部分も組み立ててみようと思います。

荷室整理と積載容量アップを最優先に考えると、強度を保てる範囲でなるべく薄いほうが便利。同形状の薄い板が単品売りされたら買ってしまうかも。

荷物を積んでみて気になった点

ベッドキットを一番下に下げると頑丈収納ボックスが奥まで入らない

 天井にスマートバーを設置しているため、高さは一番下にセットしています。下段に無印良品の頑丈収納ボックスを入れると高さ的にギリギリ。RVBOXがちょうど良いサイズ。

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 また、下段に荷物をぎゅうぎゅう詰めすると、マジックテープで固定されているだけのフレームが浮いてしまいました。柔らかいもので隙間をなくしつつ積み込むのが良さそう。

ベッドキットを取り付けると、ステーションワゴンのトノカバーのように荷物を外から見えないように隠せ、防犯対策にもなります。

冬キャンプ仕様でも後方視界を確保

ステップワゴンにベッドキットを取り付けて荷物を積む

 石油ストーブ・ホットカーペット・2ルームテント・キッチンスタンドなど、普段より多めに荷物を積んでみても、助手席や2列目の足元に荷物は一切ありません。

 フォレスターにルーフボックスを取り付けていたときと比べ、同等以上にキャンプ道具を積め、天井も広くて余裕あり。後方視界もキチンと確保できています。

 全幅1,695mmのステップワゴンでも工夫すれば、荷物の多くなる秋冬も全く問題ないですね。リアゲートを横開きできる「わくわくゲート」との相性も良い感じ!

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まとめ

スマートバーとベッドキットで荷物を整理

 子供達が小学校高学年になり、SUVはやや手狭になりました。キャンプ道具を積めるよう3つの作戦を立て、今回のベッドキットの取り付けで、ひとまず完成となります。

  1. SUVからミニバンに乗り換える
  2. 天井にスマートバーを取り付ける
  3. ベッドキットを取り付ける(今回)

 キャンプ道具を高く積み上げるテトリス積載の苦労から解放され、荷崩れともサヨウナラ。DIYでは到底出せないクオリティに大満足なMGR Customsのベッドキットでした。