今シーズン初の石油ストーブ投入!9月最後の週末はコールマンがプロデュースした高規格キャンプ場「エンゼルフォレスト那須白河(旧:羽鳥湖高原レジーナの森)」に行ってきました。
キャンプ場の目の前に広がる人造湖「レイクレジーナ」で子供達がルアーフィッシングに挑戦。30センチを超えるニジマスを釣り上げてビックリ!ユニセラで塩焼きにして美味しくいただきました。
カヌーやサイクリング、アイスクリーム作りなど子供達が楽しめる豊富なアクティビティに大満足。温泉やプールも充実しており期待を遥かに上回る快適な秋キャンプでした。
この記事の目次
キャンプハロウィーン!?
当初の予定ではキャンプアンドキャビンズ那須高原の語らいでキャンプハロウィーンに参加する予定でしたが、諸事情によりグループキャンプを断念。
家族4人だけで行くこともチラッと考えたのですが…ハロウィン月間にもう一度グループキャンプする予定があり、無理して行くほどではなかったため前日にキャンセルしました。
代わりに金曜昼時点で空きのあったエンゼルフォレスト那須白河(以下、エンゼルフォレスト)の電源なしサイトを確保。何となく場所的に「那須」という名称には違和感がありますw
エンゼルフォレストと口頭で言われてもピンと来ませんでしたが、2017年8月まで羽鳥湖高原レジーナの森(以下、レジーナの森)と呼ばれていたキャンプ場のことです。
ネットで口コミを調べてみると「温泉やプールが充実した林間サイト」ということはわかりましたが、同じ福島県にあるフォレストパークあだたらほどリアルな評判を聞いたことがなく半信半疑。
コールマンがプロデュースしたキャンプ場ということくらいは知っていましたが、期待を遥かに上回るステキなフィールドだったとは…
テント泊の準備を整え6時半に自宅を出発!南関東から遠い福島県とはいえ那須ICの次にある白河ICで降りるため、精神的にも体力的にもそれほど負担感がありません(^^)
途中の佐野SAと那須高原SAで休憩しつつ3時間半でイオン白河西郷店に到着。つい先ほど負担感が無いと書いたのにいきなり訂正、東北道で事故渋滞があり結構疲れましたorz
飲み物や食材などを手早く調達し終えレジーナの森へ直行するか悩みます。早めにチェックインしても設営することはできないもののお風呂やプールは入り放題、アクティビティもできるらしい!
白河小峰城を散策
今回は子供達のお勉強も兼ねて史跡を観光してみることにしました。日本100名城の1つ、白河小峰城(白河城や小峰城とも)に立ち寄り。東日本大震災で被害を受け石垣を修復中でした。
小峰城は戊辰戦争における白河口の戦いで大半を焼失しており、本丸の三重櫓は25年ほど前に復元されたものだそうです。明治維新に興味のある方ならご存知かもしれませんね!
東北から関東に攻め寄せて来る敵に備える造りだったため、南から攻める新政府軍に有利で北から攻める旧幕府軍に不利だったのかなと素人ながら考える機会になりました(^^)
エンゼルフォレスト那須白河
開店時刻の11時ジャストに白河ラーメンの名店「とら食堂」に着いたものの店外だけで100人近く並んでいる…これから行列に並んで食べるとキャンプ場に着くのがだいぶ遅くなりそうorz
とら食堂を断念しコンビニで買ったおにぎりやパンを食べつつ走ること40分、エンゼルフォレストに到着!どうしてもレジーナの森の印象が強く、やっぱり名称には慣れが必要ですねw
駐車場にクルマを停めセンターハウスに向け歩いていると、とにかくワンコを連れた家族連れやカップルの多いこと。過去に行った多数のキャンプ場と比べても圧倒的なワンコ同伴率!
もはや「ワンコの楽園」と呼んでも過言ではないほどワンコ祭り!飼い主の方がみなさんしっかりされているため強い犬の毛アレルギーのある自分でも全く問題なく過ごせました。ワンコが苦手な方でも全く心配ないと思います。
少し早めに着いたためセンターハウスで先にチェックイン手続き。キャンプ場の受付というよりはホテルのフロントのような内装、トイレもキャンピカ富士ぐりんぱ以上のレベル…これは超高規格キャンプ場な予感(^^)
北海道オートリゾート3兄弟(滝野・苫小牧アルテン・八雲)や大子グリンヴィラと同じく高規格キャンプ場の代名詞「入場ゲート」が設置されていました(^^)
レンタサイクルで場内を散策
13時まで設営することができないため広大な場内の雰囲気を見てまわるべく自転車を4台借りて散策開始!キャンプ場はまだ設営されている人がほとんどおらず見学し放題でした。
横長の楕円形になった場内は木々に囲まれており、各サイトの大きさや形状は様々。ランドロックのような大型2ルームテントを張ることができないであろう小さな区画もありました。
地面はC&C那須高原やメープル那須高原と同じく砂利敷き、上を見上げると緑が強い日差しを遮ってくれ雨さえ降らなければタープは不要と思えるほど。サイトの使い勝手はとても良さそう!
