塩原グリーンビレッジ@栃木で開催されたスノーピークの冬キャンプ初心者向けイベント「スターターウェイ」に参加してきました!
2016年ラストキャンプとなる「お試し冬キャンプ」は温泉と石油ストーブとホットカーペットで体はポカポカ、美味しい鍋料理で心もポカポカに(^^)
この記事の目次
お試し冬キャンプの準備
4月~10月の南関東を主戦場とする我が家としては、11月の北関東の寒さは未知の領域。薪ストーブのような本格的な暖房装備を持たないため、AC電源と文明の利器に助けてもらいます!
11月上旬に行ったキャンピカ明野ふれあいの里@山梨でホットカーペットの暖かさを体感し、電源付きサイトに欠かせない延長ケーブルを買うことにしました。
20mクラスの電源ケーブルを買うと持ち運ぶとき相当かさばるため、屋外用として販売されている防雨仕様かつ軽量コンパクトなものをチョイス。ケーブルが黄色く目立つため業務用のような黒いコードよりは足を引っかけにくい気がしています。
キャンプに石油ファンヒーター!?
初春や晩秋のキャンプには十分でも冬キャンプのとき2ルームテントにアルパカストーブ1台だと若干不安が。対流式ストーブや反射型ストーブをはるかに上回る熱効率と暖かさを誇るのが石油ファンヒーター!
単純な石油ストーブだと暖気のほとんどが上に向かってしまうため、膝の高さの暖かさとしてはイマイチ。反射板の無い対流式のレインボーストーブが見掛け倒しと呼ばれるのも仕方がないorz
石油ファンヒーターは正面に向けて暖かい風を強制的に送る仕組みのため同じ量の灯油を燃やして得られる熱量の無駄が少なく、石油ストーブに比べ暖かく感じます。
ファンをまわすためにAC電源を必要とするもののホットカーペットと併用が可能なほど消費電力はごくわずか。持ち運ぶとき灯油がものすごくこぼれやすいのが唯一のデメリットのようです。
石油ファンヒーター内の灯油がちょうど空っぽになったため先輩キャンパーに相談してみると行きは空でも帰りにタンクが空になる確率は限りなく低い…今回はおとなしくアルパカで行くことにしました(^^)
Starter Way 冬キャンプ
千葉県内の4店舗+小山店合同でスノーピークのキャンプ入門者向けイベント「スターターウェイ」が開催されることを知り、早速店頭で申込。
梅雨の時期に大子グリンヴィラで開催されていたとき同日に滞在していたことがありましたが、スターターウェイのイベント自体に参加するのは初めてです。
今回の募集要項によると「春夏秋キャンプの経験はあるけど、冬キャンプは未経験」ということで、イベントの趣旨が我が家の現状にピッタリ!
参加費無料のキャンプ入門者向けイベント「スターターウェイ」
- 冬キャンプにチャレンジしたい
- テントを買ったけどまだ立てたことがない
- キャンプ経験が浅く道具の使い方や選び方に困っている
スターターウェイが開催される場所は塩原グリーンビレッジ@栃木。一度も行ったことのないキャンプ場だったことも参加する決め手になりました。
塩原グリーンビレッジ@栃木
天気予報では土曜日は晴れのち曇り、日曜日は曇り時々雨。2016年秋は本当に週末になると雨が降りますね…チェックイン開始は9時半ということで自宅を6時25分に出発!
数日前に関東地方で降雪&積雪があったのは驚きましたが、ノーマルタイヤ(正確にはオールシーズンタイヤ)で来てもキャンプ場内含め大丈夫でした。12月になるとスタッドレスタイヤかチェーンがないと厳しそうな感じ。
それほど渋滞することもなく9時15分にキャンプ場近くに到着。キャンプ場入口に川を渡るための橋が架かっているのですが、よく見ると微妙に橋が凍ってる…キャンプを始める前から不安でいっぱいに。
受付で過去に経験がないほどあっさりとした説明を受けチェックインを済ませたらサイトに移動。あまり日が当たらない場所だったこともあり土曜9時半時点で地面には霜柱、近くの池はガッツリ凍ってます!
