[夏旅2016]雨でも楽しめる函館観光!斬新すぎるラッキーピエロに驚愕

 北海道キャンプ旅の序盤は台風の影響を受けスッキリ快晴ではなく残念ながら雨模様。テント泊を断念しロッジ泊に切り替えたオートリゾート八雲を拠点に道南最大の観光地である函館に出かけます。

 函館駅近くの朝市で海鮮丼と堪能したり、子供達でも簡単に楽しめるイカ釣り体験に大盛り上がり。その後は赤レンガ倉庫でオルゴール作り体験!

 雨降る函館は100万ドルの夜景や五稜郭を楽しめなかったものの、ラッキーピエロの峠下総本店に立ち寄ったらビックリ仰天、摩訶不思議な世界が広がっていました(^^)

雨降る八雲で作戦会議

東京から青森までの距離感

 盛岡を早朝に出発して津軽海峡フェリーに乗り函館に上陸し、道南屈指の高規格キャンプ場「オートリゾート八雲」に到着した前夜は自宅から持ち込んだ日本酒を飲んで早めに就寝zzz

 自宅から青森港まで常磐道・東北道経由で700キロ以上、北に向かう距離感がイマイチ掴めないためGoogle Mapsで西日本に向かったときの距離感と比べてみると、東京から大阪でも約500キロ!?

 青森って大阪より全然遠かったのか…途中の盛岡で休んだとはいえ、スパリゾートハワイアンズで散々子供達と遊びつつ青森まで一人で爆走したら疲れた模様。

 ちなみに青森港までの距離感は、西に向かった場合だと岡山県倉敷市を越え広島県福山市まで行くのと同じくらいだったようです。

雨が降るオートリゾート八雲

 お酒の力を借りて早めに寝たことで体力は十分回復したものの、天気が悪いとキャンプ場内や噴火湾パノラマパークで思いっきり遊ぶのは難しいだろうなぁと予想していましたが…朝起きてみるとやはり雨模様。

 とはいえ台風の接近というと風速10メートル以上の強風と横から降る豪雨をイメージしがちですが、幸いにも台風の進路は道東を指しており道南は台風の西側。

 以前どこかで聞いたことがあるのですが、北半球では台風の北側と東側で暴風雨となるものの南側と西側は意外と被害が小さいらしく、実際に八雲町にいて叩き付けるような豪雨に遭遇することはありませんでした。

ゴールデンウイークの悪夢

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 今年のゴールデンウイークはスノーピーク本社キャンプ場@新潟、キャンプファームいなかの風@長野でそれぞれ暴風雨に遭遇しており、視界3メートルくらいしかなかった地獄絵図と比べれば大したことなし!

天気予報では翌日には晴れてくるかも

 今後の行動計画を立てるため最新の天気予報を確認してみると、今日(月曜日)は終日雨予報。明日(火曜日)は朝まで雨が降った後は晴れてくるらしい。

 というわけでオートリゾート八雲のロッジに連泊し、明日チェックアウトして次のキャンプ場に向かうことに。今日は雨でも子供達が楽しめそうな一大観光地「函館」に出撃決定!

雨の函館観光を楽しむ

JR函館駅

 オートリゾート八雲を朝7時半頃出発し道央自動車道経由で函館の市街地へ。朝食を食べずに出発してきたためお腹はペコペコ、まずはJR函館駅近くの朝市で海鮮丼でも食べようかなと(^^)

大人は巴丼

 きくよ食堂本店でウニ・イクラ・ホタテが乗った巴丼、大人が食べるにはちょっと量が少なめでしたが1680円。朝食としてはなかなかの金額。

 これまた感動を覚えるほどのものでもなく、関東でもお店を選べば同じくらいの金額で食べることができるレベルの海鮮丼。

子供達はチャイル丼という名のいくら丼

 一方で子供達は小学生以下限定の「チャイル丼」なる面白いメニューを注文していました。いくら・さけ・かにの中から好きな組み合わせを選べるらしく、迷わずオールいくらに。

