昨日の河川敷ハーフデイキャンプ、略して「ハデキャン」。ヘキサタープとコットでまったりしつつ、設営と撤収は兎にも角にも猛烈な強風との戦いでした!
河川敷は風を遮るものがなく、爆弾低気圧や台風が近づいてきたときと同じ「風速10m」を計測してました。
風速10メートル?!
普段は真っ直ぐ立っている河川敷の木々、今日は傾き方がハンパない!出かける前に見てきた天気予報では風速5メートル程度でしたが、実際はもっと風が強いのではと思いスマホで最新情報を調べてみると・・・
なんと風速10メートル!テントやタープを設営するときの苦労を考えて、普段は天気予報で風速8メートル以上の場合はキャンプに行かないようにしてます。
たとえ風速7メートルの予報でもキチンとペグダウンしておかないと、通称「森まき」こと森のまきばオートキャンプ場での惨事のように全てが突風でひっくり返ってしまいます。
暴風下でのヘキサ設営
とはいっても設営時は風上を意識して順番にペグダウンしていけば、逆に風の力を利用して勝手に幕体が広がってくれるので一人でも何とかなります。
このあたりの感覚はシビアな経験が物を言う感じです。ヘキサのようなオープンタープはまだしも、2ルームテントやスクリーンタープだと風速10メートルで(特に1名で)立ち上げるのは、壊れるリスクが高いので止めておくほうが賢明かと。
メインポール2本で立ち上げた後、メインロープを少し緩めて幕にいったん弛みを作ります。そうするとヘキサ全体の張力が失われて一気に強風との戦いに。
ここから先は設営完了までスマホで写真をパシャパシャ撮る余力がありませんでした。風速10メートル下での設営、特にヘキサがLサイズと巨大だったこともあって一人ではこれが限界ですorz
いったんロープを緩める作業は、スノーピークのヘキサ独特の稜線をキレイに出すには避けて通れない道。どうしても風が強くて難しい場合は設営手順を入れ替えて、サブロープのペグダウン後に緩めれば安心かもしれません。
何とかヘキサタープ完成!あまりに風が強くてサブロープのペグダウン位置が適当になったので、美しさ100点満点ではなく自己採点で80点くらいかなと。
強風時は風が入り込むのを防ぐために幕体の高さを下げることも重要と考えています。高さを下げるだけなら4本繋ぎポールを1本抜いて、3本繋ぎにするという選択もありですね。
設営後はメインポールをかなり内側に傾けて強度を高くしておきます。ヘキサタープの説明書にはポールとロープが45度以上と書かれていますが、この日は90度近くまでメインポールを倒しました。
強風時の撤収は一苦労!
設営時は風をある程度味方につけられるから良いとしても問題は撤収時。途中で写真を撮っている余裕が一切ありませんでした。
普段はサブロープから順番にヘキサを片付けてますが、今回は強風対策としてまずはヘキサ自体を低くしようと
- メインポールを倒す
- メインロープとペグを片付ける
- サブロープとペグを片付ける
- 幕体を折りたたむ
の順番で撤収しました。これが適切な順番なのかはわかりませんが、メインポールを倒して抜いた直後の状況がこちらです。
サブロープを片づけようにもヘキサタープが凧のように暴走してます。強風時の撤収、かなり難しいと感じました。
特に子どもがチョロチョロしてると、アルミ自在やロープが飛んできて怪我しそうで怖いですね。くれぐれも強風時のデイキャンプ・オートキャンプにはご注意を。
ヘキサタープ設営のコツ
河川敷のような広大なスペースにはヘキサタープがとても良く似合います。シールド効果があるため日陰の質が良く、(基本的に一枚布なので)設営や撤収がとにかく簡単。
ヘキサとコットを持って気軽にデイキャンプに行きたくなること間違いなし!ただし区画サイトに設営する場合は、樹木を活用するなどサブロープを工夫しないと面積が足りず設営できない可能性もありますので注意が必要です。
ヘキサタープをピンと張ることが出来ればとりあえずキャンプ初心者卒業、と聞いたことがあります。このときの経験を基にヘキサタープを美しく張る3つのコツをまとめてみました。