北海道滞在4日目は釧路を観光。山花公園オートキャンプ場のコテージに退避し雨を乗り切り、絶好の観光日和となった水曜日は早朝から行動を開始!
釧路駅でくしろ湿原ノロッコ号の指定席を確保したあと和商市場で釧路名物「勝手丼」を堪能。ノロッコ号から見る湿原や釧路川のカヌー下りは北海道らしい雄大な光景でした。
キャンプ旅3ヵ所目の滞在先は道東観光の拠点として選んだ虹別オートキャンプ場。美しい芝生の広がるフリーサイトは「北のグリンヴィラ」と呼ぶにふさわしい最高のフィールド(^^)
この記事の目次
絶好の観光日和
- 山花公園オートキャンプ場
- 釧路駅&和商市場
- 釧路湿原駅
- 塘路駅
- 虹別オートキャンプ場
5時半にサクッと起床!ロフトの窓から外を眺めると地面こそ濡れているものの青空が広がっており、天気予報によると1日中スッキリとした快晴が続くようです。
早めにチェックアウト
前日は雨続きで見学できなかった場内を散策。どうやら天候が原因らしいのですが、とにかくアブが多くて(ときどきハチもいて)刺されないかヒヤヒヤしました(^^;)
前夜が雨ということもありテント泊しているキャンパーは2組しかおらず、コテージ泊とあわせても5組ほどしか見当たらず。やはり道内の小学校が始まると平日はガラガラです。
絶好の観光日和ということもあり、道東のガイドブックを読んで観光名所をチェック。やはり釧路湿原を見てまわるには晴れたときが最適だろうと「くしろ湿原ノロッコ号」に狙いを定め準備を開始。
7時半に山花公園オートキャンプ場をチェックアウトし、少し場内の遊具でカラダを動かしたあとノロッコ号の出発地点である釧路駅に向け出発!
市街地に向かう車中でJR北海道の問い合わせ先に電話してみると、ノロッコ号の指定席は相当人気があるため今から確保するなら釧路駅のみどりの窓口に行くと良いとのこと。
釧路駅で指定席を確保
30分ほどで釧路駅に到着。早速みどりの窓口で空席状況を確認すると1便の釧路発・塘路行は景色の見れる窓側だけでなく通路側含め満席。2便なら空いているけどキャンプ場に移動して設営することを考えると1便以外の選択肢はない…
ここで諦めて厚岸方面に出かける手もあったのですが、粘り強く空き状況を尋ねると1便の釧路駅から釧路湿原駅は満席だが、釧路湿原駅から塘路駅は往復ともに空きがあるらしい。しかも復路は窓側!
そもそも湿原の雄大な景色を楽しむならノロッコ号が減速する釧路湿原駅から先が一番の見所らしく、次の泊地に移動してテント泊することを考えると釧路湿原駅にクルマを停めて塘路駅と往復してから向かうのが効率良さそう!
和商市場で勝手丼
無事ノロッコ号のチケットを入手でき釧路湿原駅11時半発の1便にあわせて市内観光を開始。まずは釧路駅から徒歩2分ほどの場所にある和商市場で釧路名物「勝手丼」をいただきます!
勝手丼の仕組みは昨年の北海道キャンプ旅で立ち寄った青森魚菜センター(古川市場)の「のっけ丼」によく似ています。ちなみに発祥の地は釧路で、青森が後発と言われているそうです。
のっけ丼は最初に10枚つづりのチケットを購入し、チケットと食材を様々な店舗で交換しながら白飯に乗せていくスタイル。勝手丼は現金で支払い食材を白飯に乗せていくスタイル。
子供達が楽しく市場を巡れるのは青森、市場としての大きさや食材の種類の豊富さは釧路が上と感じました。いずれも観光地価格のようでキチンとした海鮮丼を作ろうとすると2,000円を軽く超えてしまうのですがorz
というわけで数種類だけ食材を買い勝手丼の気分だけ味わったら、瓶詰になった食材を家族で分け合うなどして総費用を抑えるのがオススメw
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
和商市場を出発し次に目指すは岸壁炉ばたのある「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」。モーではなくムーが正しい呼び方のようです(^^;)
「釧路名物『岸壁炉ばた』」は北海道の三大名橋の一つとして知られる幣舞橋を眺めながら、釧路港の岸壁で地元の魚介類を豪快に炭火焼でお楽しみいただける、他に類のない飲食スポットです。
残念ながら炉端は夕方から。MOOの場内には期待していたような活気ある市場はなく少々残念な感じ。行政が関与した多彩な複合商業施設といえば聞こえは良いのですが、観光客の数も少なく寂れている感は否めません。
館内を散策していると「さんまんま」なる料理を発見!さんまんまはMOOでしか売っていないと言われ興味本位で買ってみたものの、後々ネットで調べてみると釧路空港や女満別空港でも売ってるらしい…軽くだまされたorz
キャンプ場で調理する海産物を調達しに再び和商市場に戻り牡蠣やホッケ、ときしらずなどを買い込みました。牡蠣のような食材こそ真空断熱クーラーボックスの本領発揮(^^)
釧路湿原ノロッコ号で観光
釧路湿原駅近くの駐車場にクルマを停め、細岡ビジターズラウンジで一休み。乗車時刻まで時間がなく見学できませんでしたが、近くの展望台から見える景色が釧路湿原を俯瞰的に眺めるのにピッタリだそうです。
定刻11時30分、釧路駅から来たノロッコ号1便が到着。終点の塘路駅まで2駅とわずかな区間ですが、指定席のある車両は窓が大きく開放的。天気も良く風が心地良い!