 チャイル丼という名のイクラ丼が出てきたわけですが、小学校低学年や幼稚園児が食べるにはちょうど良い量で値段も500円と比較的良心的でした(^^)

 子供達があっという間に完食していたので、普通にイクラが美味しかったか単純にお腹が空いていたんだろうと思いますw

函館朝市でイカ釣り体験

元祖活いか釣堀

 海鮮丼でお腹も適度に満たされ食堂を出ると外は雨がかなり強くなってきました。キャンプ場に持ち帰って夕飯としていただく地元の美味しそうな食材を探すのは厳しい状況。朝市をブラブラしながら買い出ししたかったのですが、残念無念。

 せっかく朝市で買ったものを夕方までキンキンに冷やして持ち帰れるよう、釣り用クーラーボックス「フィクセルプレミアム」を持ってきたのに…ただ大きくて重い文鎮と化したorz

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 もし本降りになっても子供達とワイワイ楽しめるよう事前に調べておいたのが「イカ釣り体験」ができる釣堀。函館朝市駅二市場内にあるため雨の日でも全く問題なし!

幼児でも簡単に釣れるイカ釣り

 釣りというと時間と忍耐を必要とする、落ち着きのない幼児には不向きなアクティビティ。朝市のイカ釣り体験は誰でも簡単に釣れてしまう釣堀なので心配無用でした。長時間頑張って釣れた時の感動も皆無ですけども。

 20分ほど並んでチケットを購入し早速イカ釣り体験開始!釣り針をイカの頭に引っかけて釣り上げるだけという、ほとんど縁日のヨーヨー釣りと同じレベル。小さな子供にはちょうど良いかもしれません。

 このイカ釣り体験、並んでいる間に注意すべきことがあります。他の人が釣り上げたイカが思いっきり水を吐き出して反撃してくるため油断しているとずぶ濡れに!?

捌かれても動いている新鮮なイカ

 雨の日に行ったため持っていたビニール傘でガードして何とか濡れずに済みましたが、被害を受けていた方が複数いた模様。

 釣り上げた新鮮なイカは即座にまな板の上で捌かれ烏賊そうめんに。つい先ほど朝食を食べたばかりですが美味しくいただけました。

 ちなみに1匹1000円を軽く超えてしまう脅威の観光地価格。イカは時価とのことですが割高感が半端ないです!

赤レンガ倉庫でオルゴール作り

オルゴール作りのデコレーション

 朝市を後にし次に向かったのは金森赤レンガ倉庫。横浜にある赤レンガ倉庫の函館版ですかね。建物内にお土産屋さんなどがたくさん集まっていました。

 ここに来た理由はずばり「オルゴール作り」を子供達に体験させてみること。雨の日のアクティビティにはもってこいの内容(^^)

 とはいえ音がなる仕組みすらよくわかっていない年齢ゆえ、オルゴール作りといいつつガラス細工でデコレーションするだけの簡単なお仕事です。

オルゴール作りを開始

 この手の創作体験は小樽まで足を延ばせば北一硝子などでガラス彫刻など色々できるものの、悪天候で身動きの取れない函館にいる間に済ませてしまう作戦。

 今回のキャンプ旅は太平洋フェリー欠航に伴い道南に上陸した関係で、函館~札幌で終わりそうな予感がプンプンします。小樽や富良野、旭川や美瑛はほぼ諦め。

 まず最初に好きなメロディがするオルゴールを選びます。クラシックだけでなくジブリ音楽やJ-POPも色々と揃っていました。GLAYの楽曲が比較的多いのは函館ならではかもしれませんが、なぜかジュディマリは見当たらず…。

デコレーションしたオルゴール完成

 製作時間40分ほどで「ドレミの歌」が流れる独創的なデザインのオルゴールが完成!デコレーションし終えた後はいったん店員さんに預けて乾燥してもらいました。

 時計をみると既に13時。北海道キャンプ旅といいつつキャンプ場に滞在している時間の大半が睡眠時間となっている現状を打破すべく、函館観光はこの位にしてオートリゾート八雲に向かうことに。

函館の蔦屋書店がステキ!

