2020年の年末から2021年の年始にかけて、山梨県山梨市にある富士山と温泉と夜景を楽しめる「ほったらかしキャンプ場」のダイノジサイトに3日間滞在しました。
冬キャンプらしく、テントにこたつを入れておこもり大作戦。乾燥と強風で砂ぼこりが舞い上がり、地面に近いグラウンドスタイルだと、ただひたすら砂まみれにorz
この記事の目次
年越しキャンプ2020初日
年末年始をキャンプ場で過ごす年越しキャンプ、のんびりできて大好きです。我が家はしばらく受験が続くのもあり、家族で年越しキャンプに行くのは今回が最後かも…
前回は北軽井沢スウィートグラス、前々回はキャンプアンドキャビンズ那須高原と行き慣れたキャンプ場で過ごした年越し。今回はほったらかしキャンプ場にしました。
ほったらかしキャンプ場の魅力
なぜほったらかしキャンプ場にしたのか。温泉に入れたり、温玉揚げやフルーツを食べられたり、星空の代わりに夜景を楽しめたり、魅力が多いキャンプ場かなと。
テントから初日の出を見たかったのと、あわよくば高台から見下ろす形で夜から朝にかけてのタイムラプス動画を撮りたかったのも理由の1つかもしれません。
前日の29日まで仕事があり、30日は朝早めに起きて荷詰めをし、8時半頃に出発。残念ながら天候は大雨、新宿あたりを通過する頃に止んできてホッと一安心。
岩野精肉店とベイシアで食料調達
中央道の一宮御坂ICで降り、まずは石和温泉にある岩野精肉店でお肉を調達。複数の部位の馬刺しが販売されており、キャンパーの方も多く利用されているお店かと思います。
ほったらかしキャンプ場の近くで最も大きなスーパーであるベイシア山梨店で飲み物や野菜などを調達し、お昼ご飯を済ませたら14時過ぎにキャンプ場に到着。
約1年半ぶりにほったらかされる
ほったらかしキャンプ場の人気は依然として続いており、場内のサイト数も年々増え、2017年に初めて来たときと比べ2倍くらいの広さになったものと思われます。
管理棟が手前に移動し駐車場ができたことで、従来は大行列になっていたチェックインもスムーズになりましたね。管理棟の脇にショップ(売店)も増えていました。
ダイノジサイトに1家族で滞在
ほったらかしキャンプ場は区画番号を指定して予約する無印良品キャンプ場と同じ方式。人気サイトの予約は取りづらく、穴場サイトの予約は取りやすいかと思います。
今回は管理棟の2つ上の段、2019年5月に新設されたダイノジサイト。以前ソロキャンプ旅の途中で立ち寄ったとき、臨時区画のような位置付けで整備中だった場所です。
ダイノジサイトは2家族可能なサイトですが、ほったらかしキャンプ場は全体的に区画が狭めなので、1家族でも広すぎるということはありません。地面は相変わらず固め。
一番上段に素敵なカフェがオープン
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出発時の土砂降りで地面がぬかるんでいないか心配していたものの、意外としっかり乾燥しており一安心。ですが、これがのちの悲劇を招くとは、このとき思いもよらず。
管理棟で紹介されていたCAFE山歩。2ヶ月ほど前に新設されたばかりのようです。そういえば、ものすごく上の方に何か建物が見える…歩くとなかなかの運動になりそう。
CAFE山歩までちょうど良いお散歩
12月31日から1月3日までカフェは休業とのことで、この日しか行けるタイミングがなく、管理棟から10分ほど坂道を登って到着。昼間はポカポカで汗だく!
今回滞在したサイトは眺望がそれほど良くはなく、それゆえ予約を簡単に取れたわけですが、素晴らしい景色を撮影するならカフェの近くまで上がってくれば良いだけかも。
ほったらかしの景色は素晴らしい
これは大晦日朝の写真ですが、いやーまさに絶景!この開放感をどう表現すれば伝わるのか…とりあえず超逆光ではありますが、対角魚眼レンズで撮ってみました。
このレンズ、普段は星撮りで使っていましたが、とても2万円台とは思えないですね。お値段がお値段なので欠点はありますが、私のようなド素人には十分かなと。
こたつキャンプで被害甚大
2週間前に行った大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラでの冬キャンプは、ワンポールテントとレクタタープのため屋外で過ごることが多く、朝晩少し寒かったのです。
そこで年末年始はテントにおこもり、そしてこたつに入ってみかんでも食べながら家族でまったり過ごしたいと考え、2ルームテントにグラウンドスタイルとしました。
リビングに家庭用のこたつを配置
トルテュproの設営を進めていると、徐々に山側からの風が強くなってきて、時折砂ぼこりが舞いはじめました。風上を仮でペグ打ちしつつ30分ほどで設営完了。
- こたつ
- こたつ布団
- コストコで買った薄手のペンドルトン
- ホットカーペット
- オールウェザーブランケット
- リビングシート専用フロアマット
- リビングシート
前室は上記のレイヤリングとしました。リビングシートとフロアマットはインナーテントに対し横向きにくっつけて敷くと、デッドスペースが少なくなりますね。
大きなこたつは車内天井に格納
持参したこたつは家庭用のもの。無印良品の楕円こたつは天板が134cm×77cm。4人用の食卓としてもゴロ寝用としても、十分なサイズがあります。
脚は折り畳めず、六角レンチで計16ヶ所の組み立て式。若干手間でしたが、その点はやむなし。サイズが大きく、持ち運びをどうするかが一番の悩みでした。
大きすぎて横向きには収納できないため、車内天井のスマートバーに縦向きに固定し、無事キャンプ場まで持ち運べました。スマートバーの固定力、かなり信頼できます!
乾燥と強風でテント内が砂まみれ
突風対策として張り綱を全てペグダウンし、こたつでおこもりキャンプの準備完了。ぬくぬくしながら夕飯の準備をしていると、なぜか天板やマットなどザラザラとした触感。
グラウンドスタイルだから多少の砂が入るのはやむなしかと調理を進めていると、テントの外からドンドン砂が入ってきて、何度水拭きしても室内が砂まみれに。
テント内もなんだか視界が悪く、空気中にたくさんの砂が舞っている状態。箸休めの漬物なども食べるとジャリジャリ。強風と乾燥の凶悪コンビ、こんなに手強いとは…
大量侵入の原因はテントのスカート
大量の砂侵入との一進一退の攻防を繰り返し、ようやく砂まみれの原因がテントのスカートであると判明。グラウンドスタイルに慣れている方には常識なのかも!?
この日はあまり寒くなかったためスカートまではペグダウンしておらず、風でスカートがパタパタと動くことで大量の砂を室内に巻き込んでいたようです。ぐぬぬぬぬ。
結局、トータル40本ほどペグダウン。テント全周のスカートを固定したことでようやく砂の侵入量が減り、数時間ごとの拭き掃除で済むようになりました。後編に続きます。