今回は区画サイトを貸しきってのイベント開催らしく、前泊しているキャンパーのベージュ&グレー幕が立ち並ぶ中、荷物を降ろしつつ設営開始。
全区画AC電源付きの極めて平坦な砂利敷きサイトで、区画を仕切るような木も少なくいわゆる「人工的な雰囲気の漂う高規格キャンプ場」だと思います。今回は6区画分あるためスペースには余裕がありました。
設営前に石油ストーブに着火し暖を取れるようにしてから、焚き火を囲んで語らうスペースや幕内に篭れるリビングスペース、キッチンスペースなどを準備。11時を過ぎていたため昼食の準備開始。
スノーピークのイベントでグループキャンプというと普通はキッチンとリビングを見渡すとIGTやワンアクションテーブルがあったりするものですが…ビックリするくらいスノーピーク製品が見当たらないのが特徴w
この時期になると昼でも気温が低いため、1本100円程度で買えるプロパンガスの入っていないCB缶だと火力が厳しいですね…やはり冬はホワイトガソリンが頼りになりそうです。パスタとコーンスープのランチをごちそうさま(^^)
お昼ごはんを食べ終えマッタリしていると開会式の時間になりスタッフサイト付近に集合。スノーピーク社員さんの自己紹介とキャンプ場からの説明のあと、日曜日に雨が降る可能性があるため全体での記念写真を先撮り(^^)
開会式を終えたら3時のおやつとしてダッチオーブンハーフで焼き芋作り。午後にはすっかり曇り空となってしまい気温がなかなか上がらないため、以後はずっと炭や焚き火を熾したままでした。
スターターウェイのイベント
- 冬キャンプ仕様のサイトツアー
- パーコレーターの実演
- 燻製の実演
- パンケーキの実演
- レインボーストーブの展示 など
パーコレーターで淹れてもらったコーヒーは、淹れたてにもかかわらず大事な香りがほぼ吹っ飛んでる…これだとセブンイレブンで売っている100円コーヒーのほうが遥かに美味しいかも。
粗挽きのコーヒー豆が挽いてから時間が経っていて古いものだったのかもしれません。アウトドアだと何でも美味しく感じることを差し引いても「思わず唸るほど美味しいコーヒーをパーコレーターで淹れるのは極めて難しい」ということを理解しました。
パンケーキの実演は(スノーピーク製品がどうこうというよりも)日清製粉のホットケーキミックス「極もち」と卵と水だけで作るやり方が凄く勉強になりました。
テフロン加工されたフライパンの中央にレードルで少なめに流し込むだけで形を維持してふわふわのパンケーキに!これはぜひ今度ちびパンで試してみたい!
燻製については特段目新しいことはなかったものの、チーズを熱燻で調理されていました。普段チーズは温燻でやっているので、熱燻なら時短になるかも。チェダーチーズの燻製が一番美味しかったです。
ランドロックにレインボーストーブ、これで冬を乗り切れる気が全くしないほど寒い!ほぼ見た目と所有感重視のアイテムだと思います(^^)
先輩キャンパーのサイトを見学できるサイトツアーは先日のメープル那須高原キャンプグランドで拝見していたので今回は不参加。
冬キャンプに鍋料理
イベントが15時過ぎに一通り終わったらしばしフリータイム。焚き火を囲んでトークしつつ徐々に夕飯の準備を開始。メインディッシュはダッチオーブン12インチで数時間かけて作るサムゲタン風です。
家族だけもしくは2家族で使うときは10インチがベストなサイズだと感じますが、大人数のときは12インチが最高ですね!料理が入るとメッチャ重いけど(^^)
「キャンプの肉料理」が大活躍
Amazonで「仕込んでいくから失敗しない66のレシピ キャンプの肉料理」という料理本を入手し、レシピを見て気になった2品を作ることに。このレシピ本、普段あまり作らないキャンプ料理が載っており夫婦共に気に入りました。
金曜日に自宅で下処理しておいた砂肝を使い、ちびパンでマッシュルームと砂肝のアヒージョ。普段はシーフードを使ったアヒージョが多かったので、いつもとは違うコリコリとした食感がたまらん!
