ハロウィンキャンプ@北軽井沢スウィートグラスの2日目午前、無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場に隣接したバラギ湖でトラウト釣りに挑戦してみました。
レイクレジーナでのお試しチョイ釣り体験を参考にコスパに優れた釣り道具を買い揃え、爽やかな秋晴れの下、桟橋に並んで楽しくルアーフィッシング!
クマ出没により湖畔の立ち入りが厳しく制限されるなかビギナーズラックで50cmオーバーのニジマスを釣り上げ、3枚に下ろしてスキレットでムニエルに(^^)
この記事の目次
レイクレジーナでの経験から
北軽井沢スウィートグラス(以下、SG)のハロウィンキャンプは2日目午後に開催されるトリックオアトリートがメインイベント。特段のイベント予定がない2日目午前は天気予報によると絶好のお出かけ日和(^^)
スウィートグラスアドベンチャーや軽井沢観光も悪くはないのですが、前週末に行ったエンゼルフォレスト那須白河(旧:羽鳥湖高原レジーナの森)のレイクレジーナで体験したルアーフィッシングが想像以上に楽しかった!
SGの近くで子供と一緒に釣り体験できる場所はないかと調べてみると、無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場(以下、カンパーニャ嬬恋)の目の前にあるバラギ湖で本格的なルアーフィッシングができるらしい。
釣り道具を買い揃える
ルアーフィッシングするための準備として釣り道具を揃えてみました。本格的に釣りをするようになれば買い換えることになるはず。今回はコストパフォーマンス重視でAmazonをフル活用(^^;)
釣り竿(ロッド)
レイクレジーナのチョイ釣りセットに使われていた竿を参考にツリモンのグラスロッド「グレート鱒レンジャー」にしました。
釣り竿の素材というとカーボンのイメージがあったのですが、入門向けということもあり鱒レンジャーはグラスファイバーだそうです。
大人用としてSP50、子供用として少し短めなSP40をチョイス。いずれも1,000円台と手頃な価格でした。竿が分割して持ち運べないためルーフボックスやインテリアバーのようなものがないと車載は意外と難しいかもしれません(^^;)
スピニングリール
ルアーフィッシングの主要パーツの1つが釣り糸を巻くためのリール。気持ちよく釣りするならリールだけは妥協してはならないという微かな記憶があり、信頼のシマノ製にしました。
鱒レンジャーとのバランスが良さそうな小型スピニングリール「アリビオ1000」をチョイス。釣り糸が元々付いているため用途によっては少しお得かも?
釣り糸(ライン)
アリビオには最初から釣り糸が付いているから予備として買っておけば良いかな…と思っていたのですが、どうやらトラウト釣りには2号というラインがあまりに太すぎるらしいorz
釣り初心者には単位の違いが超絶わかりにくいのですが、3ポンド(=0.8号)前後の細いラインがちょうど良いとのこと。安価なナイロンで「トラウト」の名の付いた釣り糸をチョイスし様子見。
ルアー(スプーン)
最初のうちはルアーをたくさん紛失するだろうから評判の良さそうな安いもので我慢。Amazonで5個セットになったスプーンを重さ違い、色違いでチョイス。
ルアーだけは何が良いのかネットで調べてもよくわからず、様々な種類を使い分けながら繰り返し試して身に付けるしかないらしい。チョイ釣りセットはルアーの交換ができなかったため多少は良くなったはずだけど(^^;)
サングラス(偏光レンズ)
レイクレジーナでの反省点として雪山にいるかの如く強い光を長時間浴び続けることがわかりました。帽子はキャンプで被っているものをそのまま使うとして、ルアーに付いた針が飛んできても大怪我しないよう偏光レンズのサングラスを購入。
他にもクランクベイトやフックリリーサー、ランディングネットやフィッシングプライヤーなど専門用語連発で知らない人が聞いてもチンプンカンプンなアイテムを購入しAmazonでの買い物はいったん終了。
釣り具の上州屋で相談
一通りの釣り道具を安く揃えたつもりでもルアーだけは自信がない。そんなときは専門店に行くのが一番手っ取り早いだろうと考え、高性能クーラーボックスを選ぶためにアドバイスを貰ったことのある「釣り具の上州屋」に行きました。
店頭でルアー売り場を眺めてみると想像以上に種類が多く何を基準に選んだら良いのか全くわからない。毎度の如く質疑応答&店員さんのオススメを聞いてみました。
週末はじめて釣りに挑戦するのですが店員さんのおすすめルアーを教えてください!
何を釣る予定ですか?釣りに行く場所はどこですか?
群馬の山奥にあるバラギ湖でニジマスを釣ってキャンプでたらふく食べようと思います!
