梅雨の時期はキャンプの休止期間。海の日以降の本格的な夏キャンプに向け半年に一度のキャンプ道具総点検ならびにメンテナンスを実施しました。
コンフォートマスターのチェアを新品同様に交換してもらったり、スノーピークのポールを無償で修理してもらうなどアウトドアメーカーのアフターサービスに感動しまくり!
寒い季節にだけ使う石油ストーブは燃料タンクを空にし腐食による穴開きを予防。割れていた耐熱ガラスや燃料漏れ防止のパッキンを交換するなど、手軽にできることは自分で作業してみました。
この記事の目次
スノーピーク神、再び降臨
購入2年で早くも4度目の修理となった2ルームシェルター「トルテュpro」。フレームの構造的に一番負荷のかかるリッジポール(テントの天井部)が変形しました。
ストア経由で依頼した10日後、オペレーションコアから連絡があり「この度の症状に関しての修理は無償でご対応させていただきます」とのこと。
神対応が再びキター!というわけで往復の送料、部品代、技術料を含め全て無料でした。永久保証というわけではないけどスノーピークのアフターサービスはホント頼りになります!
コールマンへ修理依頼
現在メインで使っているチェア4脚はコールマンの収束型。過去数十回のキャンプで2脚に何かしらの不具合が出ていたため、まとめて修理に出すことにしました。
本サービスをご利用いただく際、パッキングサービス料として¥864-(税込)いただきます。(修理品1個につき発生します。)
~中略~
サービスご利用時の合計金額のイメージ
例:お送りいただく際の送料 + パーツ料金 + 技術料 + パッキングサービス料 + ご返送時の代引き手数料 = お支払金額
ネットで調べてみると引き取り修理の仕組みがあるけど意外と費用が高い。5,000円前後で買ったチェアを直送すると合計2,500円くらいかかりそうな気配がプンプン。
幸いなことに自宅からスポーツバイクでも行ける距離に直営店(コールマンショップ流山)があるため、あらかじめ電話で聞いてみると直接持ち込みOKとのこと。
預けた翌日には修理費用3,000円の見積提示があり即座にGOサイン、その2日後には修理完了したから取りに来てくださいとの連絡がありました。
会社帰りに南流山駅から歩いてコールマンショップでチェア2脚を受け取り、自宅に帰って補修された箇所を確認すると驚いたことが…
コンフォートマスターが新品化!?
修理代金の内訳はキャンバスデッキチェアが2,000円、スリムキャプテンチェアが1,000円。どうやらコンフォートマスターは新品(もしくは程度の良い新古品)に交換された模様(^^)
壊れたのは背面脇にあるフレームの交差部分でしたが、部品交換ではなく全体的にキレイになっています。上の写真右が2年使用したもの、左が店頭で受け取ったものです。
明らかに生地のシミがなくなっているし、ウッドアームレストが日焼けしていない。同時に修理に出したスリムキャプテンチェアが泥まみれのままなのに、キャンバスデッキチェアは汚れが付いていない。コールマンまで神だったとはw
アルパカストーブの修理
寒い季節(HWからGW)に大活躍する反射板付き石油ストーブ「アルパカTS-77」。耐震消火装置が付いた新型「TS-77A」が発売され旧モデルとなってしまいましたが、今のところ大きな不具合もなく順調に動作しています。
最後の出撃となったゴールデンウィーク@北軽井沢スウィートグラスから帰宅後、念のためタンクが空になるまで燃焼し続ける「から焼き」を行いました。から焼きをすることで不純物が取り除かれるらしい。
十分に冷めた本体を拭き掃除しようと天板やコーナン五徳を外すと、燃焼筒ガラスがまさかのひび割れ。前から見ても全く気付かなかったのですが、反射板に面した後ろが割れていましたorz
耐熱ガラスが(ゴジラっぽく)割れた原因はいくつか考えられます。反射板の輻射熱に耐え切れなかった、移動時の衝撃で割れてしまった、実は最初から割れていたなど。とにかくいつ割れたのかも含め原因不明。
アルパカストーブは購入時に付いてくる梱包材代わりの段ボールでガラスを覆っておくと移動時の衝撃に強くなるらしいのですが…そんなことは露知らず、既に捨ててしまっていたので純正ケースに入れて持ち運んでいました。
