北海道滞在6日目は前夜の大雨から一転、強い日差しの晴天。虹別オートキャンプ場@標茶のフリーサイトで念願の乾燥撤収に成功しました。
阿寒横断道路を西に進み道の駅摩周温泉や阿寒湖アイヌコタンに立ち寄ったあと北海道三大秘湖の一つ「オンネトー」を観賞。この景色、またいつか訪れたい!
足寄の動物化石博物館でクリスタルや化石の採掘を体験し、道東キャンプ旅4ヵ所目の泊地となる士幌高原ヌプカの里に到着。十勝を一望する高台で星空に包まれる夜を過ごしました。
この記事の目次
雨のち晴れの乾燥撤収
天気予報通り雨が徐々に弱まり、朝方トイレに行った上の子の話によるとほとんど雨は降っていなかったとのこと。フルクローズ状態のランドステーションに出入口を3ヶ所設け、ケトルでお湯を沸かし朝コーヒー!
残り物で朝食を済ませ片付けを開始。前夜に男性陣だけ源泉かけ流しの温泉に入ったため、女性陣は朝から管理棟でシャワー。8時半頃から徐々に日差しが出てきました(^^)
噴水フルーツポンチ
テントやタープがキッチリ乾くまでの間、炭酸飲料・ラムネ・フルーツミックス缶詰が手元に揃っていたため噴水フルーツポンチを試してみました。
自宅でやると噴き出す炭酸の勢いが強すぎて床にダダ漏れする心配がありますが、大量にこぼれても被害の少ないアウトドアなら大丈夫。雑に扱っても掃除しやすい焚き火テーブルの出番!
炭酸水に溶け込んだ二酸化炭素とラムネの表面が反応することで一気に噴き出すようです。見た目にも楽しい噴水フルーツポンチに子供達は大盛り上がり、キチンとフルーツも摂取でき親としても推奨w
快晴に恵まれた撤収作業
ランドステーションとリビングシェル以外の大半をクルマに積み込み、表も裏も完璧に乾燥したことを確認したら急いで畳み11時ジャストに完全撤収&チェックアウト完了。
9時からの2時間は青空が広がり強い日差しが続き汗だくでの撤収作業となりましたが、地獄の雨撤収よりは数倍マシ。設営時と同じく撤収時もアウトドアワゴンが役に立ちました(^^)
子供達は再び自転車を借り場内を走りまくっていたようです。来年春まで収納袋に入れたままでも心配ないくらいキッチリ乾燥させることができ個人的に大満足!
キャンプ旅に欠かせない荷物減らし
北海道キャンプ旅もいよいよ終盤。荷物が多すぎると最後にお土産が積めなくなるという過去の経験から、不要と判断した衣類は速やかに自宅ないしは実家に送るのが吉。
残り日数と今後の行動計画からもう着ないであろう服や洗濯物をボストンバッグに詰め込み、キャンプ場近くのコンビニから発送しました。往路で福島から水着を送ったパターンと同じ(^^)
虹別オートキャンプ場は道東観光の拠点としてだけでなく、高規格キャンプ場としても一流のレベルにあるかと思います。勝手に「北のグリンヴィラ」と呼んでいますが、その名に恥じないクオリティの高さに感服しました。
道の駅摩周温泉
虹別オートキャンプ場から走ること30分、道の駅摩周温泉に到着。北東に進めば霧の摩周湖、北西に進めば砂湯のある屈斜路湖、西に進めばマリモの生息する阿寒湖があり、今後の行動を決めるうえで便利な場所にあります。
少しずつ道央に近づいてきているとはいえ道の駅摩周温泉から帯広まで3時間、札幌まで6時間とまだまだ先は長い。乾燥撤収を選んだことで当初の想定より1時間半ほど遅れて出発しており、残念ながら十勝に向かうルート上にない摩周湖と屈斜路湖は断念しました。
photo by GoogleMaps
道東は前年夏の台風で大きな被害を受けており、依然として通行できない道路があります。観光案内所で近隣の最新状況を尋ねると屈斜路湖畔のプリンスホテルから津別に向かう津別峠が土砂崩れのため通行止めになっているとのこと。
確かにGoogle Mapsの航空写真で見てもわかるほど盛大に斜面が崩落している…屈斜路湖は気象条件が良いと一面に雲海がかかることがあり(現状は津別側からしか行けない)津別峠の展望台から美しい景色を眺めることができるそうです(^^)
次なる滞在先を確保
前夜のうちに十勝で滞在する候補地を決めてあり、道の駅で休憩しながら最初に電話した「士幌高原ヌプカの里」が空いており無事宿泊先を確保!
あらかじめ調べていた日高沙流川オートキャンプ場まで一気に進みテント泊するという案もあったのですが、終日移動だけで終わってしまうのと乾燥撤収に成功したテントやタープが再び濡れてしまうのを嫌ってコテージ泊に(^^;)
じゃらんに掲載されていた「摩周丸かじりBOX」は女性陣に好評!地元食材を活かしたポークだんごやとうふナゲットなどが少しずつ詰め込まれており、これで1,000円とは相当お得かも。しかも美味しい!
