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春分の日の3連休は千葉県山武市にある有野実苑オートキャンプ場に行ってきました。突風に煽られることも雨に降られることもなく天候に恵まれた3日間でした!
虫の少ない時期にチャレンジしてみたかったタープ寝。スカートの無い大型幕「ランドステーション」でも快適に過ごすことができ、とりあえず目標達成(^^)
たくさんのキャンプ道具を持ち込んだ結果、かつてないほど車載は一杯。アウトドア料理の充実した今シーズン初の本格的な連泊キャンプでした。
この記事の目次
キャンプの事前準備
今回の連泊キャンプでの大きな目標は2つ。1つは先日の父子キャンプ@勝浦つるんつるん温泉での残念な思いを取り返すべく「まともなアウトドア料理」作りを楽しむこと。
普段から作る機会の多いピザこそ子供に作ってもらったものの、ただ肉を焼いたり野菜炒めを作ったりカップラーメンの協力を仰いだりと食事面ではイマイチでしたorz
今回は近場で2泊かつ料理に重きを置くことができる陣容のため、1週間ほど前から徐々に食材の予約や仕込みを始め準備万端!
もう1つの目標はテントを使わずタープとコットで寝泊りすること。普段はスカートのあるトルテュproやリビングシェルでキャンプしており、タープでの宿泊は初めての試みです。
さすがにヘキサやレクタの下で寝るには寒すぎるため、グループキャンプの宴会幕として入手したスノーピークのBOX型タープ「ランドステーション(以下、ランステ)」を張ります。
ランステLの幕内は1家族が寝泊りするには十分すぎるほど大きく、共用の食事スペースとして活用しつつコットを人数分並べて寝るスタイルです。
ランステのロープ交換
我が家のランステはスタンダードモデル。白ベースに青・赤・緑の3色が入った(スノーピーク製品では一般的な)ポリプロピレン製ロープが付属しています。
昨年HDタープ”シールド”ヘキサLのポリプロロープを交換したときパラコードが30m分残っていたため、ランステ用として7m×2本、4m×2本、8m×1本に切断。
二重8の字結びで二股ロープを5本作ったら自在金具として村の鍛冶屋とは異なる形状のアルミ自在を使ってみます。この自在の正しい使い方がよくわからんけど…苦笑
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ワンマントルにリフレクター
桜の開花を間近に控えた3月とはいえ、夜になれば5℃以下まで気温が下がる時期。今回がキャンプデビュー戦となるコールマンの中型ガソリンランタン「ワンマントルランタン」に反射板をセットしてみました。
コールマン純正のリフレクターも販売されていますが、AmazonのレビューによるとワンマントルにSOTOの蚊トリフレクターがピッタリはまるとのこと。実際試してみると口コミ通りでした(^^)
グローブの外側に蚊トリフレクターをセットするだけで全方位から片方向へ光が集約され、裏側に蚊取りマットを差し込めば簡易的な蚊取り線香にもなるらしい!暖かくなってきたら役に立ちそうな機能です。
連泊キャンプに出撃!
キャンプ場内で収穫体験することを見込んで長靴や軍手を木曜夜に準備し、残りは土曜朝に積み込み。コットやテーブルなど普段の装備以外にも多数のキャンプ道具を持っていきます。
- ダッチオーブン2台、スキレット大小5枚、fan5DX
- ツーバーナー、シングルバーナー、キッチンスタンド
- フォールディングオーブン、スモーカー2台
- 石油ストーブ、ポリタンク、ホットカーペット
- ランドステーション、ヘキサタープ
- クーラーボックス、クーラーバッグ3個
- ファイアグリル、ユニセラ、おでん鍋
- ランタン大小5個、パイルドライバー2本 など
数日前に誕生日を迎えたばかりの娘がいるため「バースデーパーティー」のようなことができるようケーキの代わりにプリンを持っていこうとしたら、クーラーボックスの3割近くをプッチンプリンが占拠w
有野実苑のチェックインは通常12時から。事前に電話で相談したところ「この時期はまだ空いているから早めに来ても良いよ」とありがたいお話をいただき、11時頃の到着を目指して8時45分に自宅を出発!
東関東自動車道の酒々井ICを降り「ベイシア フードセンター 八街店」で飲み物や食料を、隣にあるカインズホームで薪(広葉樹と針葉樹)を調達し、11時20分に有野実苑オートキャンプ場に到着(^^)
今週収穫できる野菜・果実
収穫体験は11:00、13:30、15:00にご案内いたします!