ちなみにキャンプでの使用回数は20回程度(1シーズン平均10回程度)、自宅での使用回数は10回程度です。早速交換部品が売っていないかネットで調べるとヤフーショッピングとヤフオクにありました。
耐熱ガラス交換
より安心感のあるヤフーショッピング経由で注文すると数日後に耐熱ガラスが到着。新旧を比較してみると作りの違いに愕然…交換部品のほうが(バリなどもなく)工業製品として断然よくできています。
交換説明書に従いサクッと交換完了。さらにヤフオクを眺めていると気になる交換部品が出品されていました。アルパカ専用のゴムパッキンです。
韓国製のアルパカと国産のフジカハイペットの大きな違いが本体を傾けたとき燃料が漏れるか否か。アルパカは燃料を満タンにしてからキャンプ場に向かうとダダ漏れすると評判w
そんな燃料漏れの原因と言われている箇所は複数あり、主要因が火力を調節するレバー部分。ゴムパッキンの隙間から灯油が漏れることが多いとのこと。
替えゴムをヤフオクで落札すると詳細な交換説明書が付属していました。手順自体は燃焼筒ガラスより複雑でしたが、効果のほどはよくわからないイマイチ微妙な作業(^^;)
から焼きを終えたにも関わらずアルパカ本体をゆすると燃料タンク内には若干の灯油が残っており、このまま放置して秋になるとタンクの底が腐食し穴が空いてしまうかも。
全ての燃料を排出しきるためホームセンターで細長いスポイトを買ってきました。手作業で少しずつ灯油を抜き取り本体を振っても音がしなくなったら全ての作業が終了。
揮発性の高い液体には不向きとスポイトに書いてありましたが、灯油はホワイトガソリンに比べ揮発性が圧倒的に低いので問題ないはず(^^;)
黒皮鉄板のお片付け
ユニフレームのダッチオーブンやスキレットはキャンプ初心者にも扱いやすい黒皮鉄板製。ステンレス製には敵わないものの鋳鉄製と比べお手入れが簡単!
オリーブオイルを熱してくず野菜を炒めて鉄を鍛える…なんて面倒なことはクリアラッカー塗装を落とすためにシーズニングした初回のみ(^^;)
面倒くさがりやの自分としては毎度の片付けは水洗いして乾かすだけ。洗剤を使って洗ったり煮込み料理のときだけ表面にオリーブオイルを塗るくらいでした。
- 揚げ物→水洗いして乾かすだけ
- ロースト→こげ落とし後は同上
- 煮込み→洗って乾かしたあと油を塗る
先日のアウトドアショップ巡りでロッジのスクラブブラシを入手したので、使い勝手のお試しを兼ねて赤錆びがないか点検&洗いなおすことに。
スクレイパーとスクラブブラシ
汚れが落ちきっていれば何の問題もないのですが、ダッチオーブン10インチは成田ゆめ牧場のコストコ食材キャンプでローストチキンレッグを作ったあと焦げ付き多数。このまま放置しておくと赤錆の原因になるかも…
自宅のシンクでお湯を流しながらユニフレームのダッチスクレイパーでガリガリ。洗剤を使わなくても気持ち良いくらい焦げが落ち、とてもキレイになりました!更に細かい汚れはスクラブブラシで取り除き掃除完了。
ちびパンの掃除
小さなフライパン代わりとして使用頻度の高い小型スキレット「ちびパン」は細かいことを気にせず洗剤とスポンジでゴシゴシ洗い、IHクッキングヒーターで水気を飛ばしたあとオリーブオイルを塗って完了。
最近シーズニングと呼べるようなことをほとんどしていませんが、特に錆びることも無くすこぶる順調です。ちなみにスポンジはダスキンの台所用が長持ちして使いやすいです(^^)
最終使用が揚げ物だったダッチオーブンハーフは洗剤を使わずに水洗いして水気を飛ばしたらおしまい。揚げ物しただけでシーズニングと同様の効果があるため改めてオリーブオイルを塗る必要もありません。
シーズンオフなどある程度長期間保管するときは新聞紙を丸めて入れておくと湿気取り代わりになるそうです。朝刊も夕刊も取っていないので我が家では全くやってませんがw
スクラブブラシがあまりに良い感じなので、ついでにユニセラやファイアグリルもゴシゴシ。これはホント買って良かった便利アイテムでした!