サイクリングコースを走りレイクレジーナの反対側から管理棟方面を眺めると、その美しさにしばし立ち尽くしてしまうほどでした。リゾートとしての環境の良さに大満足。
子供達は近くの小川に葉っぱを流して遊んだり湿地園を迷路のように探検したり、釣り人がニジマスと格闘するシーンを羨ましそうに眺めていたようです。
家族4人で自転車に乗って出かけられる日が来るとは感無量。その後も舗装路を中心に走りまくり、散策途中で13時となり駐車場からクルマを移動し設営開始。
あらかじめ2ルームテントを張りたい旨を予約時に伝えていたため善処してくれたらしく細長いながらも広めの区画でした。奥側にトルテュproを設営し手前にクルマを停め設営完了!
サイトの形さえ有効活用できれば傾斜も少なく全体的に高評価。空いたスペースに焚き火タープTCレクタを単独で張れるほど余裕があったため駐車場所込みで150㎡は確保されていたのかもしれません。
設営を終え一段落したらチェックイン時に予約しておいた簡単アイスクリーム作りに挑戦。基本的な作り方は過去に星に手のとどく丘キャンプ場などで体験したときと全く同じ(^^)
牛乳や生クリームなどの材料を容器に入れガムテープで入念に密閉し、氷に塩を混ぜて温度を下げてひたすらシェイクすると手作りアイスクリームの完成!
レイクレジーナで釣り体験
上の子がソトデナニスル2017の金魚釣り大会で優勝したことで自信をつけたらしく、どうやら釣りに興味があるらしい。本当に釣れるかわからない「ルアーフィッシング」を試してみることにしました。
とはいえ子供達は誰でも簡単に釣れるようなエサ釣りしか体験したことがなく、もちろん釣り道具も一切持っていません。そんな釣り初心者のために用意されているのであろう「ちょい釣りセット」を借りてみました。
釣り体験1時間+ロッド一式(竿やルアー)+ネット+針外し+ハサミがセットになっており、手ぶらでキャッチアンドリリースを楽しめるらしい。それにしても目の前に広がるレイクレジーナの湖面が鏡のように空を映す光景が美しすぎる!
成田ゆめ牧場にある「浮きが沈んだら上に引っ張る」という基本的なエサ釣りしか知らず、最初はルアーフィッシングがどんな風にすれば魚を釣れるのか想像もできなかったと思います。そもそもリールすら初めて見たはず。
自分は20年以上前にダムや湖でブラックバスやニジマスを釣ったことがあり、かろうじてルアーの投げ方と名称だけは覚えてました。
人差し指を離すリリースポイントだけ伝授すると数回でルアーが前に飛ぶようになり、30分ほどで安定して遠くまで投げることができるようになりました(^^)
とはいえリールをどの程度のスピードで巻いていけばよいのか検討もつかず、竿を動かしてみたり早く巻いたり遅く巻いたり。ちょい釣りセットはルアーを交換できないため、場合によっては全く釣れずに終わる可能性もありました。
10秒おきに水面でニジマスが跳ねているのが見え、目視でも魚が確認できる状況。これは何としても子供に1匹釣らせてあげたい…と願うものの、徐々に日が落ちてきたため女性陣は夕飯の準備をするためテントに戻り男性陣で粘ってみます。
徐々に場所を移動しつつレイクレジーナの湖畔に並んで建つレイクサイドヴィラの前で投げること十数回、遂に子供の竿にニジマスがヒット!
