ハッピーフライデーの金曜イン!11月最初の週末は山梨県北杜市(旧明野村)にある「キャンピカ明野ふれあいの里」に行ってきました。
秋晴れの2日間は八ヶ岳周辺の観光名所「清里高原」で紅葉狩りやリンゴ狩り、小淵沢でそば打ち体験やリゾートアウトレットなど観光三昧!
涼しい晩秋のファミリーキャンプで初めての夜設営&グラウンドスタイルに挑戦してみました。往復9時間は疲れたけど楽しかった(^^)
この記事の目次
初めての11月キャンプ
例年10月後半のハロウィンキャンプ前後で閉店ガラガラしている我が家としては人生初の11月キャンプ。虫の少ない涼しい季節は好きなので適度なペースで出撃し続けます。
今年こそは厳冬雪中キャンプでしょ!とは全く考えていないものの、今回の目標は地面にシートを敷き座って過ごす「グラウンドスタイル」のお試しです。
PICA系列のキャンプ場「キャンピカ明野ふれあいの里」のAC電源サイトを確保できたため、寒い季節の強い味方「ホットカーペット」を初導入してみました。
グラウンドスタイルへの期待
コールマンの上位モデル「コンフォートマスター」シリーズが提唱するテーブルの高さ60cm&座面37cmのラウンジスタイル。
ベーシックスタイルとロースタイルの中間となる目線の高さは、まるでリビングのソファでくつろぐような心地良さ。ダイニングのような食事のしやすさも兼ね備えています。
普段のキャンプではラウンジスタイルやロースタイルで過ごしているため、より地面に近いグラウンドスタイルがどんな感じか興味津々!
ハッピーフライデー万歳!
PICAリゾート共通の大きなメリットである「ハッピーフライデー割引」を利用すると、金曜1泊分のテントサイト料金が無料!
金曜日21時までにチェックインもしくは土曜日朝7時以降にチェックインを選択できるため、今回は金曜夜にチェックイン&設営することにしました。
グラウンドスタイルに座面の高い収束型チェアは不要。暗い場所での設営を見込んで車載順序を少し見直し、キャンプ場に着いたらすぐ必要となるものをなるべく手前に積み込みました。
- 光源(白熱電球、ランタン)
- ブルーシート、レジャーシート
- パイルドライバー など
大人達が金曜日に有給休暇を取って買い出しやキャンプの準備を進め、子供達が幼稚園や小学校から帰ってきた20分後の15時40分に自宅を出発!
途中の一般道や都心環状線で渋滞にはまりつつ中央道を爆走し19時40分にキャンプ場に到着。途中のSAで休憩したとはいえ片道4時間の長旅でしたorz
キャンピカ明野ふれあいの里
ハッピーフライデー割引を利用して金曜夜にチェックインするキャンパーで混雑しているかも!?と思いきや、意外にもセンターハウスには数組しかおらずスカスカ。
寝る前にお風呂に入るべくスタッフの方に話を伺うと、場内には浴槽がなくシャワーもセンターハウスの営業時間内だけ利用可能とのこと。PICA系列のキャンプ場は4ヶ所目ですが、浴槽がなかったのは初めてだったのでビックリ(^^)
ぐりんぱや富士吉田には(若干お湯が温いながらも)キレイな浴槽があるし、初心者に全く優しくなかったパディントンベアですら(有料だけど)立派な温浴施設がありました。下調べしてこなかった自分がいけないんですがw
photo by 施設案内
キャンピカ明野ふれあいの里のテントサイトは大きく分けて3段に分かれており、割り当てられた区画サイトは案内図の左下にあるパークゴルフ場に近い下段エリア。
10分ほどで受付を済ませカードキーを受け取り坂道を下りていくと、中段エリアには既に多くのテントが設営されていました。ちなみに今回は「電源サイトA(平均100㎡)」として予約しています。
漆黒の闇に包まれたテントサイト
昼間から来ているキャンパーが近くにいれば多少なりとも明るいだろうと他力本願で楽観視していましたが、クルマを奥まで進めていくと下段エリアには誰一人としていない…電灯もほとんどなく真っ暗闇。
雲こそ少ないものの月が非常に細くムーンライトも期待できず、テントサイトを大きく囲むように林があるためガッツリ暗いです。
区画サイトの境目や傾斜の有無、AC電源の場所がどこにあるのか全くわからず怖くなるほどでしたが、炊事棟(キャンパーキッチン)の電灯を全て点けると幾分明るくなりました。
AC電源サイトに必要不可欠な巻き取り式のコードリールは案外かさばるため、キャンプ場を予約するとき延長ケーブルをレンタルすることにしていました。
先日の雪峰祭2016秋でゲットしたLEDランタン「たねほおずき」を胸に付け、パイルドライバーを地面に突き刺したら白熱電球とランタンでサイト全体の明るさを確保。
アルパカの火力が安定するまで5分程度かかるため先に点火しておき、サクっとリビングシェルを立ち上げたら荷物を運び入れ20時半頃には一通りの設営が終わり準備完了!
