北海道滞在3日目は移動日。カントリーファーマーズ藤田牧場で地獄の雨撤収を味わい、改めてルーフボックスのありがたさを実感しました。
ピア21しほろやしほろ温泉、阿寒丹頂の里など道の駅を巡りながら東に進み、道東最大の都市「釧路」に到達。名産品の海産物や釧路ラーメンは絶品でした!
終日雨が降り続きテント泊を断念し山花公園オートキャンプ場のコテージに退避。山花温泉リフレで汗を流せたものの、改めて前夜の秘湯かんの温泉の凄さを再認識(^^;)
この記事の目次
地獄の雨撤収
期待以上に満足度の高かった平和園士幌店。帯広周辺では有名な焼肉チェーン店のようです。キッズランドのような遊具がたくさんあり、昨年訪れたラッキーピエロ峠下総本店に似た不思議な雰囲気(^^)
朝早くから雲海を見に行き十勝を遊びまわった結果、食べ終わる前に子供達は爆睡。後部座席に乗せカントリーファーマーズ藤田牧場(以下、藤田牧場)に到着すると、既に時計の針は22時を指していました。
天気予報によると翌朝6時過ぎから雨が降ってくるはずだから5時過ぎに起きてサクッと片付ければ大丈夫だろうとシュラフに潜ると、1日で300キロ近く走ったこともあり大人も即寝zzz
ドドドドド…またしても重機の爆音が響き渡り朝4時に叩き起こされました。早めに片付けでも始めるかとシュラフから出るとポツポツと何かがテントに当たる音が聞こえるorz
どうやら天気予報よりも早く小雨が降り始めたようです。2日連続で早起きしたのに雨撤収となってしまうとは不運としか言いようがありません。ふて寝しようと思っても重機がうるさくて眠れないしw
スマホで雨雲レーダーを見ても徐々に雨脚は強くなる一方。藤田牧場は芝生にクルマを乗り入れることができないため地獄の雨撤収となることが確定。
ルーフボックスが大活躍!
雨脚が弱くなるまでの間、朝コーヒーを飲みながらリラックスタイム。リビングシェルを先に畳んでみたものの設営前と比べ格段に重く、トルテュproのような生地が分厚くて重い2ルームテントを持ってこなくて正解でした。
これまでの二桁回数に及ぶ雨撤収で得た教訓としては、ルーフボックスを設置してあると濡れ物一式を雑に放り込んでおけるためかなり便利!濡れて欲しくないシュラフや衣類、食材への影響が最小限で済みます。
とはいえルーフボックスは雨が降ると手が滑って閉めにくかったり、暑い日は熱くなって触れなかったり、洗車機が使えなかったりとデメリットもたくさんあるんですけどね(^^;)
7時半頃から再び雨脚が強くなり視界が悪くなるほど。ランドステーションの天井には大きな水溜まりができてしまい10分ごとに持ち上げて排水の繰り返し。
少し離れた場所にあるクルマとの間を何往復もして片付けるにはあまりにタフな状況ゆえ、1時間半ほど小雨になるのを待ちながらトランプしたり談笑したり。
レインウェアの力を借りて何とか荷物を運び終え、最後にランドステーションを畳みルーフボックスに押し込む頃には10時となっていました(^^;)
道東の道の駅を巡る
チェックアウト時に費用清算したところ家族4人で13,600円でした。関東の高規格キャンプ場だと珍しくない料金ですが、札幌から離れた電源なしのキャンプ場としては高めかもしれません。
改めて藤田牧場の方にお話を伺うと、場内では週に3回程度ハエ除けの薬を散布しているとのこと。牛舎やヤギ小屋が目と鼻の先にある環境にしては虫がかなり少ないのはキチンと理由があったのですね。
ちなみに3日間とも貸切状態。地獄の雨撤収を終えテントもタープもカラダもずぶ濡れですが、北海道らしい美しいフィールドに滞在することができ満足です。
- カントリーファーマーズ藤田牧場
- 道の駅ピア21しほろ
- 道の駅しほろ温泉
- 道の駅阿寒丹頂の里
- 釧路ラーメンまるひら
- 山花公園オートキャンプ場
道の駅 ピア21しほろ