コーナンラック2段化と色塗り
キャンプ道具置き場に長らく放置されているコーナンラックを再活用することにしました。コーナンラック3段のネジを外しローダウン化!
分解した木材とネジを組み合わせるとコーナンラック2段が計3台出来上がりました。3つ目のラックは上段と下段の開き方が逆になるようです。
表面のカビや汚れ、天板のバリを取るためホームセンターで買ってきた荒い紙やすり(#120)を全体にかけ、細かい紙やすり(#240、#400)でツルツルに。
水性ステインを塗りこみ2時間ほど乾かしたら2度塗りして様子見。最近ユニフレームのフィールドラックに出番を奪われ使う機会の無くなったコーナンラックですが、2段化するとぐらつきが少なく使い勝手が良さそうです。
テンティピやピルツのようなワンポールテントに薪ストーブをインして家族4人で雑魚寝するようなときまで再び倉庫でおやすみなさいzzz
焚き火タープの自在交換
テンマクデザインのポリコットン幕「焚き火タープTCレクタ」に付属していた赤いリフレクティブロープ。質感や色合いなど気に入っているのですが…プラスチックの自在だけがイマイチ。
リフレクティブロープは1巻20mで単品販売されているだけでなくWILD-1店頭では5m単位でバラ売りもされています。夜に光を反射してくれる便利なロープです。
ロープにしっかりと食い込むプラ自在は滑ることが一切ないのですが、テンションを微調整するとき扱いにくく他の自在金具に交換したいと考えていました。
同じテンマクデザインのアルミ三角自在(赤と青の2色)は1個120円前後と庶民価格で4mm~5mmの太さに対応しており、まとめ買いして全交換しました。
三角形の自在金具はウェザーマスターやノルディスクにも採用されており信頼の置けるものです。テンションを微調整しやすく適切な太さのロープを使えば滑った経験もなし。
ウェザーマスターは単品での入手が難しくロープとのセット販売、ノルディスクは詐欺としか思えないほど高額。テンマクとオガワが入手しやすいです(^^)
火器まわりのメンテナンス
ファミリーキャンプで使用頻度の高いユニフレームのツインバーナー。様々な料理を作る過程で吹きこぼれていたのか購入当初ほど安定しなくなってきましたorz
青い炎の中に赤い炎が混じるため歯ブラシでゴシゴシ擦って掃除したり、点火プラグの調子が悪く一発で着火しなくなった電極の位置を微調整。本当は分解したかったけど怖くてできなかったw
ツインバーナーを使っていて困ることの1つが中途半端に残ったガス缶の処分。そのまま捨てるわけにもいかず、かといってトーチで使うにしても消費量が追い付かず。
いよいよ自宅に置いておくのが邪魔なほど集まったためユニフレームのガス抜きクリップを購入しました。これさえあればガスを完全に放出してからゴミ捨て場に心置きなく捨てられる!
いざやってみるとガス抜きに恐ろしく時間がかかります。並行してSOTOのスライドガストーチに充填したり、トーチのバルブを全開にして放出したり、結局1時間半くらいかかりましたorz
まとめ
キャンプに行けない梅雨休みを利用して収束型チェアやリッジポールを修理に出してみたところ、スノーピークもコールマンも期待以上の神対応でした!
他にもリビングシェルのクロスフレーム部にあるベルクロテープを引っ張りやすくするため紐を付けたり、ランドステーションの中央にたねほおずきをぶら下げるためのロープを作ったり。
半年に一度しか腰を据えて取り組めていないキャンプ道具のメンテナンスですが、燕三条の魂が宿ったスノーピークやユニフレームの製品はキチンと整備すれば長く使えるのが最高ですね!