岐阜発のガレージブランド「CAMP MANIA(キャンプマニア)」のファイヤーハンガー&ファイヤーハンガーテーブルを入手しました。無骨なデザインがとにかくカッコイイ!
職人による精巧な曲げ加工が施され便利さも兼ね備えた逸品は模倣品が出回るほど大人気。焚き火が大好きなキャンパーのマストアイテムかも!?
熱々のダッチオーブンやスキレットをそのまま置けるローグリルスタンドもあわせて入手。キャンプ4年目にしてようやく焚き火まわりのレベル上げに着手(^^)
この記事の目次
CAMP★MANIA PRODUCTS
photo by CAMP★MANIA
CAMP★MANIA PRODUCTSは岐阜を拠点に活動するアウトドア系ガレージブランド。テーブルやチェア、ラックなどオリジナリティ溢れる製品ラインナップが魅力たっぷり!
木製から金属製まで大手メーカーが取り扱わないような独創的なキャンプ用品を幅広く展開しており、WILD-1やGRAND lodgeなどでも一部の商品が販売されています。
店頭やグループキャンプで見かけカッコイイと思うことはあっても購入に至らなかった理由の1つが「今すぐ必要なアイテムではなかった」から(^^;)
photo by CAMP★MANIA
子供達と楽しくキャンプするだけならユニフレーム製品を揃えれば火まわりで困ることがなかったのです。全体的にお値段高めだしw
キャンプマニア製品は入手経路が極めて限られており、Amazonや楽天市場ではまず見かけることがありません。定期的にセールが開催される近所のスポオソやヒマラヤも同様。
せっせとポイントを貯めているスノーピーク製品以外、ほとんどのキャンプ用品をAmazonで買う自分としてはキャンプマニアとの接点がほとんど無い(苦笑)
トライポッドに憧れを抱く
徐々にキャンプ道具を買い増し&買い替えキャンプ4年目を迎えた現在、我が家の焚き火まわりはユニフレームのファイアグリル&焚き火テーブル。キャンプデビュー当時から全く変わらないコスパに優れた横綱コンビです。
焚き火の上からケトルを吊るすワイルドなスタイルに長年憧れを抱きつつ、熱々のダッチオーブンやスキレットを直接置ける場所があれば完璧!ということでバージョンアップを図ることに(^^)
王道は焚火台を囲む金属製のテーブルとトライポッドの組み合わせかと思います。コールマンのファイヤープレイスシリーズ(テーブル&スタンド)が便利そうだけど…少し視点を変えキャンプマニアに注目!
キャンプ予定のない週末にWILD-1の旗艦店「WILD-1印西ビッグホップ店」を徘徊していると、わずかながらキャンプマニア製品の店頭在庫があり前々から気になっていた商品を買ってみました。
- FIRE HANGER Lサイズ
- FIRE HANGER TABLE 01
- LO GRILL TABLE Mサイズ
いずれの製品も丈夫な鉄でできており、表面には黒い電着塗装が施されています。スノーピークのソリッドステークや村の鍛冶屋のエリッゼステークと同じ塗装方法で、錆びにくく滑らかな塗装面ができるそうです。
金属製の被塗物への塗装方法の一つ。複雑な形のものも均一な厚さに塗装でき、ロスが少なく、塗装時間が短く、経済的かつ安全であるため、自動車ボディ、電気機器部品などの塗装に広く利用されている。
出典:コトバンク「電着塗装」
FIRE HANGER
キャンプマニア製品のなかでトップクラスの人気を誇るのが「ファイヤーハンガー」。地面に太い鉄筋(ベースポール)を突き刺し、火まわりで役立つアイテムをぶら下げておく男気溢れる製品です。
どうやら岐阜の職人が1つずつ手作りしているらしい。2本のハンガーには絶妙な曲げ加工が施されておりベースポールにセットしやすくなっています。数多くの模倣品が登場するほど大人気!
スノーピークも「焚火ツールポール」なる新製品を2017年に発売しましたが、ファイヤーハンガーに多少なりとも影響を受けたのではないかと邪推(^^;)
photo by CAMP★MANIA
炭トングやグローブ、ケトルなど軽いものを吊るすだけでなく、可能であればトライポッドのようにダッチオーブンを吊るしたいと考え、一番大きな「Lサイズ」にしました!
