スノーピークの変幻自在な次世代タープ!通称「ランステ」ことランドステーションの設営講習&体験会に参加してきました。
野田市スポーツ公園(NSP)近くにある「野田市おまつり広場」はまさに無法地帯の様相…クルマ乗り入れ放題&ゴルフ練習場と化していましたorz
ランステの多彩な設営バリエーションや広い幕内空間は使い勝手が良さそう。スカートの無いLサイズが寒い季節でも実用的か確認できたのは大きな収穫でした(^^)
野田市おまつり広場
スノーピークの大型タープ「ランドステーションL」や「ランドベース」の設営&撤収を実際に体験することができるストアイベントが開催された野田市おまつり広場。
利根川沿いにあるクリアビューゴルフクラブの近くから緩やかな下り坂を進むと、左手に野田市パブリックゴルフ場ひばりコース、右手に目的地の大きな広場がありました。
近隣にある通称NSPこと野田市スポーツ公園以上に何もない平原です。火気禁止の影響でNSPからキャンパーが激減した現在、野田市おまつり広場にもテントやタープの姿はありません。
駐車場らしき場所にクルマを停め広場を眺めていると、クルマで広場に乗り入れてる人が数名…思いっきり看板に「ゴルフ練習及び諸車の進入を禁止します。」って書いてあるけどorz
ヘキサタープの設営練習
経年劣化で傷んだポリプロピレン製ロープをロスコのポリエステル製パラコードに全交換したヘキサタープ。設営するうえで問題ないか試してみました。
エリッゼのアルミ自在との組み合わせは概ね問題ないものの、メインロープに強くテンションをかけているとき遠くのほうで「ズズッ」という嫌な音が…どこかの自在金具が滑ってる模様orz
今回は小川張り風を試してみました。280cmをテント側にしてみたものの、約3mのセッティングテープ(の代わりのポリプロロープ)だと天井が170cmくらいまで下がってきてしまいますね…ヘキサタープのシワも取れきれずイマイチ。
ウイングポールの5本つなぎはメーカー非推奨とのことですが、テント側はもう少し高くしないとダメかもしれません。直近で小川張りにする予定はないものの、必要となるポールの高さを知るうえで良い経験になりました(^^)
クライミング用の大きなカラビナ(ロックテリクス製)で接続してみたものの、ヘキサタープの三角金具の穴が思いのほか小さくカラビナがきちんと入らず。これは別のカラビナを買いなおさないと…
少し早めに着いてヘキサタープ設営の練習をしてみたものの、イベントの参加者らしき人は一向に現れず。開始予定時刻を30分過ぎても主催者すら現れませんw
ヘキサタープの下でお昼ご飯を食べたりしながら1人でマッタリ過ごしていると、おまつり広場に現れるのは犬の散歩に来る地元の人だけ。もしかして日時か会場を間違えたのかも!?
Omaker M4
広い場所で誰にも迷惑をかけずに使ってみたかった「Omaker M4」という防水Bluetoothスピーカーを持ち込んでいたので、暇つぶしを兼ねて試してみることにしました。
さすがにキャンプ場に持って行って爆音を流すわけにはいかないものの、周囲200メートルに誰もいない状況であれば多少音楽を流しても問題ないだろうと実験開始!
製品の特長としては安価な割に防水(防滴)かつ衝撃に強いらしく、1人で特にやることもなく暇な時間つぶしにピッタリ(^^)
スピーカー本体がUSBで給電できるため、先日入手したソーラーチャージャーと組み合わせるとエコな音源として面白そうではあります。
ヘキサタープのサブロープを取り付けるとき「もやい結び」で大きさの変わらないループを作ってあるため、Bluetoothスピーカーをぶらさげてみました。
メインポールの近くに置いたチェアに座り、手持ちのiPhone6とBluetoothで接続。スマホの画面でスピーカーのバッテリー残量が表示されるのは非常に便利です。
気になる音質を確かめるためアップル純正の音楽アプリで邦楽を再生してみると…まさかのプツプツと途切れて聞くに堪えないレベルw
周囲に障害物らしきものは一切見当たらず、Bluetoothと同じ周波数帯を使いそうなものも思いつきません。強いて言えばゴルフ場にある乗用カートの電波という可能性はありますが、直線距離でもかなり離れています。
iPhoneとスピーカーの距離は約2~3mと遠すぎることもなく、やはり無線は安定感に欠けるというのがファーストインプレッションです。
音の傾向としてはいわゆる「ドンシャリ」気味で、本体の大きさの割に重低音が出ている印象を受けました。じっくり音楽を聴くときよりもスマホでツムツムやぷにぷにをやるときにピッタリ!