釧路湿原を蛇行しながら流れる釧路川はカヌーのメッカらしく、ノロッコ号が減速しているときカヌー数艇と遭遇しました。リアルジャングルクルーズは本当に気持ち良さそう(^^)
25分ほどで終点の塘路駅に到着。折り返しの釧路行が出発するまでの間、駅前にある広場の展望台に上り一面に広がる釧路湿原を堪能。素晴らしい景色としか言いようがありません。
みどりの窓口で聞いた通り多くの団体客は駅前で待っていた観光バスに乗り換え釧路行には乗らず、復路は指定席車両もガラガラでした。
MOOで買ったさんまんまをほおばりながら窓側でたくさん写真を撮ることができ大満足。釧路湿原駅に戻ったらクルマに乗り込み、虹別オートキャンプ場に向け出発!
道東観光の拠点
虹別オートキャンプ場を北海道キャンプ旅2017の拠点に選んだ理由はズバリ「道東のメジャーな観光地のほぼ中央に位置する」から。
湿原の釧路、牡蠣の厚岸、鮭の標津、昆布の羅臼、流氷の網走、ハッカの北見、マリモの阿寒湖などがほぼ同心円状に存在する好立地。砂湯のある屈斜路湖や霧に包まれた摩周湖もすぐ近くにあります。
どこからも微妙に遠いと言われると否定しようもないのですが、設営や撤収を繰り返しながらキャンプ場を転々とするよりは腰を据えて道東を観光できるかな、と(^^)
虹別オートキャンプ場に到着
釧路湿原駅から北上すること1時間、道東屈指の高規格キャンプ場「虹別オートキャンプ場」に到着。向かう途中にあったシラルトロ沼の景色が最高でした(^^)
先に結論を述べてしまうと、虹別オートキャンプ場はとにかく凄いの一言!大人370円、子供210円で泊まれるフリーサイトのコストパフォーマンスが悶絶もので、狭いし暑いし値段の高い関東に帰りたくないです。
場内の様子は半年後くらいにキャンプ場レポにまとめるとして、名誉ある「北のグリンヴィラ」の称号は虹別オートキャンプ場のためにあるといっても過言ではないと勝手に認定w
濡れたテントやタープを天日干し
カントリーファーマーズ藤田牧場で地獄の雨撤収に遭遇し、その後30時間ほどルーフボックス内に入れていた濡れたテントやタープを下ろし、フリーサイトの一角に広げて状態をチェック。
さすがはポリエステル、この程度の時間では放置しておいても全く問題ありませんでした。30分ほど天日に当てて乾かしている間にクルマから荷物を全て下ろし、表面が乾いたらサクッと設営。
翌日の不在中にゲリラ豪雨が来るとランドステーションの跳ね上げモードは倒壊の危険ありと判断し、リビングシェルとの連結はせずに出入口を数か所だけ開けたフルクローズ状態で設営完了。
レンタル自転車で場内を散策
虹別オートキャンプ場にはレンタル自転車(1台あたり1時間540円)があります。1,200円で1泊2日乗り放題の大子グリンヴィラと比べるとお値段は少し高めorz
2台借りて子供達と一緒に散策してみると、フリーサイトに隣接したパワーサイトには数台キャンピングカー(バンコン&キャブコン)がいるものの、場内で最も数の多い個別サイトにはテントやタープが見当たらず。
やはり虹別オートキャンプ場に来るテント泊キャンパーに人気があるのはコスパ抜群なフリーサイトなのかもしれません。この日はフリーサイト+パワーサイトで10組ほど滞在しているようでした。
アウトドアワゴンが大活躍
クルマを横付けできない虹別オートキャンプ場のフリーサイトでは、コールマンのアウトドアワゴンが大活躍!スノコを天板代わりに置き雑多な荷物をポイポイ放り込んでも目立たない(^^)
駐車スペースとサイトを仕切る垣根の間にアウトドアワゴンがちょうど通れるスペースがあり、センターハウス周辺は平坦な舗装路(区画サイト周辺は砂利道)なので重い荷物も軽々。
テントから炊事場まで100m程度と距離があるため、水を満タンに入れたウォータージャグやダッチオーブンなどの洗い物を持ち運ぶとき便利!
外食からの脱却
一昨日・昨日と外食続きだったため初日夜以来の自炊。虹別オートキャンプ場は大子グリンヴィラと同じく焚き火台の下に板を敷いて芝生を守るルールがあり好印象(^^)
釧路で買っておいた岩牡蠣をユニセラで焼き牡蠣にしたり、ファイアハンガーに吊るしたダッチオーブンで蒸し牡蠣にしたり、すだちやレモンを絞って生牡蠣として食べたり。厚岸産と仙鳳趾産を堪能しました!
翌日の天気予報は曇り。食事を終えると早々に子供達が力尽きてしまったため、場外の温泉には行かず管理棟のシャワーで汗を流し22時半にはお休みなさいzzz