初めてのグラウンドスタイル
テント周辺のみ明るさは確保できたもののキャンプ場内の雰囲気は全く掴めず。今回の区画にはリビングシェルがギリギリ張れるほどしか平坦な場所がありませんでしたorz
傾斜に沿ってタープを独立して張れるくらいのスペースは用意されていたものの、リビシェルと連結できるほどの連続した平地は確保できず。
幕内ではブルーシートの上にコールマンのレジャーシートを敷きリビングに。ツーバーナーは地面に直置きし、雑多な荷物はフィールドラックを並べた上に置きました。
アルパカとホットカーペットの組み合わせでポカポカ快適大作戦。4台並べたコットの上に持ってきたホットカーペットを敷いてみると…3台分しか広さがないw
11月の山梨かつ標高1000mのキャンプ場ということでかなりビビッていましたが、幸いにも風が弱く全く寒く感じませんでした。近隣の観測記録によると翌朝にかけての最低気温は5度前後だったようです。
夕飯はあらかじめ出発前に買っておいた物で移動中に済ませていたため、子供達をコットに寝かせ大人達はレジャーシートの上で軽く晩酌開始。
ぴょんぴょん跳ねる虫が気になるものの大量に発生しているわけではなく、トータルで10匹くらい捕まえて外に逃がした気がします。
- ホットカーペットはポカポカで快適!
- 涼しい季節でもそれなりには虫が気になる
- 座りながらの調理は足腰にくる
- クッションや座椅子があると良かったかも
初めてのグラウンドスタイルの感想として上記の通りです。ラウンジスタイルだと虫が気にならない季節ですが、地面に近いグラウンドスタイルだと目につく機会が多いため慣れが必要かもしれません。
気持ち良い晩秋の朝
よほど疲れが溜まっていたのか大寝坊し8時に起床。スッキリと晴れた気持ちの良い朝です。夜暗すぎて見えなかった周囲の木々は程よく色付いていました。
普段であれば周辺のサイトでキャンパーが活動し始めるため物音や話し声で6時台に目覚めることが多いのですが、この日は周囲に誰もいなかったため起きるのが過去最遅クラスとなってしまいましたw
既に設営を済ませているため土曜日は終日観光予定。あらかじめ買い込んでおいた食材で朝食を簡単に済ませ、子供達を連れて場内を散歩。
ざっと場内を見渡すと多摩ナンバーや八王子ナンバー、横浜ナンバーなど西関東(東京の西側と神奈川)のクルマがほとんどでした。
やはり長野県にかなり近い山梨県の奥地にあるキャンプ場だと、我が家のように東京や神奈川を横断しつつ渋滞を突破して金曜夜から来るキャンパーはレアな模様w
下段エリアからセンターハウスまでひたすら上り坂を歩き片道10分程度。斜面が結構キツイため20キロ以上ある子供を肩車しながらだと結構しんどいかも(^^)
センターハウスで観光情報入手
スタッフの方にキャンプ場周辺のオススメ観光スポットを尋ねると、清里や小淵沢など有名な観光地が近隣にあることを知りました。
時期的にみずがき湖周辺のほうが紅葉は見頃とのことでしたが、かなり久しぶりに山梨県北部まで来たため清里高原方面へ向かうことに。
ついでに翌朝のバゲットセットを予約しました。カッティングボードやブレッドナイフの無料レンタルがあるのが嬉しいです(^^)
道の駅 南きよさと
売店をざっと見たら「みどりの散歩道」を通って下段サイトまで散策。テントに戻り簡単に荷物を片付け9時45分にキャンプ場を出発!