人生に、野遊びを。
どうにも安定しないBluetoothスピーカーとあーでもないこーでもないと戯れ、開始予定時刻を45分ほど過ぎたころ主催者が無事到着w
近隣の国道6号&16号はいつも渋滞が激しいですからね…とりあえず「1人寂しく広場で野遊びして帰る会」にならずに済んでホッと一安心(^^)
他に来場者らしき人も見当たらないため、マンツーマンで設営講習&多彩なセッティングバリエーションを体験させてもらえることに。
スカートのあるランドベースも大いに気になるものの、今回は「ランドステーションL」をじっくり教えていただきます!
自分で買ったもの以外を広い場所で好きなだけ自由に設営させてもらえるなんて…ラッキー以外、何物でもありません(^^)
ランドステーションの設営体験
具体的なランステの設営方法を伺うと、基本的にはヘキサやレクタとほぼ同様の手順とのこと。森のまきばでレクタタープを設営して以来のドキドキワクワクです(^^)
メインポールは2本とも210cm。二股ロープを45度の角度でペグダウンするだけで何の苦労もなく、あっさり立ち上がりました。
ヘキサとレクタの設営手順の大きな違いは、メインポールを立ち上げた後に少し弛ませてキレイな稜線を出すようにするかどうか。
ランステはレクタに似た構造のため、弛みは作らずピンと張った状態で順番にサイドをペグダウンしていきます。まずは標準的な形を目指してサブポールは140cmを使用。
スカートの有無について
現在市販されているランドステーションLにはスカートが付いていないため、推奨されているポールの高さと設営手順だと地面との間に大きな隙間ができてしまいます。
実際に設営された状態で確かめてみると「タバコの箱」くらいの隙間がありました。このままだと秋冬は冷気が入ってきて寒くなりそう。
スカートの無いLサイズで地面との隙間をなるべく減らすためには、メインポールの高さを200cm(もしくは190cm)に下げて設営すれば良いとのことでした。
スカートのあるLサイズが販売されていた時期もあるようですが「サイドを大きく跳ね上げたときスカートがブラブラして見栄えが悪い」という意見もあったそうです。確かにその通りかも。
スノピトーーーーク!?
ランドステーションの設営バリエーションなどを色々と試させてもらい、変幻自在な次世代タープというのも納得。ランステを遊び尽くしたらイスを並べてトークタイム(^^)
この日はイベント終了時刻までおまつり広場に滞在していましたが、誰一人として設営体験会に現れることはありませんでしたorz
というわけで設営講習&体験会というよりも「スノーピーク社員+スポーツオーソリティ社員+自分の3名でデイキャンプ」的なプライベートイベントになってしまいましたww
ちょうどスポーツオーソリティのセール期間終了後だったため、どのようなスノーピーク製品が早い段階で飛ぶように売れていくのか聞いてみると…予想外の結果にビックリ。
パイルドライバーとソリッドステークの在庫があっという間に無くなるのは経験上予測できたのですが、今年は「ノクターン」が同じくらい人気があるとのこと。
ノクターンはノーマークすぎて全く予想していませんでした。シェラカップも早い段階で店頭から無くなるイメージあるんですけどね…まさか小型ランタンとは!
ヘキサタープの畳み方
最後にヘキサタープの畳み方についてアドバイスを貰いました。1枚布ゆえに適当な順番で畳んでも難しくはないものの、毎回安定した大きさと形にすることができる方法に感心。
ポールやロープを片付けた後、タープ本体を半分にするところまでは自分のやり方と一緒でしたが、その後の折りたたみ方にコツがあるようです。
上の写真のようになるべく細長くなるように畳んでから、最後に袋に収まるようにすると短時間でもキレイに収納することができる模様。途中の順番が少し違うだけとはいえ細かい工夫は参考になります。
まとめ
スノーピークストア近く以外で開催される設営講習会は初参加でした。広い場所でたっぷり時間をかけて疑問を解消したりアドバイスを貰えるのは非常にありがたい!
ある程度キャンプでの設営経験を積んでいくと、どうしても独善的な自分流のやり方に固執しがち。異なる意見を取り入れて日常にブレークスルーをもたらすのは本望なので、ランステの設営体験含め有意義な時間でした。
気になったのは「野田市おまつり広場」の惨状。地元の方かわかりませんが(自治体から正式な占有許可を得て)イベントを開いている人達が近くにいても、全く気にせず打ちっぱなしのように平然とゴルフボールを打ってるのってw