■とうもろこし・・・5本 700円
■なす・・・4個 300円
■大根・・・2本 200円
■じゃがいも・・・6株 900円
■ねぎ・・・2株 400円
■ブルーベリー・・・入園料 小学生以上200円、幼児100円、1箱800円出典:今週の採りごろ野菜
収穫体験で採れるであろう野菜をベイシアであえて買わずにいたらビックリ。残念ながらこの日の収穫体験はエシャロットと長ネギだけ…ヤラレタ。
大根やジャガイモ、トウモロコシが今週収穫できるとホームページには書いてあったのに…いきなり初日夜の食材不足に陥り追加の買出し決定w
管理棟でチェックインを済ませ男性陣はテントやタープを設営し、女性陣には家族風呂の予約に並んでもらいます。有野実苑といえば何といっても露天風呂が有名ですからね!
家族風呂の予約とザックリとした設営を終え、買出し担当ジャンケン。で、あっさり負けてしまい乾杯の波に乗れず…とりあえず天候も良く気分は爽快なので、後からバカスカ飲むことにして昼ご飯の準備を始めます。
あらかじめ考えてきた食事メニューの素案に従い恒例のピザ作りとキャンプ定番のBBQで手早くランチ。いつも通りホームベーカリーでピザ生地を仕込んで、クーラーボックスに入れて持参しています。
子供達にピザ生地伸ばしとトッピングをお願いしている間にフォールディングオーブンを予熱し、ピザ焼き&ユニセラTG-IIIとファイアグリルでガンガン肉焼き(^^)
キャンプでベーコン作り
1週間ほど仕込んでからキャンプ場に持ち込んだ豚肉ブロックで「ベーコン作り」にチャレンジ!時間に余裕のある連泊キャンプならではの食材、期待に胸が膨らみます。
厚切りにして炭火で焼いたりピザに乗せることを夢見て、パイルドライバーを地面に突き刺し豚肉をタコ糸で吊るして1時間ほど自然乾燥。パイルドライバーを購入したとき、さすがに肉を吊るして乾かす用途は想像していなかったw
普段使っているインスタントスモーカーだと豚肉ブロックが大きすぎて吊るすことができないため、ベーコン作り専用として約2年ぶりにSOTOの燻製器「いぶし処 お手軽香房」を持参しました。
燻製器の天井から肉を吊り下げスモーク皿にスモークチップ(サクラ)を入れ、弱火で2時間ほど熱燻にします。弱火で加熱を始めると肉汁の垂れる音や燻製の香りが漂ってきて良い感じ!
燻製器の温度が安定したら有野実苑から最も近いスーパー「カスミ 八街朝日店」で買い出し。クルマで片道10分程度の場所にあり気軽に買出しに行けるのが便利です(^^)
買出しから戻ったら子供達とブランコなどの遊具で遊んだりハンモックを張ってのんびり過ごしたり、テーブルの上を片付けてカードバトルしたり(^^)
有野実苑のパンフレットによると3連休は焼きビー玉ネックレスや空き缶ランタンなどのクラフト作り体験の他、和菓子やポップコーン作り、イチゴやベーグルの販売などイベント盛りだくさん!
まったりとした時間を過ごしていると夕方になったため夜ご飯の準備をスタート。乾燥とスモークの済んだ手作りベーコンを厚切りにして炭火で焼いたらウマウマ!
昼間ピザを作ったときに余った生地を伸ばしてベーコンを小さく切って乗せ、オーブンで焼いたら同じくウマウマ。手間暇かけて作る料理は本当に美味しい(^^)
他にも大鍋で豚汁を作ったりポテトサラダを作ったりと色々なメニューを揃えつつ、初日夜のメインディッシュとしてダッチオーブンで「鯛の塩釜焼き」を作ってみようと準備に取り掛かります。
ダッチオーブンで鯛の塩釜焼き
自宅近くのスーパーにあらかじめ依頼し適度な大きさの真鯛を入手。鮮魚コーナーで内臓やウロコの処理してもらうと調理するとき楽チンでした。
ダッチオーブンスーパーディープ10インチに買ってきた真鯛を入れてみると、鯛のサイズが大きすぎて全然入らない…頭も尾びれもガッツリはみ出してしまいましたorz
このまま10インチで作ると蓋が閉まらず隙間から熱が逃げてしまいそうなため、念のため予備で持ってきていたダッチオーブンハーフ12インチに切り替え。キャンプで意外と出番のあるハーフサイズw
大量の塩と卵白を大きなボウルに入れてかき混ぜ、ダッチオーブンハーフの底に厚手のアルミホイルを敷き1cm~1.5cm程度の厚さで土台作り。
水で戻した昆布をお腹の中と鯛の上に敷いたら、モフモフの塩で鯛を包み塩釜の準備は完了。上火として多めに豆炭を乗せ約1時間放置で「鯛の塩釜焼き」の完成!