藤田牧場からひたすら真っ直ぐの道を走ること20分、道の駅ピア21しほろに到着。昨夜通ったときは既に営業を終了しており様子を窺い知ることはできませんでした。2017年4月に移転リニューアルしたばかりの新しい施設のようです。
過去に数多くの道の駅を訪れましたが、ピア21しほろが一番キレイかもしれません。大子グリンヴィラに向かう途中にある道の駅常陸大宮を凌ぐほど館内は清潔そのもの。
美味しい地元食材をいただける気配を漂わせる「にじいろ食堂」で早めのお昼ご飯を済ませようと思ったのですが、残念ながら11時開店らしく営業時間外orz
photo by 士幌町観光協会
地産地消というのが正しいかわかりませんが、ピア21しほろの売店には「生産者還元用ポテトチップス」なる関東で見たことのない製品が売っており、コンソメ・塩・のり塩の3種類を買ってみました。これがまた美味しいのなんの!
帰宅後にネットで調べてみると、還元用チップスは士幌町でしか売っていないレアな限定ポテトチップスだったらしく、じゃがいもの一大産地ならではとのこと。もっとたくさん買っておけばよかったorz
この時点で今晩どこに宿泊するか、テント泊するかしないか含め決めていませんでした。知床方面に向かうなら一般道で摩周湖方面に向かい峠越え、釧路や厚岸方面に向かうなら本別から道東自動車道。
天気予報によると道東は終日雨。ただでさえ地獄の雨撤収を終えてヘトヘトなのに、さらに100キロ以上移動してから雨設営とか精神的にも体力的にも厳しい。
若干不本意ではあるものの1泊だけコテージに退避することにしました。まずは一般道で峠越えするルート上にある虹別オートキャンプ場に電話してみるとコテージはあいにく満室とのことorz
道の駅 しほろ温泉
とりあえず移動しながら探してみようとピア21しほろを出発し、山花公園オートキャンプ場に電話するとコテージに空きあり!本別ICを目指し一般道を走行中、道の駅しほろ温泉なる看板を見つけました。
ピア21しほろに立ち寄ったばかりということで一旦は素通りしてしまったのですが、ネットで調べてみると無料の足湯があるらしい!慌ててUターンし来た道を戻りしほろ温泉に到着。
そういえば雨中撤収時に着ていたレインウェアのままだったことを思い出し、足湯にのんびり浸かってリフレッシュしたあと着替えを済ませ釧路に向け出発(^^)
道の駅 阿寒丹頂の里
道東自動車道が年々延伸し2017年夏時点で釧路市街地の少し手前、阿寒ICまで開通していました。完成予定日は未定ながらあと少しで函館や小樽から釧路まで高速道路が全て繋がるようですね。
阿寒ICから釧路の市街地とは逆方向に進み、道の駅阿寒丹頂の里クレインズテラスに到着。マルシェやレストラン、美術館や国際ツルセンターなどピア21しほろとは別の意味で施設が充実しています。
1キャンパーとしては併設のキャンプ場が気になるところ。軽く場内を見学すると子供達の喜びそうな大型遊具はあるし日帰り温泉も歩いてすぐ。1泊1張750円とか色々価値観おかしくなりそうw
釧路ラーメンまるひら
北海道の3大ラーメンといえば札幌の味噌、旭川の醤油、函館の塩。そんな漠然としたイメージがありましたが、第4のラーメンというと釧路ラーメンが加わるそうです。
釧路市内のラーメン店を調べてみると「まるひら」というラーメン店が有名らしい。ミーハー魂全開で山花公園や釧路駅を素通りし14時ジャストに到着。依然として雨が降り続いているものの、ギリギリ並ばずに入店することができました(^^)
メニューは醤油ラーメンと塩ラーメン、普通・大盛・特大、以上。注文してから出てくるまで早くて驚きました。極めてシンプルな醤油ラーメンが疲れた体に優しく染み渡ります。
山花公園オートキャンプ場
まるひらの醤油ラーメンは子供達もかなり気に入ったらしく、結局4人で4杯食べきってしまいました。先ほど来た道を戻り15時半に山花公園オートキャンプ場に到着!
