はじめての山梨キャンプはPICA富士吉田!土日ともに5月並のポカポカ陽気となり、まさに絶好のキャンプ日和でした。
先日のお花見キャンプ@イレブンオートでフライシートを破損したことでテントの無いまま週末を迎えてしまい、あらかじめ予約しておいたテントサイトは断念。幸いにもコテージが空いていたため予定をキャンセルせずに済みました・・・ホッ。
キャンプをスタートしてからコテージに泊まって過ごしたことがなく、子供達も二段ベッドやキッチンに大喜び。キャンプ場の雰囲気も良く大満足な山梨キャンプでした(^^)
この記事の目次
テントの無い週末キャンプ
スノーピークのトルテュproがお花見キャンプの撤収時に壊れてしまった!ファスナーを急いで閉めたときフライシートを思いっきり噛んでしまい、開くことも閉じることも出来なくなってしまいました。
雨中撤収によりキャンプ道具の数々も濡れてしまいテンションだだ落ちな状況ですが、自分だけで修理できる目処が立たずスノーピークストアに持ち込んで新サービス「オンライン修理受付」で本社送りとなりました。
コテージ泊に予定変更
数週間前の段階でPICA富士吉田の空き状況を確認すると、テントサイトBは予約が一杯だけどテントサイトAならかろうじて空きがあるということで電源付Aに予約を入れてありました。
前述のとおりテントが壊れてしまい、すぐさま修理に出したもののいつ戻ってくるか全く読めない状況もあり、リスク回避のためテントサイトは諦めてコテージに予約を変更しておきました。
悪い予感は的中するもので、金曜日夜になっても結局テントは帰ってこず修理中のまま。テントサイトから変更しておくという作戦は成功だったようで、はじめてのコテージ泊を決行(^^)
山梨キャンプに向け出発
PICA富士吉田のコテージはチェックインが14時からなので、地元のスーパーで食材や飲み物を調達する時間を考慮して自宅を9時半前に出発!
テントが無いとコットも不要、荷物はいつもよりずっと少ないため準備が超簡単。それでも現地で不足品が見つかるとガッカリするので、コテージ泊とは思えないほど大量の荷物を積んでいきました(^^)
中央道の渋滞でノロノロ走行するも想像ほどの混雑ではなく、途中の談合坂SAで休憩も兼ねてお昼ご飯。まずはガッツリとすた丼いただきました。
中央自動車道は高速から山桜が見える箇所があったり、道路脇に桜がたくさん咲いていたりと見所いっぱい。山梨の桜も今まさに満開といったところです。癒される。
13時過ぎには河口湖インターで高速を降り、BELLショッピングセンターのセルバで買い出し。1泊2日分の買い物をしてもらっているあいだに、甲信越地方にキャンプしに来たら食べてみたかった馬刺しを調達しにいきます。
え?!ここは一体、お茶屋さんなのかお肉屋さんなのか一瞬わからなくなる「お茶や肉店」で、並と上の馬刺しを購入。全部で4ランクあるため、まずは下から2つを攻めてみることにしました。
夕飯のメインはスペアリブを使ったアウトドア料理を考えていたのですが、BELLショッピングセンターで良さげなお肉が見当たらないとのことだったので、ついでにお茶や肉店で買ってみました。これがまさか大正解となるとは・・・。
PICA富士吉田に到着!
BELLショッピングセンターで合流後、クルマで10分程度走ると今回の宿泊地であるPICA富士吉田に到着!富士山に向かって上っていく道路が期待値を高めます。
スーパーマーケット、馬刺し屋、キャンプ場、いずれの場所もインターチェンジから近く、交通の便がすこぶる良いです。ここまでは成田ゆめ牧場に匹敵する快適さ。
キャンプ場内に入ってみるとホームグラウンドである成田ゆめ牧場とはだいぶ異なる雰囲気。高い木々に囲まれつつも明るさがあり、全体的に清潔感が漂っていて落ち着いた大人向けのキャンプ場のようにも感じられます。雰囲気は一瞬で気に入りました。
個人的には森林系のキャンプ場があまり好きではなく広々とした草原サイトを好む傾向にあるのですが、PICA富士吉田なら全然アリと感じるほど。
千葉県の人気キャンプ場を例にすると、ホウリーウッズ久留里に高規格な要素を持ち込むとPICA富士吉田になる、そんなザックリとしたイメージを受けました。
コテージで1泊2日キャンプ
14時過ぎに受付棟でチェックインすると、今回宿泊するコテージを案内され早速荷物を運び込み。テントとコット以外のほぼ全荷物を持ってきてしまったため、意外と荷物を降ろすだけでも一苦労。
コテージは家族4人で宿泊するにはちょうど良いサイズの建物で、ダブルサイズの二段ベッドとキッチン、テーブルやイスなどが一通り揃っていました。子供達は大興奮。
これなら着替えや食材だけ持ち込めばキャンプできる、と言っても過言ではないほど充実した設備。宿泊するために追加でレンタルするものが全く必要ありませんでした。
ダッチオーブンのレンタル無料!?