くりーむ童話で売っていた桜餅ジェラートがこれまた美味しく、なんとも不思議な食感。もち米らしき粒が生地が練りこまれており、食後のデザートにピッタリ(^^)
道の駅摩周温泉を出て阿寒横断道路を西に進みマリモで有名な阿寒湖に到着。温泉街を抜け阿寒湖アイヌコタンに立ち寄ってみたけど…あまりに商売色が強すぎてビックリ。
五色沼オンネトーの絶景
道の駅摩周温泉で近隣の観光スポットを探していたとき「五色に輝く神秘の湖」が阿寒湖の近くにあると知り、五色沼とも呼ばれる阿寒国立公園オンネトーに行きました。
雌阿寒岳の噴火により西麓の螺湾川の流れが止められてできた堰止湖で、湖水は酸性で魚類は棲めないが、エゾサンショウウオとザリガニが棲息する。湖面は刻々と色を変えることから五色沼の別名もある。波のない時は雌阿寒岳と阿寒富士を映し出す。
波のある湖面はブルーではなくエメラルドグリーンのように見えます。遠くに見える2つの山(雌阿寒岳と阿寒富士)がとにかく美しく、青空とのグラデーションが最高!
展望台の奥に進むと茶屋があり、隣のオンネトー国設野営場をチラッと拝見。秘湯かんの温泉の隣にあった然別峡野営場と同じく雰囲気の良いワイルドなキャンプ場ですね…相変わらずヒグマが出そうなロケーションw
前日のホエールウォッチングや先日のトマム雲海など何度もキレイな写真に残しておきたい風景に出会いながら手持ちのカメラがiPhone6のみという屈辱orz
足寄動物化石博物館
オンネトー国設野営場からUターンせずにSUVの車高を活かして未舗装路をガンガン進み阿寒横断道路に合流。次の目的地「足寄動物化石博物館 フォストリーあしょろ」に到着しました。
数日前にカントリーファーマーズ藤田牧場@鹿追をチェックアウトしたとき、牧場スタッフの方に子供と一緒に楽しめる観光スポットとして教えてもらっていた場所です。金曜日の夕方ということもあり館内は貸し切り状態(^^)
楽しいミニ発掘体験
恐竜などの化石が展示された博物館を見るというだけでなく体験系のワークショップがあり、1つ200円で買った卵サイズの砂の塊を削る「ミニ発掘体験」がかなり面白い!
ひたすら削って何かに当たったら刷毛で砂をどかすとクリスタルや化石が出てくるという子供達にピッタリな発掘体験。相当ツボだったらしく何度も掘ってました。
ミニ発掘体験を終え大きな化石を観賞。博物館を出ると徐々に日が傾いてきており、数日前にすぐ近くで夕飯難民となった悲劇を思い出しました。
あらかじめ手を打つべく士幌高原ヌプカの里に電話しオススメの食事処を尋ねると、先日立ち寄った道の駅しほろ温泉の隣にあるカントリーロードというお店が良いとのこと。
早速カントリーロードが何時まで営業しているかネットで調べると…まさかの臨時休業。これはまずい、士幌周辺で夕飯にありつけないって数日前と全く同じパターンorz
Aコープ士幌ASPO
キャンプ場に向かう途中にあるスーパーで食材を調達しコテージで夕飯を作る作戦に切り替えることに。ふるさと納税で有名な上士幌町内で買おうと思ったものの、市街地をいくら走り回ってもスーパーが見つからない!
結局10分ほど町役場の周辺をウロウロしてみたものの一向にスーパーらしき建物が見当たらず。上士幌町内での買い物を諦め士幌町の市街地まで移動しAコープ士幌店ASPOにたどり着きました。
日没が近づいているため急いで買い物。半年ほど前に移転&リニューアルオープンしたばかりらしく品揃えも十分、何とか夕飯にありつける目処が立ちホッと一安心(^^)
士幌高原ヌプカの里
ASPOから走ること約20分、道東キャンプ旅4ヵ所目の泊地「士幌高原ヌプカの里」に到着。チェックインを済ませコテージで荷物を下ろし始めるとすぐに日没となりました。
管理棟で翌朝のチェックアウト時刻を聞かれ「8時には出たい」と伝えると、鍵や備品はコテージ内に置いたまま立ち去って構わないとのこと。これは嬉しい!
コテージは2階建てと聞いていたのですが、実際には3階建てのようにフロアが分かれており子供達にとっては秘密基地のよう。テント泊も好きですが時間がないときはコテージ泊が楽チンで良いですね(^^)
- 虹別オートキャンプ場
- 道の駅摩周温泉
- 阿寒湖アイヌコタン
- オンネトー
- 足寄動物化石博物館
- Aコープ士幌店ASPO
- 士幌高原ヌプカの里
十勝平野を見下ろす高台にあり夕暮れ時の景色は抜群。夕飯を食べ終え外に出てみると実に北海道らしい満天の星空に包まれました。感動的ですらあるけど写真はうまく撮れずorz
天候によっては眼下の十勝平野が雲に覆われることがあるらしい。星野リゾートトマムでの経験から4時過ぎに起きて観察しようと決め、翌朝の雲海を期待し22時にはおやすみなさいzzz