往路の太平洋フェリーが荒天により欠航したため計画変更を余儀なくされ、青森まで陸路で向かい津軽海峡フェリーに乗り函館へ向かいます。
途中の盛岡で一泊した後、青森港近くの市場で「のっけ丼」を堪能し函館に上陸。台風の接近によりテント設営は諦めロッジに宿泊することに。
函館名物の塩ラーメンを食べ、最初の宿泊地である「オートリゾート八雲@噴火湾パノラマパーク」から北海道キャンプ旅をスタート(^^)
人生初の青森県!
青森港と函館港を結ぶ津軽海峡フェリー「津軽海峡ロード」は1日に8往復と運行本数が多く、道南のオートキャンプ場に夕方チェックインするためには遅くとも15時には北海道に上陸しておきたいところ。
当日の運行状況をネットで確認すると台風の接近による影響を受けておらず、岩手県盛岡市から向かうことを考えると青森港を10時に出航して函館港に13時40分に到着するブルーマーメイド号がベストみたい!
ホテルを5時45分に出発し、盛岡ICから東北道をさらに北上し青森を目指して爆走。渋滞に巻き込まれることもなく朝8時頃には青森港フェリーターミナルに到着(^^)
人生初の青森県、まずは津軽海峡フェリーのチェックインを済ませてしまいます。太平洋フェリーや商船三井フェリーは乗船名簿と車検証を持って受付カウンターに並ぶ必要がありますが、津軽海峡フェリーはそんな煩わしさがない!
スマートチェックインという仕組みで、クルマに乗ったまま高速道路の料金所のような場所に行きドライブスルー感覚で二次元バーコードを読み込ませて乗船券を受け取るだけの便利さ。
仙台港や苫小牧港で並ぶとき30分以上かかることもあるため、津軽海峡フェリーのITを駆使した仕組みはぜひ他のフェリー会社にも導入してもらいたいところです(^^)
青森魚菜センターの「のっけ丼」
フェリーのチェックインを済ませ出航までの残り時間を確認すると、朝ご飯をしっかり食べる余裕がありそう。せっかく青森まで来たのであれば魚介を堪能したい!
津軽海峡フェリーターミナルからクルマで10分ちょっとの距離にある「青森魚菜センター(古川市場)」に来てみました(^^)
ここには子供達でも楽しめそうな「のっけ丼」なる名物があるらしく、盛岡を出発する前に青森港周辺を下調べしたとき気になっていた場所です。
のっけ丼の名前の通り、どんぶりにご飯を盛ってもらい、好きな具材を乗せてもらうスタイル。受付で1000円支払い、10枚つづりのチケット(食事券)を貰います。
チケットを1枚消費して器と白米を入手したら、残りの9枚を握りしめ市場内を巡って好きな食材を選びます。ひたすら同じものだけを大量に乗せても良いし、バラバラの魚介を乗せても良し(^^)
サーモンやマグロ、いくらだけでなく漬物やみそ汁などもチケットで交換可能。1000円のチケットだと金額が不足する場合は、追加分を現金で支払うことも可能でした。
若干1000円で足らなくなってしまいましたが、市場内を3周まわって美味しそうな食材を乗せてもらい「のっけ丼」の完成!
古川市場自体がそれほど大きくないのと店員さんが親切なため、幼稚園児や小学校低学年でも一人で好きな食材を選んでくることができました。
関東にいても美味しい魚介類を食べることができるようになった現代では、地方に行ってもそれほど感動するような食材と巡り合うことが少ないのですが、美味しさと楽しさの両立という意味では出航前の空き時間にちょうど良かったかな、と。
津軽海峡フェリーで函館へ
ブルーマーメイドの乗船時刻が近づいてきたため古川市場を出発。フェリーターミナルに急いで戻ります。朝早く起きて東北道を爆走してきたため満腹になり眠気がzzz
太平洋フェリーや商船三井フェリーだと家族とは乗船前にいったんお別れとなるのですが、津軽海峡フェリーは一味違いました。家族をクルマに乗せたままみんなで乗船することが可能となっています(^^)
これまでは子供達が寝ている時だけ例外的に同乗したまま乗船させてもらえたことはあっても、基本的には別で乗船&下船しなくてはならないものだと思っていました。大きなフェリーの車両甲板を見れて子供達も大興奮!
竜飛岬ではなく竜飛崎
青森港を出てしばらくすると左手に津軽半島、右手に下北半島。どうしても本能的に「津軽海峡・冬景色」を口ずさんでしまうw
そういえば歌詞の中に「竜飛岬(たっぴみさき)」という用語が出てくるのですが、正しくは「竜飛崎(たっぴさき)」なんですね…Wikipediaで漢字を調べるまで知らなかった(^^)
短い航行時間とはいえ個室だったこともあり軽くゴロ寝したあと、GPSで現在地を調べると既に津軽海峡を渡り函館港が近づいているみたい。そうすると右手には函館山があるはずと思い外を見てみると完全に雲隠れorz
あじさいで塩ラーメン
これまた人生初の函館に上陸し、最初の宿泊地に行く前に函館市内で軽くお昼ご飯でも食べようかと五稜郭周辺を目指して進みます。
同時に発生した3つの台風の影響で本来の予定が狂ったことに伴い函館にいるため、下調べが全くできていません。道南全般に関して全くもって無知なわけですが、北海道のラーメンといえば旭川が醤油で札幌が味噌、函館が塩ということくらいはかろうじて知っていました。
完全にミーハーな調べ方として新千歳空港のラーメン道場に出店している函館のラーメン屋さんを探してみると「あじさい」が見つかり行ってみることに(^^)
既に14時を過ぎているにも関わらず階段の下まで長い行列ができていましたが、席数が多いためか意外と回転が早く20分も並ばずに入店。
味はまあ想像の範囲内でした…感動を覚えるほどでもないです。塩ラーメンとしては美味しいほうだと思いますが、かつて環七で食べていた「ひるがお」のほうが美味しいかもw
ちなみに10年以上前、中村屋というラーメン屋から10分くらいのところに住んでいたことがあり隔週くらいで食べに行っていたのですが、中村屋の塩ラーメンのほうがシンプルに美味しかったかも(^^)
オートリゾート八雲
函館で塩ラーメンを食べ終えた後、最初の宿泊地である「オートリゾート八雲@噴火湾パノラマパーク」を目指して北上します。
北海道キャンピングガイドで道内のキャンプ場を調べたとき、キャンプ旅途中の荒天で美笛キャンプ場のような湖畔サイトが厳しそうならオートリゾート八雲に退避かな、と思っていたのですが…こんなにも早く出番が来るとはw
道東が大荒れの天気になっているのは事前にニュースで確認しており、道南もある程度は風雨が強まるだろうと思いテント泊を諦め、まずはロッジ泊に。テントを張ることだけがキャンプではない、危険を事前に回避することも大事だと。
道南や道央の天気予報を確認すると明日までは台風接近や梅雨前線による雨、明後日くらいから徐々に天気が回復してくる見込みらしく、無理はせずオートリゾート八雲を拠点に周辺を巡ることにしました(^^)
とりあえずオートリゾート八雲のロッジは素晴らしいの一言。今日は北海道の短い夏休みの最終日、明日から小学校が始まるとはいえ驚くほどキャンプ場内はスカスカで、広いオートサイトにテントを張っているキャンパーは一人も見当たりませんでした。