PICA富士吉田にはダッチオーブンの無料レンタルサービスがあると事前に聞いていたため、受付するときぜひ借りたいと申し出てみると・・・14時過ぎの時点でダッチオーブンが全然残っていないorz
PICAといえばハッピーフライデーを使って金曜日から2泊する人、土曜日朝早くにチェックインする人がいるため、おそらくハッピーフライデーが無料となるテントサイトの方々が先にダッチオーブンを借りていったものと思われます。
ガッカリしている我が家の状況を見かねた店員さん、本来は無料貸し出し対象ではないダッチオーブンを貸していただけました!いやはや嬉しすぎる!
無料でダッチオーブンを貸してもらえたお礼も兼ねて、夜のお楽しみ「焚き火」に使う薪をセンターハウスで購入することにしました。
普通のキャンプ場だとせいぜい2種類しかない薪もPICA富士吉田だと数種類販売されており、どれがよいか悩んだ結果として火持ちの良さそうな「なら薪」を購入。
一束1080円というのは少し割高に感じますが、自宅から持ち込んだり途中で買い付けるために寄り道して時間を消費することを考えたら特段不満はありません。実際よく乾いていて質の良い薪だったと思います。
馬刺しをツマミに乾杯
先ほどお茶や肉店で購入した馬刺しをツマミにプシュッと乾杯!テントが無いと設営する手間が省けるため、同じキャンプとは思えないほど手軽。
普段は飲みながらテントを設営することもあるのですが、やはりイスに座って談笑しながら飲むまでの時間が圧倒的に違います。
これは一度コテージ泊を体験してしまうと(特に荒天時は)テント泊には戻れないかも・・・時間をお金で買うイメージですけどね(^^)
定価で購入するのが結構難しい芋焼酎「佐藤」の黒をロックや水割りでグビグビと。念のため我が家に10本以上在庫のある赤霧島も持ってきましたが、飲み比べてみると方向性の違いが歴然。どちらにしても美味しいです。
油で煮た料理!?
先日のソロキャンプ特集番組で「油で煮た料理」と紹介されていたアヒージョも、サザエやホタテなどの魚介類をファイアグリルで焼く片隅で作ってみました。
マッシュルームやシーフードミックス、アヒージョの素などを投入してオリーブオイルでグツグツと煮込むのみ。簡単なのに美味しいツマミの定番(^^)
アヒージョの他にも小型スキレット「ちびパン」を使ってコーンバターを作ったり、最近頻繁に作るダッチベイビーを作ったりしてました。
やはり全体的に時間に余裕があるため子供達と遊んだりするだけでなく、調理にかけられる時間もテント泊のときより増えているように感じました。余裕があって本当に楽チン。
ダッチオーブンでスペアリブ
チェックインするとき貸してもらえたのは、ユニフレームのダッチオーブン(ディープタイプ)でした。黒皮鉄板製のダッチオーブンを実際に使ってみたかったので、無料で借りられる機会があるとは非常に嬉しかった次第。
ダッチオーブンに底網を乗せ下味をつけたスペアリブを投入します。お茶や肉店で購入したスペアリブは100gあたり160円、冷凍された一塊で1.1kgもありました。
ファイアグリルでは焼き物がどんどん作られるため、ダッチオーブンの加熱にはアルパカストーブを使いました。コテージ内はエアコンが効くのに、なぜか石油ストーブを持ってきてしまったのが良い方向に転んでます。
上火にはチャコスタで火熾ししたオガ炭をいくつか乗せ、しばらく経つと油の落ちる音がジュージューと。これは否応無しに美味しそうなものが出来上がる期待が高まります。
完成したと思われる頃合でダッチオーブンの蓋を開けると・・・うわっ凄く良く出来てる!ダッチオーブンって凄い!!1キログラムのスペアリブの完成(^^)
なおダッチオーブンを無料レンタルするときミトンを一緒に貸してもらえたのですが、蓋を持ち上げるために必要なリッドリフターが手元にありませんでした。
返却時に店員さんに聞いてみると、どうやらユニフレームのステンレスリフターも本来は一緒に貸してもらえるようです。やはりダッチオーブンにはリフターが無いと蓋が重くて不便だと実感。
キャンプ場から撤収したあと
PICA富士吉田のコテージは11時チェックアウトでしたが、後片付けと出発準備が整った10時30分にはキャンプ場を出発!実に気持ちの良いキャンプ場でした。
まっすぐ帰るのではなく近隣の観光スポットにでも行ってみようかと、まずは忍野八海方面へ。普段山梨方面に来ないため有名観光地であることを全く知らなかった(^^)
途中で「道の駅 富士吉田」という実に気になる看板が見えましたが一旦スルーして、忍者屋敷のような観光スポット(しのびの里)も華麗にスルー。
小さな子供達を連れて忍野八海を見に行ってもすぐ飽きて終わるのは容易に想像できるため、みんなで楽しめそうな「さかな公園」に到着。
水と森のテーマパーク
忍野村にある「さかな公園」には山梨県立富士湧水の里水族館や遊具がある芝生公園があり、体力を持て余したキッズを疲れさせて中央道の渋滞中に寝かしつけるには絶好のポイント!
