ミラーレス一眼「NIKON Z6」と広角単焦点「NIKKOR Z 20mm f1.8」の清掃&点検をしてもらうため、ニコンプラザ東京(旧ニコンプラザ新宿)に行ってきました。
ニコンプラザには自由に試せるカメラやレンズがたくさん置いてあり、発売直前のマイクロニッコール2本や高性能と噂の「NIKKOR Z 50mm f1.2」で試し撮りしてみました。
最寄りだった銀座店の閉店は残念ですが、自前のカメラに展示してあるレンズを取り付けて、その場で撮った写真を持ち帰れるので、購入前に試すには絶好の場所ですね。
この記事の目次
カメラの年次メンテナンス
【Z用マイクロレンズ展示・追加のご案内】
先日ご案内いたしました
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S と
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8 の撮影データ、お持ち帰り可能となりました。
ニコンプラザ東京へお越しの際は、是非撮影メディアをご持参のうえ撮影をお楽しみください。#ニコンプラザ#NIKKORZ pic.twitter.com/JnuUOSTB7i— ニコンプラザ東京 (@NikonPlazaTokyo) June 15, 2021
星空撮影やスナップ撮影に使っているメイン機「NIKON Z6」のイメージセンサーがだいぶ汚れてきたので、ニコン直営店で清掃をお願いすることにしました。
大洗磯前神社の長い階段を上がっている途中、カメラが三脚から外れて落下しコロコロ転がっていった…なんてことも最近あったり、久しぶりに正常動作の点検も必要かなと。
ニコンプラザ銀座の閉鎖
「あらゆる表現者をサポートする」ことを目的として、お客さまとの共創型コミュニケーションスペースと情報発信拠点として現在ある「ニコンプラザ銀座」と「ニコンプラザ新宿」を統合し、「ニコンプラザ東京」とし、「ニコンプラザ大阪」も現在の場所より移転してリニューアルを実施いたします。
GINZA SIX(旧松坂屋銀座店)の隣にあるニコンプラザ銀座に行こうとネットで調べてみると、2020年10月17日で閉館!?いやはや、全く知りませんでしたorz
ニコンプラザ新宿を改装し「ニコンプラザ東京」に一本化したようです。その関係からか、直近の受付枠がまったく空いておらず、1ヶ月前の予約開始日にまさかの争奪戦。
プラザ点検パックで清掃&簡易点検
高層ビルの28階にあるニコンプラザ東京にてNIKON Z6、NIKKOR Z 24-70mm f4、NIKKOR Z 20mm f1.8の3点を預け、専門家による清掃と点検をお願いしました。
3時間半ほどして出た結果、レンズは2本とも解像・AF・ピント位置ともに問題なし。ファームウェアもアップデート。ミラーレスはプラザ点検パックが安くて良いですね。
一方、カメラ本体は「撮影に影響が出る可能性がございます。修理をお勧めします。」のC判定。ただ外装の痛み以外は問題なかったとのことで、とりあえず安心しました。
FUJINON XF18mm F1.4
photo by FUJIFILM Imaging Plaza
待ち時間の間、東京駅近くの富士フイルムのショールーム(イメージングプラザ)に移動し、発売されたばかりの「FUJINON XF18mm F1.4」で色々撮らせてもらいました。
このレンズ、フォーカスブリージングは少し気になる。XF18-55mmのほうが上かも。スタッフの方曰く、開放でもコマ収差が少なめらしいので、星撮りに良さそうですね。
スナップだけでなく換算27mmの画角さえ注意すれば星景写真でも面白そう。新宿に戻ってマップカメラを覗いてみても、さすがにまだ中古は出回っていませんでした。
NIKKOR Z MC 50mm f2.8
点検の終わったカメラで色々遊んでみました。普段通り「絞り優先」で絞りを変えた以外、ほとんどの項目がオート。flickrに載せたものは手持ちのJPEG撮って出しです。
まずは気になっていたレンズの1つ、2021年6月25日発売の標準マクロ「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」。パッとみて小さくて軽くて持ち運びやすそう!
拡大率を低めに撮ってみました。少し離れればそれほどニョキっとレンズが飛び出てくることもなく、料理などのテーブルフォトも座ったまま撮りやすそうな画角です。
似たような焦点距離のAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8Gを持っており、慣れもあって使いやすい。マウントアダプターを挟まない分、よりコンパクトさを感じます。
さらにもう少しだけ近づいてみると、レンズの先端がニョキっと顔を出し、マクロレンズっぽい写りになりました。前群繰り出し方式は特段違和感ありませんでした。
Z MC 50mmはレンズ内に手ブレ補正がありませんが、Z6にはボディ内手ブレ補正があるため、手持ちの1枚撮りでも歩留まりはそれほど悪くないかも。
1段絞ってスナップ的な撮り方もしてみました。普段使っているZ 24-70mm F4の開放と比べ、引き締まった印象を受けます。個人的には中央とか大満足なレベル。
Zマウントは50mm前後の単焦点レンズが2021年夏時点で4本もあり、ユーザーとしては嬉しい悩み。最短撮影距離の短いMC50mmは多少暗くても汎用性高そうですね。
NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR
三脚にセットされていたのが話題沸騰中の中望遠マクロ「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」。この新型マイクロニッコール、とにかく大人気のようです!
2021年6月25日(金)に発売を予定しております、ニッコールレンズ「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」におきまして、想定を超える大変多くのご予約をいただいております。(中略)今後ご予約いただくお客さまには、順次お届けとなりますため、製品のお届けまでに時間をいただく場合がございます。
MC50mmが予想より高かった一方、MC105mmはスペック的に割安感を感じられたのも予約殺到の理由かも。このレンズは私に正しく評価できる力がありませんorz
Nikon 単焦点マクロレンズ NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZMC105
NIKKOR Z 50mm f1.2
発売を控えたマイクロニッコール2本とともに展示されていた標準単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」も、何枚か開放絞りで撮ってみました。
このレンズは超やばいですね…うまく表現できないのですが、立体感?と呼んだら良いのか、ピントの合った中央が浮き出るようにしっかり写り、周辺は緩やかにボケる。
大きい(長さ15cm)、重い(約1.1kg)、高い(約25万円)の三重苦だけど、それだけの価値はあるんじゃないかと。少し上手くなったような気がするマジック。
サジタルコマフレアも抑制されているようなので、星座を撮ったり天の川の濃い部分を記録するには最高のレンズの1つかも。MC50mmとはまた違った良さがありますね。
Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.2S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ50 1.2
まとめ
ニコンプラザ東京で発売前のMC50mmとMC105mm、昨年発売の50mm f1.2などを試してみました。年次点検も無事済んで、また1年間NIKON Z6で頑張れます!
今回試した中ではNIKKOR Z 50mm f1.2が一番気に入りました。やはりレンズの明るさは強力な武器なんだと実感。ただ明るいだけでなく、開放でしっかり撮れるのがすごい。
梅雨入り前から天候不順が続いており、星空撮影にもキャンプにもしばらく行けていませんが、全て無料で色々試しながら撮れるニコンプラザは素直に楽しかったです。