ogawa「システムタープ ペンタ 4×4 T/C」を開封&初張り

ogawa システムタープ ペンタ 4×4 T/C

 ogawaのポリコットンタープ「システムタープ ペンタ 4×4 T/C」を試し張りしました。タープ単独で張る場合、ソロだと贅沢空間、デュオが適正サイズと感じます。

 グロッケ12 T/Cとの連結やドーム型テントに小川張りしたとき隙間ができにくい形状で、白いタープ特有の明るさはありつつ、日陰はしっかり濃くて快適でした。

システムタープ ペンタ 4×4 T/C

毎度お馴染みの野田市スポーツ公園で試し張り

セッティングテープ付属で、テントとの連結や、テントとタープを重ねたレイアウトも簡単にできます。4.0mの長さのセッティングテープが付属されています。単体での使用はもちろん、グロッケ12T/C前室としての使いやすさは抜群。

出典:ogawa

 ogawaのシステムタープ ペンタ 4×4 T/C(以下、システムタープT/C)は5角形の白いポリコットンタープ。毎度お馴染みの野田市スポーツ公園で開封&初張りしました。

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システムタープT/Cのスペック

白いポリコットン製ペンタタープでデイキャンプ

  • 生地:ポリエステルとコットンの混紡素材
  • 耐水圧:350mm
  • サイズ:400cm × 400cm
  • 付属品:セッティングテープ、ロープ6本、収納袋、取扱説明書
  • 製造国:ベトナム

 システムタープT/Cの商品スペックは上記の通りです。セッティングテープは4m。ロープは2.5mが4本、8.4mが2本の計6本。8.4mのロープはあらかじめ二又になっています。

 収納袋がかなり小さく、相当うまく折りたたまないとスムーズに入れるのは難しいと感じました。ポール・ペグ・ハンマーは付属しておらず、別途用意が必要です。

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エルフィールドヘキサと比較

エルフィールドヘキサとシステムタープT/Cを重ねて比較

 システムタープT/Cと似た大きさのSnow Peak「エルフィールド”シールド”ヘキサPro」と半分に折って重ねた状態で比較してみました。メインポール間の長さはほぼ同じ。

 テントと連結せずにタープ単独で使用する場合、エルフィールドヘキサのほうが日陰が広く、90度回転して使うこともできるため、設営バリエーションは豊富かと思います。

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メインポール・サブポールの高さ

村の鍛冶屋のレッドポールにエンドロックを付けて立ち上げ補助

 システムタープT/Cに適したポールの高さ(長さ)は、GRAND lodgeで購入したとき聞いた限りでは「メインポール230cm、サブポール150cmが目安」とのこと。

 一人でタープを立ち上げる際は二又ロープが外れやすいので、ポールの先端に被せる「エンドロック」があると簡単です。もし紛失しても現在は単品売りされています。

 真っ白の張り綱4本をもやい結びでシステムタープT/Cのループに結び付け、村の鍛冶屋のレッドポール32mmとエリッゼステーク18cm/28cmを使って設営スタート。

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システムタープT/Cの設営方法

村の鍛冶屋のレッドポールでシステムタープT/Cを設営

  1. (初回のみ)張り綱4本をもやい結びでタープに結びつける
  2. タープ本体を地面に広げ、メインポール2本を配置する
  3. ポールの先端にタープ本体のリング、二又ロープのループ、エンドロックの順番で差し込む
  4. 地面に置いた二又ロープが60度程度になるよう開き鍛造ペグで打ち込む
  5. ポールを立ち上げ二又ロープをピン張り状態から少し緩めておく(自在金具を15cm程度)
  6. 張り綱4本をタープ本体の中心の延長線上に鍛造ペグで打ち込む
  7. 張り綱4本でテンションをかけたあと二又ロープのテンションをかける

 一般的なオープンタープ設営のコツを理解できていれば、特段難しいポイントはありませんでした。上の写真は前が245cm(4本繋ぎ)、後ろが185cm(3本繋ぎ)です。

ムササビやコネクトタープに近い形状

システムタープT/Cはコネクトタープやムササビウイングに似た形状

 システムタープT/Cはテント(特にグロッケ12 T/C)との連結が主な使い方と考えられるため、後ろを少し下げて145cm(2本繋ぎ+2段階伸ばした状態)にしてみました。

 Snow Peakのコネクトタープやtent-Mark DESIGNSのムササビウイングに似た形状かと思います。有効面積としてはムササビウイングより広く、コネクトタープより狭めです。

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サブポールを入れると空間が広がる

MSRアジャスタブルポールを入れて空間を広くする

 システムタープT/Cの前側にサブポールを入れて少し居住空間を広げてみました。持ち運びやすいMSRのアジャスタブルポール(4フィート)を約140cmに伸ばしています。

 ペンタゴン形状はどうしても斜め前からの日差しに弱く、西向きに設営すると有効面積がとても小さく感じてしまいました。この辺りはレクタタープの方が有利かと。

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有効面積はやや狭いが日陰は濃い

ポリコットンタープは日陰が濃くて快適

 コットン系の生地の特徴として日陰の濃さが挙げられます。かなり日差しの強い日でしたが、システムタープT/Cの下にいると暑さを感じず、風が吹くと秋らしい涼しさ。

 やや重量のあるポリコットン生地だとアジャスタブルポール4フィートは強度的にギリギリ。アジャスタブルポール(5フィート)のほうが相性良さそうな気がしました。

 タープ単独での大きさはソロキャンプだと余裕があり、デュオキャンプにちょうど良さそう。ファミリーキャンプだとグロッケ12 T/Cに連結すればデザイン的にも相性良し!

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まとめ

青空に映える白いポリコットンタープ

 2019年夏に購入後、2年ほど物置に眠っていたシステムタープT/Cを開封&試し張りしてみました。天候の良い日のオープンタープはその開放感も相まって最高ですね。

 ogawaの白いタープは直営限定だったり生産数の少ないコラボモデルだったり、やや入手が難しいのですが、このシステムタープT/Cは普通に買えるのも良い点かと思います。