どうしても尾びれの一部分だけはみ出してしまうものの、ダッチオーブンハーフの上蓋を裏返して乗せ加熱するとほとんど隙間なくピッタリ(^^)
塩と卵白を混ぜる作業や鯛にお絵かきする作業、固い塩釜をハンマーで叩き割る作業など子供達が喜びそうな工程が多々ありワイワイ楽しめました。
アルミホイルを敷いたおかげで底にこびりつくこともなく後片付けはとても簡単でした。ダッチオーブンで作る塩釜焼きは極めて失敗する可能性の低い料理だと感じました。
家族風呂後のタープ寝
夕飯を食べ終えるとお風呂の時間となったため、管理棟やDサイトと反対側のエリアにある家族風呂へ。有野実苑といえばお風呂のイメージがあるため楽しみにしてました。
前回来たときは2日間とも和(なごみ)でしたが、今回は楽(らく)で予約。トトロに出てくるものと同じ井戸ポンプが設置されており、子供達が遊びまくっていました(^^)
1家族で40分間(インターバル10分)ということで、北軽井沢スウィートグラスにある「薪焚の湯」の通常と長湯の中間くらいの時間ですが、家族4人が体を温めるには十分だと思います。
サニタリー棟に備え付けられているドライヤーで髪を乾かし終えたらサイトに戻り就寝の準備。コット4台を並べた上にホットカーペットを敷き、石油ストーブに着火し22時半におやすみなさいzzz
スカートの無いランステLだと隙間からガンガン冷気が入り込んでくることを心配していましたが、朝までほとんど風が吹かず杞憂に終わりました…タープ寝、意外といけるかも!
ホットカーペットがコット3台分の大きさしかないため自分だけホットカーペットなしの場所に寝たのですが、巨大なランステにアルパカ1台でも思いのほか温かく快適でした。さすがは温暖な房総半島(^^)
翌朝は6時半過ぎまでたっぷり寝て、すっかり体力も回復。天気予報通りスッキリとした青空が広がる快晴。前日同様に風も弱く快適な朝です。
鯛のお茶漬けとデブバーガー
昨日ダッチオーブンハーフ12インチで作った鯛の塩釜焼きの残りを使い、朝食は鯛のお茶漬け風に。大根の葉っぱを刻んで炒めたものを添えると彩りも鮮やか!
並行してfanマルチロースターでバンズを、ユニセラでパテや手作りベーコンを焼き、レタスやトマトケチャップと一緒に挟んでカロリー高めなデブバーガーの完成(^^;)
連休中日の朝食ということもあり時間にかなり余裕があるため、撤収日の朝よりも充実したメニューをのんびりいただくことができました。
朝食を食べ終え満腹になったらランステをフルクローズ就寝モードから片面跳ね上げ日除けモードに切り替え、子供達と荷物を整頓しランステのど真ん中でカードバトル再戦!
ワンアクションローテーブル竹をカードゲームのために使うとはかなり贅沢な使い方ですが、改めてテーブルの開閉を試してみるとワンアクションのギミックが楽しくて仕方ない…ぐらつきも少ないし、さすが高いだけのことはあるw
ローストチキン作り
10時過ぎくらいから徐々に風が吹いてきたためランステを風上をクローズ、風下をオープンに切り替え風除けとし連休中日のランチ作りをスタート。
料理に時間のかかるメインディッシュはアウトドア料理のド定番「ローストチキン」です。金曜夜からハーブなどで下味を付けてきた丸鶏にニンニクなどを詰めタコ糸で縛り、底上げしたダッチオーブンに突っ込みます。
丸鶏とダッチオーブンの隙間に原型を残したままのタマネギやニンジン、パプリカやジャガイモなどを豪快に入れ、上蓋を閉じ上下から加熱開始!
前夜の塩釜焼きは手軽に火を熾せる豆炭を中心に使っていましたが、チャコスタでオガ炭を熾すことができたため上下ともにオガ炭を置きました。
45分ほど経過したら一度蓋を開けセロリとミニトマトを入れ、さらに15分ほど加熱したらローストチキンと添え物ロースト野菜の完成…後編に続きます。