蔦屋書店(漢字)

 函館から八雲に向かう途中、左手に大きな建物が見えました。オシャレな建物、さすがは函館だなぁと感心しながら通り過ぎようとしたとき、ふと看板が目に入ります。

 よく見るとTSUTAYAっぽいけど…明らかにレンタルビデオ屋にしては大きすぎる。こ、これはもしや…代官山のと同じ系統の漢字店舗!?

 店内の雰囲気は近所のTSUTAYAではなく完全に蔦屋書店ですね。広大な敷地を活かした複合施設となっており、代官山のような敷居の高さもなく気持ちよく過ごせそう!

函館の蔦屋書店

 このあたりの事情には疎いのですが、ネットで調べてみると本家のスタイルを踏襲してできた蔦屋書店2号店のようで、2013年12月にオープンしたとのこと。

 漢字店舗って代官山以外のどこかでも見たことあるような無いような…と思ったら、イオンモール幕張新都心にも入ってました(佐賀県武雄市の図書館も)。

 スノーピークストアやスポーツオーソリティ、スポーツバイクの揃った大きな自転車屋がある関係で大した用事もなく不定期に行くため、イオン幕張は完全に灯台下暗しw

ラッピことラッキーピエロ

ラッキーピエロのマグネット

 キャンプ場にまっすぐ向かうつもりが蔦屋書店に寄り道してしまい、もうすぐ14時。少し遅めの朝食だったとはいえ、これからキャンプ場に帰って調理するには微妙な時間。

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 そういえば昨日、五稜郭の近くにある「あじさい本店」で塩ラーメンを食べるため並んでいたとき、歴史ある建造物の目の前とは思えないド派手なピエロが描かれた店舗があったのを思い出しました。

 どうみても怪しい雰囲気を醸し出す、一般人が気軽に近寄ってはいけなさそうな奇抜なデザイン。ネットで調べてみると函館近郊にしかないローカルな大人気ハンバーガー店「ラッキーピエロ」でした!

ラッキーピエロの店舗展開

 蔦屋書店を出てオートリゾート八雲に向かう途中、高速道路の無料区間を終えてすぐ右手にある「ラッキーピエロ峠下総本店」に行ってみました。

 北海道新幹線の終点、新函館北斗駅のすぐ近くにあります。全国ご当地バーガー日本一に輝くほど有名なローカルフードのようで、見た目はさておき食べてみることに。

オムライスとチャイニーズチキン

 峠下総本店は比較的新しい店舗らしく、市街地にあるラッキーピエロよりも色んな意味で充実しており…一言でいうと「驚愕」の連続。

  • ハンバーガー=ファストフード店ではなかった…むしろスローフード店orz
  • カレーにオムライスにピザにスパゲティ…やっぱりファミレスか!?
  • 偉人もびっくり…土方歳三ホタテバーガーw
  • 1番人気のチャイニーズチキンは確かに美味しいけど…オムライス量多すぎ!

ラッキーピエロ峠下総本店で探し物

 メリーゴーランドがあったりピエロだらけのお土産屋があったりとテーマパークにいるような感覚になる峠下総本店、子供達とひたすら盛り上がったのが「8つのハートを探せ!」ゲーム。

 屋外施設も含めた店内に8つのハートがあるらしく、全部見つけるとカードを貰えるらしいのですが…どうしても1つだけ見つからない!水汲み場って本当にハートある!?