カーナビで調べてみるとキャンプ場から清里駅までクルマで約40分と想像以上に近いことを知りました。クルマで25分ほど走ると右手に「道の駅 南きよさと」が見えてきたため、名産品でも見てみようかと軽く立ち寄ることに。
道の駅の駐車場に到着すると遠くの斜面にケーブルカーらしきものが見えました。乗り場から見上げるとスキーの斜面以上に急勾配。スタッフの方によるとスキーのジャンプ台に匹敵するほどの傾斜があるそうです。
ケーブルカーに乗りサルビアや紅葉が美しい「南八ヶ岳 花の森公園」に到着。公園内でリンゴ狩りすることができるらしく、早速2名分申し込み「ふじ」と「ぐんま名月」を8個ずつ収穫(^^)
池の周りにいた鴨に餌をあげて戯れたり、芝生広場で子供達と追いかけっこしたり。土曜日の午前中ということもあり観光客が少なく広々と楽しめました。
花の森公園の展望台から八ヶ岳や南アルプスを一望でき、素晴らしい景色に大満足。再びケーブルカーに乗って下りてきたら名物の「信玄ソフト」をいただきます!
信玄餅の乗ったソフトクリームは高速道路のサービスエリアなどでも販売されていますが、この道の駅が信玄ソフトの発祥の地とのこと。ソフトクリームにきな粉と黒蜜が絶妙にマッチして、遊びまくった老体にちょうど良い甘さでしたw
農産物の直売所で夕飯の材料として地元の野菜と極太ほうとうを調達し、駐車場近くのブランコで遊んでいると既に12時を過ぎていたため次の目的地に向かいます。あまりに道の駅が充実していたため軽く立ち寄るはずが2時間も滞在してしまいました。
甲斐大泉温泉パノラマの湯
ほどよく疲れた体を癒すべく近隣の日帰り温泉を探してみると、クルマで10分前後の場所に「甲斐大泉温泉 パノラマの湯」という景色の良さそうなネーミングの温浴施設が見つかり行ってみる事に。
昨晩設営している間に3人でシャワーを浴びてきてもらう作戦もありでしたが、下段エリアからセンターハウスまでかなり遠く傾斜がきついため断念しており、待ちに待ったお風呂タイムです。
自宅の近所では休日昼のスーパー銭湯=混雑しているイメージがありますが、パノラマの湯の駐車場は(北杜市民は半額のようですが)なぜかガラガラ(^^)
男性用のお風呂にある露天風呂に行ってみると、遠くには富士山を含む雄大な景色!だけども目の前の賑わいがどうしても気になるorz
近くの紅葉はキレイだしお風呂も広くて快適なものの、テニスコートがあまりにすぐ近くにあるため立ち上がると上半身は丸見えになる模様w
スポーツの秋だし週末ともなれば大いに賑わっているため、静かにのんびり浸かって疲れを癒すには微妙だったかも。目の前のテニスコートさえなければ落ち着いた雰囲気と美しい景色がかなり良い日帰り温泉だと思いますが…残念で仕方がありません。
美味しいランチと紅葉狩り
お風呂から上がるとすでに13時半過ぎ。お昼ご飯を食べていなかったためお蕎麦でも食べようかと店員さんに近隣の美味しいお店を尋ねると「藤乃屋」の評判が良いとのこと。
クルマで約10分で到着するとピーク時間を過ぎたにも関わらず、まさかの店外まで行列。手打ち蕎麦は評判どおり普通に美味しかったです。
八ヶ岳周辺の赤い橋と黄色い橋
せっかく行楽シーズンの清里高原に来たのであれば紅葉や景色のキレイな場所にも行ってみようと思い、観光名所となっている「赤い橋」と「黄色い橋」に行ってみることにしました。
甲斐大泉駅の横を通り天女山方面に向かって坂道をひたすら上っている途中、真っ赤に色づいた紅葉の木が多数ありました。クルマを停めて写真に収めておけばよかったかもorz
山梨県立まきば公園の大駐車場にクルマを停め遠くに見えた富士山に感動!風が弱く雲も少ない絶好の観光日和。ポカポカと暖かく快適な一日だったなと感じます。
photo by るるぶ.com
通称「赤い橋」こと東沢大橋近くの展望台に到着すると、ちょうど観光客の少ないベストなタイミング。ここの景色は抜群に良かったと思います(^^)
他人が入り込まない景色だけの写真を撮りやすく良かったのですが、写真を撮り終えるとすぐに大型観光バスがやってきて大賑わい。タッチの差でした。
清里の観光名所いえばここでしょ!ともいうべき清泉寮の脇を抜け、通称「黄色い橋」こと八ヶ岳高原大橋に到着。
駐車場から黄色い橋の写真を撮るのに最適と思われる角度にカメラを向けると、夕方の西日が完全に逆光状態…黄色い橋は午前中に来ないと写真がうまく撮れないことを知りました。
黄色い橋周辺はあまり紅葉しておらず、今回は赤い橋のほうが遥かに秋らしかったと思います。短い時間ながら紅葉と景色を十分に堪能できたため、少し早めにキャンプ場に戻ります。