PICA富士吉田からクルマで20分くらいでした。水族館に到着するとちょうど11時から餌やりが始まるとのことで猛ダッシュで入館&体験申込。
飼育員さんの説明を聞いていると水曜日と日曜日にだけ魚に餌を与えているらしく、エサやり体験できるのは日曜11時と14時の2回だけとのこと。キャンプ場を少し早めに出発してラッキーでした(^^)
水族館でしばらく魚を観賞したり、ドクターフィッシュ的な小魚に指を食べさせてみたり、ミニシアターで魚の説明を見たりして一段落したら奥にある芝生公園へ。森の学習館はもうちょっと子供達が大きくなったら興味が出てくるような気がします。
ちょっと大きな公園にあるような遊具(ザイルクライミングやローラーすべり台など)が置いてあり、子供達の体力を消耗させる作戦・・・のはずが大人の体力が吸い取られたorz
夏になるとじゃぶじゃぶ池もあるため楽しめそうな公園です。PICA富士吉田には小さな子供が遊べる遊具が少なかったため、この公園と組み合わせると子供達も満足できそうな気がします。
モンベル富士吉田
さかな公園に計2時間半ほど滞在したあと、お土産を買う&昼ご飯を食べるべく「道の駅 富士吉田」に移動。広い駐車場にクルマを止めると、目の前にモンベルストア!?
先日モンベルストア@ららぽーと柏の葉に行ったとき気になるアパレルがいくつかあったので、見つけた瞬間吸い込まれるようにショップ内へ(^^)
児童クラブの行き帰りで羽織るような薄手のウェアとか良さげなものないかなぁと見渡してみると、普段は妖怪ウォッチや仮面ライダーのようなキャラクターのプリントが入った服しか興味を示さないのに、突然この青と緑の上着が欲しいと言い出す!
mont-bellのウインドブラストパーカKid’s。真っ青な色合いと緑のステッチのコンビネーションが実に男の子らしいデザインで、普段使っている緑のデイパックとも似合いそう(^^)
使わないときは左ポケット内に収納できてコンパクトになるし、薄手だから着心地は軽やか。しっかりと風を防ぐことが出来るウインドブレーカーです。
(モンベル)mont-bell ウインドブラストパーカ Kid's 130-150 1103251 RBL ロヤルブルー 150
生地表面にポルカテックス加工が施されてるから、傘をさしながら着るのに必要十分なレベルで水や汚れを弾いてくれます。本格的なレインウェアとしては厳しいけど、これで登山するわけではないため問題なし。
mont-bell提携のレストラン
モンベルストア富士吉田店の隣にある、ふじやまビールのハーベステラスでランチタイム!ビールが何種類かあるだけでなく、子供用のオレンジジュースもビールのようなマグに入って出てきました(^^)
ここはモンベルと提携しているレストランのため、メニューにはアウトドアを意識したスキレットを使った料理がいくつかありました。イチオシされていたハーベスランチ(肉&ライス)を注文してみました。
サラダと前菜がオシャレ!メイン料理が来る前に若干お腹が満たされてくるほどボリュームがあります。味もモチロン美味しい。
他にもスープが付いていましたが、これで1230円という設定は観光地価格としては良いほうではないかなと思います。
メインディッシュはこれぞ「スキレットを使った料理」の見本ともいうべき、ローストした野菜とハンバーグの組み合わせ。アウトドア料理のレパートリーを増やす上で参考になります。
富士山近くのロケーションも抜群だし、ハーベスランチはたっぷりの野菜を堪能できる。また河口湖周辺に来たとき、ついリピートしたくなるようなハーベステラスでした。
その後はお茶や肉店で自宅用の馬刺しを買って帰り、一般的な中央道上りの渋滞に巻き込まれつつも無事帰宅。千葉県からPICA富士吉田はちょっと遠いけどとても楽しめた1泊2日の初コテージ泊キャンプでした。
まとめ
はじめての山梨キャンプ、PICA富士吉田でコテージ泊したのは大正解!ファミリーキャンプをスタートしてからテントを使わなかった経験が無く、コテージの二段ベッドで寝泊りする体験に子供達も大喜びでした。
高規格キャンプ場かつサイト全体の雰囲気があり、近隣での買い物のしやすさと首都圏からのアクセスも比較的良いため、総じて人気があるのも納得なキャンプ場と感じました。
このままコテージ泊の気楽さに慣れてしまうと面倒なテント設営・撤収をつい諦めたくなりますが、やはり費用面で1泊1万円は高くついてしまうのが家計に厳しく・・・テント泊中心のキャンプスタイルは変わらないつもりです。
ただ時々こうやって気分転換も兼ねてコテージ泊してみるのは、ファミリーキャンパーとして十分ありかなとは感じました。PICA富士吉田はまた行ってみたいかも!