天然の湖に行くのであればこんなルアー持っていくと良いですよ。
初めてのルアーフィッシングなのに釣り堀じゃなく湖とかアホかよ…的な微妙な空気になりかけましたが、既に1~3g程度のスプーンを複数持っているならと薦められたのが7gのスプーン。
こんなに大きくて重いルアーが本当に役立つのか…ただ余剰在庫を初心者に売りつけたいだけなんじゃないか…と素人ながら懐疑的w
他にもセール品のスプーンやルアーを付け外しやすくするスナップを教えてもらい何点か購入しました。これらのアイテムはソトナニ金魚釣り大会の優勝商品としていただいたマルキユーのリュックに詰め込みました(^^)
釣りに行く前の準備
ハロウィンキャンプに出掛ける前夜、スピニングリールに付属していた2号糸から0.8号糸に交換。30m切った代わりに75m巻いて準備完了。
釣り糸の長さ計算にはジギング魂さんの「リールスプールの糸巻き量計算ツール」を活用させていただき、ついでにリールのドラグ調整やハンドルの右から左への付け替えもしておきました。
真夏ではないため短時間であれば保冷力はそこまで必要ないだろうと予想し、クーラーボックスはシマノのフィクセルではなくイグルーのマリーンウルトラ。35センチのニジマスが釣れても入るはず!
難解なレギュレーション
釣り初心者を悩ます最大の原因はレギュレーションと呼ばれる釣り場ごとに細かく設定された難解なルール。専門用語連発で釣りとは無関係な人が見ると半分くらい意味がわかりませんorz
●禁止事項
※ バーブ(返し)をつぶしたシングルフック(1本針)以外の使用。
※ ばらけ餌およびコマセ、撒き餌の使用。
※ 引っかけ釣り、それに類するもの。
※ プラスチックワーム、バイオワーム等全般、ソフトルアーの使用およびトレーラー釣り。
※ 置竿等同時に2本以上の竿の使用。
※ 電気浮き、集魚灯の使用。出典:無印良品カンパーニャ嬬恋
ほとんどの管理釣り場は魚を逃がしやすくするためバーブレスフックが必須らしい。返しの付いた針をペンチで潰してみました。他のルールに抵触しているかは確信を持てなかったけど、ルアーの重さは無制限のようだし大丈夫なはずw
バラギ湖で釣り開始
SGのおやすみタイムが終わる朝7時からバタバタと荷物を整理し7時15分に出発。カンパーニャ嬬恋に向かう途中にあるコンビニで板氷とロックアイス、飲み物を調達しクーラーボックスに詰め込みました。
SGから約35分でカンパーニャ嬬恋に到着。雨続きのソトナニ以来、約2ヶ月半ぶりのバラギ高原です。8時前にバラギ湖ボートハウスに到着すると駐車場は既にほぼ一杯!
何とか釣り場近くにクルマを停めることができ半日券を3枚(竿の本数と同じ)買いました。本来であれば午前券は12時までのようですが13時まで自由に遊んで構わないとのこと(^^)
クマ出没による制限
カンパーニャ嬬恋は自然豊かなバラギ高原にあるためクマが出没することがあるらしい。公式ブログによると直近では9月9日に捕獲したとのことorz
本日9月15日(金)お昼頃、えさ釣り専用池付近に捕獲用の檻を再度、
設置しましたのでご報告いたします。9月9日(土)にクマを1頭捕獲したのですが、新たにクマの足跡を発見し
嬬恋村役場および猟友会と協議をして、再度設置することになりました。安全の為、引き続き下記エリアを当面の間使用を見合わせていただきます。
【ご利用停止施設】
・バラギ湖周遊の散策
・バラギ湖サイクリングコース
・えさ釣り池専用池
・バラギ湖フィッシングエリアの一部
(ボートハウス前桟橋のみご利用頂けます)
本来であれば複数の桟橋を利用してルアーフィッシングを楽しめるのですが…残念ながらボートハウス前にある桟橋だけしか徒歩で渡ることができず、湖畔の周遊路はバリケードで封鎖されていました。
大物ヒット!?
クマ出没以来利用できなかった桟橋が数日前に陸地から切り離され、無料で開放されているボートに乗っていけば渡ることもできたようです。今回は初めてということもあり徒歩で行ける場所だけで釣ることに。
自分が3人のサポート役にまわりルアーの付け替えやライントラブルの修復など行い、投げては巻くの繰り返し。スタートして45分ほどで黒いスプーンを付けたママ竿にニジマスらしき魚がヒット!