もう1品はマジックソルトを入れてこねた豚肉を整形し、スキレットで焼いた豚肉の手作りソーセージ。一度空気を抜いて冷凍することがソーセージを作るうえで大きなポイントらしい。いずれもお酒にピッタリでホッと一安心(^^)
おでん鍋の出番
大人数でのキャンプといえばユニフレームのおでん鍋の出番!ユニセラに乗せてみたものの炭をケチりすぎたため火力が弱く、いったんツーバーナーに縦置きして煮込んでから再びユニセラに移動w
昼間に焼き芋を作ったダッチオーブンハーフではローストしたジャガイモでじゃがバター作り。他にも締めのうどんなどを用意していたものの全員お腹いっぱいになってしまい断念orz
食後のデザートはリンゴをアルミホイルで包み焚き火台に沿って置いて作った焼きリンゴ。軽くシナモンが効いた食後のデザートです。ロシアンルーレット的に一つシナモンではなくチョコレートを仕込んでおいたら意外に美味しかったらしい(^^)
2時間ごとにキャンプ場内のお風呂が男女交代となるため18時半に子供達を連れて野天風呂に行き、テントに戻ったら2人とも5分で夢の世界へ…キャンプに来ると実に手の掛からない我が子達zzz
19時半になりバーベキューハウス裏で焚き火を囲んでのトークタイムがスタート。越乃寒梅や雪中梅などが振舞われていたようですが暗くてよく見えず、写真も撮り忘れましたw
トーク会場を早々に後にしツーマントルや武井バーナーなどの火まわりで遊んだりしながら談笑&軽く酔っておやすみなさいzzz
和風な日曜朝
あまり冷え込まなかったのか普段のキャンプよりも深く眠れたらしく、アルパカ+ダウンシュラフで翌朝までぐっすり熟睡。朝方に響いた救急車のサイレンで目覚めました。
大雨ではないもののポツポツと小雨が降っており、またしても雨キャンプかとガッカリ。幸いにも7時前には雨が止み、地獄の雨中撤収とはならず助かりました(^^)
スケジュール表によると今回はスープなどの提供はなさそうだったので、大鍋で豚汁を作ったりユニセラでホッケや焼きおにぎりを焼いたり、マルチロースターでお餅を焼いたり和風な朝食作り。
短時間でユニセラを使えるようエコココロゴスのミニサイズを持参し、撤収前の忙しい朝でも焼き物できるか試してみました。2つ並べてトーチで10秒ほど着火すると数分で火が安定。
ミニラウンドストーブ2枚で45分程度は連続して使えました。40分ほど経過したとき2枚追加すると合計1時間半くらいはいけそうだし、使用中の火力も一定で嫌なにおいを感じません。
ミニ2枚だと火力が少し弱めに感じたので、オガ炭を入れて使っているときと同じ火力を得るにはミニ3枚を同時に使うと良さそうでした。便利ではあるもののコストパフォーマンスという意味では微妙かも…燃費の悪さが少し気になりました。
イベントキャンプ終了!
朝食を食べ終えサイトの片付けをしていると場内にアナウンスがあり「スープを作ったので良かったら飲みに来てください」とのこと。
9時前後だと朝食には遅すぎるし昼食には早すぎる、なんともいえない微妙な時間帯…既にしっかり食べて満腹かつ食器も洗い終えていたため今回は諦めました。
とにかく雨撤収にならずに済んだのは助かりました。閉会式のじゃんけん大会でプレートをありがたく頂戴いたしました!
12時ジャストにキャンプ場をチェックアウトし、道の駅「湯の香しおばら」や御用邸チーズケーキの「チーズガーデン THE OVEN」に立ち寄って土産を買ったら東北道を南下。
帰宅する前に遅めの昼食でもいただこうかと佐野藤岡ICで高速を降り、田島駅近くにある佐野ラーメンの有名店「麺屋ようすけ」に行きました。
ランチのピークを過ぎた14時過ぎでも15組の順番待ちとは…さすがは人気店!醤油ベースのラーメンよりも塩ラーメンのほうが一層美味しかったです。再び東北道を南下し17時半過ぎに無事帰宅(^^)
まとめ
2016年のキャンプ最終回はキャンプ入門者向けイベント、スターターウェイ@塩原グリーンビレッジ!冬キャンプのお試しとして料理の充実した楽しい2日間でした。
11月末となりましたので昨年同様、本記事をもってブログへの新規投稿はしばらくお休みとさせていただこうと思います。キャンプ&アウトドアブログの再開は2017年3月頃を予定しています。
過去記事の見直しと書き換えが山のように積みあがっているため、キャンプブログ冬眠中に少しずつ修正して公開していくつもりです。本年も当ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました。
2016年のキャンプ出撃記録
- キャンプ実績:キャンプ場19ヶ所、出撃24回、計30泊
- 最多出撃場所:大子グリンヴィラ4回(区画1回、フリー2回、キャビン1回)
- また行きたい:歌才ルピック(北海道)、オートリゾート八雲(北海道)