比較 | 太さ | ベース | 棒1 | 棒2 | 重さ | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|
Lサイズ | 16mm | 112cm | 39cm | 32cm | 3kg | 9,800円 |
Mサイズ | 13mm | 100cm | 32cm | 29cm | 2.2kg | 8,800円 |
Sサイズ | 9mm | 90cm | 27cm | 24cm | 1kg | 7,800円 |
キャンプ道具は大が小を兼ねないというのが通説ですが、ファイヤーハンガーも同じか気になるところ。Lサイズの全長112cmというのは車載の難しさがありますね(^^;)
ファイヤーハンガーの収納ケース
ファイヤーハンガーが入っていた筒状の段ボールは収納箱として役立ちそうなので捨てずに取っておくとして、そのまま使い続けるとすぐボロボロになりそうorz
【保険のご案内】お客様に安心してお使いいただくため、キャンプマニア製品には生産物賠償責任保険が付いています。
キャンプマニア製品には保険が付いているから安心とはいえ、できれば大事に使っていきたい。持ったときの太さと長さで収納袋の候補が思い浮かびました。
これはきっと竹刀を入れる袋が収納袋の代わりになるに違いないと!Amazonで竹刀が2本入る竹刀袋を注文し試してみると、余計な部分が全くないほどドンピシャでした。かつての剣道経験と知識がこんなところで役に立つとは(^^;)
スノーピークのパイルドライバーケースやテンマクデザインのポールケースロングも悪くはないけど…底面が補強され貫通しづらい袋であれば何でも良く、1,000円以下でゲットでき大満足。
FIRE HANGER TABLE
ファイヤーハンガーで直火料理をしたいなら純正オプション品の「ファイヤーハンガーテーブル」は絶対に持っていたほうが良いらしい(店員さんのアドバイス)。
本体付属のハンガーと同じく絶妙な曲げ加工が施されており、ベースポールにしっかりと引っかかります。テーブルに何も乗せていないと不安定になるので、使わないときは濡れた靴とか乾かしておくのが良いかも(汗)
Lサイズに適合するテーブルは大小2種類あり、車載しやすそうな「FIRE HANGER TABLE 01」を買いました。ファイヤーハンガー本体とそう変わらない値段にビックリ(^^;)
当初の目的であるダッチオーブン10インチを乗せることができるか試してみると、サイズ的に余裕があり全く問題ありませんでした!
ダッチオーブン12インチは10インチと比べ劇的にサイズも重さも変わるため、余裕をもって使うなら10インチまでが限度かと思います。万が一重さに耐え切れない事故が起きると相当大変なことになるので(^^;)
LO GRILL TABLE
キャンプマニア製品のなかでファイヤーハンガーと共に人気があるのが「ローグリルスタンド」。天板が網目になった金属製のローテーブルです。
税抜定価4,200円と比較的手頃な価格で販売されています。WILD-1印西ビッグホップ店の店頭在庫が残り1つだったこともありほぼ衝動買いw
耐荷重30kgと強度に優れており、熱々のダッチオーブンやスキレットを乗せることができます。天板の大きさはダッチオーブン10インチとスキレット10インチを両方乗せても余裕のあるサイズ。
ユニフレームのフィールドラックや焚き火テーブルとスペックを比較してみました。使用時の高さは25cmとやや低め。フィールドラックを少し高く、少し大きくしたサイズ感です。
比較 | 横幅 | 奥行 | 高さ | 重さ | 耐荷重 | 天板 | 税込定価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【キャンプマニア】 ローグリルスタンド |
60cm | 45cm | 25cm 5cm |
5.5kg | 30kg | 鉄 | 4,536円 |
【ユニフレーム】 フィールドラック |
60cm | 35cm | 23cm 1cm |
1.7kg | 30kg | ステンレス | 3,900円 |
【ユニフレーム】 焚き火テーブル |
55cm | 35cm | 37cm 2.5cm |
2.3kg | 50kg | ステンレス | 7,500円 |
ユニフレーム製品らしい地味なデザインはさておき、薄さと軽さ、価格においてフィールドラックの優秀さが際立ちます。巷の噂によるとシルバーからブラックにモデルチェンジしたことで一層人気が高まっているそうです。
フィールドラックや焚き火テーブルと近い天板サイズということは…庶民キャンパーの味方、キャプテンスタッグの大型収納トートバッグとの相性も良いはず。
新たにMサイズを買い増しローグリルスタンドを入れてみると予想通りジャストサイズでした!トートバッグだと多少のサイズオーバーを吸収してくれるし全く問題なし(^^)
ローグリルスタンドの欠点
ローグリルスタンドは5.5kgとかなり重いです。ステンレスと鉄の違いによりフィールドラック3台よりローグリルスタンド1台のほうが重いという驚愕の事実。
フィールドラックや焚き火テーブルのような脚をロックする機構がなく、持ち運ぶときも広げるときも脚がブラブラします。固定されないことで使用中に横から衝撃を受けると転倒するかもしれないという不安があります。
ファイヤーハンガーと同じく電着塗装が剥げれば鉄が露出し、そのまま放置すれば高確率で錆びます。直火にかけるワイルドな使い方も一応可能ですが、たぶんすぐに変形したり剥げてきます。
熱々のダッチオーブンやスキレットを乗せておける一時的な底上げがほしいだけであれば、各社から発売されているダッチスタンドが安くて汎用性があり無難かと思います。
もし五徳的な使い方もできるスタンドであれば天板の高さを5段階から調節できるハイマウントのアジャスタブルグリルのほうがコンパクトで融通が利きます。
ローグリルスタンドのような商品は見た目の良さで買う方が多いと思うので、利便性とか語っても無意味かもしれませんね(汗)
まとめ
アウトドア系ガレージブランド「キャンプマニア」のファイヤーハンガーやローグリルスタンドは塗装の剥げや細かい傷を気にせずワイルドに使いたい焚き火のお供!
焚火台とセットで使うだけでなく、直火できる場所や野外炉が設置されたサイトでも役立ちそうです。実用的な製品と散々悩んだけど、たまには見た目や雰囲気重視なキャンプ道具も悪くないかなと。LOVE焚き火!
Amazonや楽天市場でも販売してくれるとキャンプマニア製品が好きになるキャンパーの裾野が広がると思うのですが…大量生産できない代物だから仕方ないのかもしれませんね(^^)