レイクレジーナでの光景を見ているため竿のものすごい曲がり具合に驚きはしなかったのですが、どうやら大物が掛かっている模様。網が届きそうなところまで何とか引き寄せたものの、最後の最後で針が外れてしまい釣り上げに失敗orz
湖面で見えたニジマスの大きさに驚愕。30cmとは思えないほど大きく、正確に測れてはいないものの50cm前後はあったかも。バーブレスフックのせいか釣り能力の問題かはわかりませんが無念。
しばらく続けていると子供達が飽きてきたため、自分以外の3人はカンパーニャ嬬恋のセンターハウスにある売店でお菓子やアイスを買って小休止。
念のためボートハウスで相談のうえプレーヤー交代。上州屋で買った7gの重いスプーンに交換すると遠くまで飛んでくれて投げるのが超楽しいw
ついにニジマスを釣り上げた
シルバーやピンクなど様々なルアーを試してみるもヒットせず、金色7gのスプーンに交換した直後の1投目でいきなりヒット!強烈に引き込まれる感触がたまらん(^^)
すぐ隣でアウトドア教室の先生らしき方が5分近くかけて魚を弱らせてから網でキャッチしていたのを見ていたため、今度はテンションが緩まないよう数分間格闘。
湖面に見えた魚のサイズは先ほどママ竿に掛かったものと同じか少し小さい感じ。とはいえ40センチ以上は余裕でありそうな食べ応えのあるサイズw
十分に引き寄せランディングネットでニジマスをキャッチ!写真では大きさが伝わりませんが、子供の頃に何度か釣ったことのあるブラックバスより大きいかも。マイ道具で初ゲットはかなり嬉しい(^^)
仕方がないので椅子代わりとして使っていたマリーンウルトラから飲み物を取り出し、板氷とロックアイスを袋から出してニジマスを入れました。
早めに締めておきたい
鮮度が落ちる前にニジマスの内蔵やエラを取り除き血抜きしてからSGに持ち帰りたかったのですがやむなし。内寸36cmのクーラーボックスに全然入りきれていないけど仕方ない(^^;)
クーラーボックスに魚を直接入れると臭いがなかなか取れずに片付けが大変と聞いたことがあり、大きめのジップロックを持ってきていたのですが全く入るサイズではなかったorz
手のひらで測ってみた感じだと50センチくらいはありそう。とりあえずハロウィンキャンプの夕飯に役立つ食材を調達でき、父親としての威厳も保てホッと一安心w
半日券3枚で1万円くらいということは何気に高級魚並みのお値段…子供達が飽きてしまうため次回は少し安い2時間券で試してみようと思いました。
帰路の途中にある浅間ミートでステーキ肉を買いカンパーニャ嬬恋から50分ほどでSGに帰ってきました。子供達がトリックオアトリートの準備をしている間にサイトデコレーションを仕上げ一段落。
50cmオーバーのニジマス
正確なサイズを測っていなかったためユニフレームの焚き火テーブルに乗せてみました。氷の中に入れていたため冷たく硬直しており尾びれが反っていて計測が難しいorz
焚き火テーブルの横幅は約55cm。写真で見ると真っ直ぐなっていませんが、どうやら52センチのニジマスを釣り上げたようです。完全にビギナーズラックw
小さなペティナイフで格闘するも皮が硬すぎて刃が全然入らない…三徳包丁に切り替え肛門に刃先を入れてエラ下まで腹を割り内蔵や血合いを取り出し塩焼きできるレベルまで解体完了。
とはいえユニセラTG-IIIで焼けるような大きさではないため、今回は塩焼きではなくムニエルを作ってみることにしました。現地でキチンと締められていたら刺身にしてみるのも面白そうだったんですけどね(^^)
ムニエルを作るためには3枚に下ろす必要があり、試行錯誤しながら格闘すること数分…うまくできたのかよくわからないけど何とか完成。これはかなりの勉強と捌く経験が必要だと痛感orz
無印良品で買ったステンレスのバット(大サイズ)に切り身を入れ、再び氷の詰まったクーラーボックスに戻し夕飯を作る時間まで冷やしておくことに。
ニジマスのムニエル作り
トリックオアトリートを終え夕飯作りを開始。クーラーボックスからニジマスの切り身を取り出し子供達に塩コショウなどで下味を付けてもらいます。
それにしても肉厚で食べ応えがありそう!バターをたっぷり効かせた方が美味しいらしく、小麦粉をまぶして準備完了。ムニエルがこんなに簡単な料理だとは知りませんでした(^^;)
キャンプで肉や魚を焼くならスキレットがピッタリ。ユニフレームのスキレット10インチで焼こうとすると…まさかの切り身が大きすぎて入らないw
残念ながら調理後の写真がありません。なぜなら子供4人であっという間に食べきってしまったから。一口だけ食べさせてもらいましたが確かにバターをたっぷり付けると美味しいですね!
3枚に下ろしたとき骨がだいぶ残ってしまったのはイマイチ。とはいえ普段サーモンやマグロしか食べない我が子たちが競い合ってニジマスを食べていたことに軽い衝撃を受けました。これだけ食べてくれるならまた釣ってみたいな、と。
自前の安い釣り道具で挑戦したルアーフィッシングは、反省点も多かったけど美味しく楽しめました。周囲でバカスカ釣れている人がいなかったので比較的厳しめな環境だったのかも。次は子供達も釣れそうな管理釣り場に行ってみようと思います(^^)