温泉だけでなく動物園まで隣接する珍しいキャンプ場です。コテージは新しくはないものの2階建てのしっかりとした建物。同じ1泊1万円強ならオートリゾート八雲のロッジのほうが桁違いにレベル高かったんですけどね(^^;)
シュラフや着替えなど必要な荷物を運び入れマッタリ休憩。ルーフボックスに突っ込んだままのテントやタープのことが気になりましたが、カビやすいコットン混紡ではなくポリエステルなので丸1日程度なら濡れたままでも大丈夫なはず…
山花温泉リフレ
センターハウスで洗濯機を回しクルマで5分ほど離れた場所にある「山花温泉リフレ」という若干バブリーな温浴施設に到着。やっぱりお風呂に入るとスッキリしますね(^^)
掲示されていた成分表示によるとナトリウム塩化物強塩泉らしい。オートリゾート苫小牧アルテンにある「ゆのみの湯」と同じく、子供達の大好きな塩味w
ゆのみの湯は源泉温度が50℃以上あるため源泉かけ流しの露天風呂でしたが、山花温泉リフレは循環・消毒しているとのこと…レジオネラ菌の問題があったのでやむなしとはいえ残念orz
かんの温泉の凄さを再実感
温泉に入るなら源泉かけ流し、できれば加水や加温がされていない状態が最高なんですが、キャンプ場に隣接する温泉だと意外と源泉かけ流しって少ないんですよね。
- 含芒硝重曹食塩鉄泉
- 含炭酸重曹食塩泉
- 重曹食塩泉
- 含硼酸重曹食塩泉
- 含石膏食塩泉
- 含硼酸重曹食塩泉
- 重曹硼酸食塩泉
- 含石膏食塩鉄泉
出典:Wikipedia「菅野温泉」
前日に行った然別峡かんの温泉は泉質の異なる8つの源泉から11の浴槽にお湯を引いており、いずれも加水・加温・循環・消毒なしの源泉かけ流しという驚愕のハイスペック。離れにあったイコロ・ボッカの湯なんて足元湧出の源泉かけ流しというかなり珍しいお風呂。
回転寿し まつりや
ネットで調べた口コミやセンターハウスで聞いたおすすめによると「まつりや」と「なごやか亭」が家族連れに人気とのこと。山花公園を出発し釧路の市街地にある「回転寿し まつりや 木場店」に行きました。
新橋店のほうが少しキャンプ場に近いのですが、両店舗に電話で混雑状況を確認したうえで並ばずに入れる木場店にしました。さすが港町、魚介類はなんでも美味しいです(^^)
関東の寿司チェーン店は価格帯と美味しさがほぼ相関関係にありスシローやはま寿司などはコスパ重視、一つ上のランクがすしざんまいや銚子丸などとなっており、まつりやの美味しさは後者に近い印象を受けました。
まつりやから山花公園に戻り乾燥機から洗濯物を回収しようとセンターハウスに近づくと、正面入口が見渡す限り虫に覆われています!息を止めて猛ダッシュで館内に入らないといけないレベルw
あぁ久しぶりにやってしまいました。乾燥機にかけてはいけない衣類まで全部まとめて乾燥機に突っ込んでしまったため、縮んだり毛羽立ったり明らかにダメになったもの多数orz
設営能力はあっても家事能力がゼロだと洗濯すらまともにできないことが証明されてしまった…都合の悪いことは寝たらキレイさっぱり忘れるだろうと海産物をツマミに晩酌したら少し早めにお休みなさいzzz