釣り上げたニジマスを塩焼きに
竿がかなり柔らかいため最大150度近くしなっており、大物を釣れている感が出ていて獲物とのファイトがとにかく楽しそう。ラインのテンションが緩まないよう慎重かつ大胆にリールを巻きます。
足元近くまで何とか引き寄せランディングネットですくい上げ、遂にルアーフィッシングでニジマスをゲット!若干小ぶりではあるものの大人の手のひらを遥かに上回る30センチ以上はありそうな大きさです。
1時間あたり500円で延長できるちょい釣りセットを売店で返却し、テントに戻って釣果をみんなで確認。気のせいか子供の鼻がニョキニョキと伸びているようなw
ニジマスの一番シンプルな食べ方といえば炭火の遠赤外線でじっくり焼き上げる「塩焼き」ということで、炊事場でハラワタを取り除きたっぷり塩をかけツインスキュアーを刺しユニセラで調理。
今回釣り上げたニジマスは焼き網のサイズにギリギリ収まりましたが、これ以上大きいのが釣れるとコンパクトなユニセラでは厳しいかもしれない(汗)
サーモンやマグロなどしか食べてくれない子供達がニジマスをパクパク食べてくれたのが印象的でした。やっぱり自分で釣り上げた魚というのは何倍も美味しく感じられるようですね(^^)
秋らしく冷え込んだ夜
ダッチオーブンで作った牛タンの塩釜焼きやハロウィンメニューをツマミに焚き火を囲みながらB型家族の自由時間。スマホをいじる人、ハイバックチェアでうたた寝する人、スプラトゥーンに興じる人、話し相手がいなくて焚き火とにらめっこする自分w
9月末にも関わらず6℃前後まで冷え込みました。AC電源の無いサイトで予約していたためホットカーペットや電気毛布は持参せず、石油ストーブ「アルパカ」を今シーズン初めて投入。
大人はナンガのオーロラ450DX、子供はコールマンのキッズマミー+湯たんぽで寒さを感じることなく眠ることができました。体力を十分に回復させるためにも寝床には多少お金をかけてでもこだわらないといけないな、と再認識。
コット寝は地面から底上げされているため冷えにくいものの、0℃前後まで気温が下がるとホットカーペットなど敷かないと底冷えが気になります。インフレーターマットとの併用を検討中。
翌朝は子供達を連れて再び場内を散策。レイクレジーナは相変わらず見事な景色ですね。テントサイトも虫がほとんどおらず、前夜はトルテュproのフロントパネルを寝る直前まで開放していても全く問題ありませんでした。
夕方から降りはじめた雨の影響で朝方まで雨粒がポツポツと上から降ってきており、テントがなかなか乾かない林間サイト特有の現象に若干苦戦(^^;)
プール&温泉が超充実
朝食を軽く済ませ「今日もまた釣りに行きたい」と騒ぎ出す子供達をうまくかわしつつ9時50分に撤収完了!再びチョイ釣りセットを借りてニジマス釣りに挑戦するもなかなか連れず大苦戦orz
ニジマス釣りを数時間楽しんだらセンターハウスの隣にある天然温泉「彩光の湯」と屋内プール&庭園露天風呂「ガーデンスパ」に移動。男性陣だけ前夜に一度入っていたのですが、改めて家族4人で水着に着替えて入ってみることにしました。
プールや温泉のある人気キャンプ場といえば大子グリンヴィラのイメージがありますが、レジーナの森は桁違いのレベル。これだけのために当地を愛するキャンパーがいても不思議ではないほどのクオリティ!
レジーナの森は福島県の林間サイトにしては値段が高く、行くまでは若干及び腰な面もあったのですがプールやお風呂に入りたい放題でアクティビティも充実。これなら多少高くても不満はありません。
レジーナの森の入口近くにある「道の駅 羽鳥湖高原」に立ち寄り飲み物を調達し市街地に向け山下り。正直な感想として東日本屈指の人気キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」よりレジーナの森のほうが予約を取りやすく、総合的には評価上ではないかと感じました(^^)
白河ラーメン「とら食堂」
何度か行ったことのある千葉県の分店の傾向からして早めにスープがなくなり暖簾を下ろしてしまうだろうと予測し、とら食堂に向かう道中で電話すると「今ならまだ大丈夫」とのこと。
予想通り自分達の数組後で受付終了となってしまいました。40分ほど行列に並び入店。ルアーフィッシングとプールと温泉を楽しみすぎて昼ご飯を食べていなかったためお腹はペコペコ。
大人は大盛りラーメン、子供は普通盛りラーメンを注文し全員残さず完食!シンプルな中華そばですがご当地の名物を食べることができ大満足です。とら食堂とレジーナの森の組み合わせは悪くないかもしれませんね(^^;)
レイクレジーナの沼地にはまり子供達の靴がダメになったため前日食材を買ったイオンに立ち寄り靴購入。キャンプのとき大人はKEENの防水トレッキングシューズを履いているのですが、これまで浸水実績ゼロで脱ぎ履きしやすく超優秀で気に入ってます(^^)
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白河ICから東北道に乗り南下を開始。関越道と比べ慢性的な渋滞は少ない印象のある東北道ですが、前日の往路に続き再び事故渋滞。Twitterで調べてみると佐野の手前、北関東道と分岐する岩舟JCTで大事故が発生し全く動いていない模様…またかorz
手前の栃木ICで一旦東北道を降り一般道で佐野藤岡ICから再び東北道に乗ると20分程度のロスで済みました。とはいえ自宅に着いたのは22時半。千葉から福島は近くはないけど、頑張って行った価値は十二分にあったと感じた2日間でした(^^)