 そんなこんなで食べきれないほどの食事とハート探しに夢中になっていたら1時間半も経過し、時計は16時近くになってました。八雲に戻ってキャンプらしいことする作戦、寄り道しすぎで完全に失敗(^^)

噴火湾パノラマパーク「丘の駅」

八雲PAにある丘の駅

 相変わらず空はスッキリしないものの雨がかなり弱くなってきたため、八雲PAで降り噴火湾パノラマパークを一望できる八雲町情報交流物産館「丘の駅」に立ち寄ってみました。

 函館方面からオートリゾート八雲に向かう場合、道央自動車道の起点である大沼公園ICから高速に乗り落部ICもしくは八雲ICが最寄りの降り口。その中間にあるのが「丘の駅」のある八雲PAです。

 オートリゾート八雲も八雲PAも丘の駅も全て噴火湾パノラマパークの一部。もし八雲PAにスマートICが設置されていれば、オートリゾート八雲までクルマで2分くらいで着くのですが…

晴れていれば最高の景色

 内浦湾を一望できるパノラマパークは、もし晴れていれば最高の景色が見れそう。明日朝にはチェックアウトして次のキャンプ場に向かうつもりで考えていましたが、もし晴れるなら更にもう1泊しようか一瞬悩むほど(^^)

 なお八雲PAから直接徒歩でオートリゾート八雲に帰ることはできるのですが…パノラマパークの斜面を下まで降りて再び斜面を登り、なんだかんだで15分はかかります(←自分の足で実証済み)。

ラルズマートでお買い物

 八雲ICで道央道を降りバイパス沿いにあるラルズマート八雲店で雑貨や飲み物の買い出し。ラッピの猛攻により夕飯を食べる気力がなく、前日に引き続きバーベキューや燻製などキャンプらしい料理は一切なしに決定(^^)

 オートリゾート八雲に戻ったら18時を過ぎて徐々に暗くなってきました。またしてもキャンプ場の滞在時間≒睡眠時間の法則が成り立ちそうな予感がプンプン…あ、子供達がまたしても寝落ちした!

 悪天候のリスクを回避するためテント泊を避けてロッジに泊まっていると、クルマに積んで北海道まで持ってきた大量のキャンプ道具の95%以上がここまで全く出番なし!?

オートリゾート八雲のロッジ

オートリゾート八雲のロッジ(キッチン)

 オートリゾート八雲のロッジは設備が超充実しているだけでなく、建物内が清潔にメンテナンスされており快適そのもの。各ロッジには星座の名前が付いてます。

 それなりの値段を払ってリゾートホテルに泊まるのであれば、オートリゾート八雲のロッジのほうがずっと良いです。クーラーなどの冷房設備はありませんでしたが、網戸にしておけば風が通るため十分涼しいかと思います。

 キッチンには冷蔵庫はもちろんのこと、電子レンジやオーブントースター、電気ケトルや炊飯器まで備え付けられており全く不自由しません。鍋やフライパン、ビールジョッキや急須、食器や洗剤、スポンジまで全部付いてます(^^)

オートリゾート八雲のロッジ(ダイニング)

 ロッジ内は1階がダイニング。内浦湾に向かって大きなガラス戸があり、目の前のウッドデッキにはタープを張ることができます。テントはダメとのこと。

 今回は雨風が強かったこともありウッドデッキにタープを張りませんでしたが、ヘキサのようなオープンタープだけではなくリビングシェルのようなスクリーンタープも張れます。

 残念ながらウッドデッキ部分に屋根が一切ないため、大きなガラス戸を網戸にしておくと雨がたくさん入ってきてしまいます。小さなレクタを庇のように張っておくとロッジがより快適になりそうでした(^^)

オートリゾート八雲のロッジ(吹き抜け)

 ロッジでは大きなロフトが寝室となります。マットレスや寝袋、枕まで備え付けられており完璧!マットレスはクッション性に優れており、快適なコット寝でキャンプしている自分としても寝心地が良かったです。

 ロフトの窓には1つだけ網戸が付いており、キャンプ場の一番高台にあるためか窓を開放したまま寝ると風が通って涼しく快適でした(^^)

 オートリゾート八雲の公式ホームページにはサラッとしか紹介されていませんが、もう少しロッジの施設案内を充実させたほうが良いのではないでしょうか…苦笑

オートリゾート八雲の全体図

 北海道キャンピングガイドに載っていること以外に大した情報も調べずオートリゾート八雲に退避してきたわけですが…とにかく大満足。ドライヤーのレンタルが1泊500円もするというのはイマイチですけど。

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