手持ちのカメラとキットレンズで4K動画を初めて撮ってみました。ポリコットン生地のテント「ogawa グロッケ12 T/C」の撤収模様をノーカットで記録しています。
急がず焦らず、いつも通り適度に適当にやって約7分30秒でした。ペグを抜く順序、収納袋に入れやすい折りたたみ方など、グロッケ撤収の手順とコツをご紹介します。
この記事の目次
グロッケ撤収の手順とコツ
設営・撤収は文字と写真よりも動画の方が実感しやすいかと考え、焚き火やガスコンロで調理することもできる利根川ゆうゆう公園(千葉県我孫子市)で撮影してみました。
4K撮影した動画をノーカットで公開しています。補足用のテロップは入れていません。非効率な部分も含め、リアルな撤収模様をご覧ください。以降は動画の補足です。
出入口のロープのペグを抜く
今回の設営状態はPVCマルチシートあり、ハーフインナーなし、インナーマットなし、グランドシートあり、ロープ6本、ペグ11本の標準的な状態からスタート。
まずはじめに出入口のロープを固定するペグを抜いてしまいます。1本だけ先に抜いておく方が後ほどポールを片付けた状態でテントの外に出やすくなるためです。
ポールケースを持ってテントに入る
次にポールケースを持ってテント内に入ります。半円状の窓2ヶ所を少し開け、Aフレームを固定するベルクロを全て外したら、端のグロメットから順番にAフレームを抜いていきます。
Aフレーム頂点のキャップは、テントに入るタイミングで外しておいた方が作業しやすいです。動画内でテントの内側から手を伸ばして外したのは、最初に外し忘れたから(^^;)
メインポールを倒して折りたたむ
Aフレームを中央から折りたたみ、テント内ですぐポールケースに入れてしまいます。メインポールより先にAフレームを片付けた方がポールケースに入れやすいためです。
テント内最後の作業としてメインポールを倒して折りたたみ、ポールケースに入れます。ここまでで2分程度、作業するときは脱ぎ履きしやすい靴やサンダルをおすすめします。
ロープ5本のペグを順番に抜いていく
最初にペグを抜いた出入口のロープのカラビナを外し、テントを一周しながらペグ5本を抜いていきます。このタイミングでは10本ではなく5本だけ抜きます。
撤収時は風の影響を受けやすく、様子見のワンクッションを挟むのがポイント。5本抜いて様子見し、問題なさそうであれば残りの5本をさらに一周しながら抜いていきます。
手に付いた汚れをタオルで拭く
グロッケのような白い生地は手が汚い状態で触るとすぐに汚れてしまいます。ペグを抜いたあとテントを畳む前に手を洗うかタオルで拭くなどして汚れを落とす必要があります。
ペグを抜き終わるまでは手袋をし、テントを畳むとき手袋を外すのも良い作戦かと思います。ロープはテントに付けたまま束ねましたが、全てカラビナで取り外すのも手ですね。
側面の立ち上がり幅で左右2回ずつ折る
ここからはogawa直営店「GRAND lodge 小平」のスタッフさんの手順を参考にしました。側面の立ち上がり用に細いフレームが入っているため、この幅で左右2回ずつ折っていきます。
最後に重ね合わせるように1回折りたたむと、収納袋よりやや細い幅になります。公式動画では収納袋ピッタリになるよう計4回折っていましたが、私は計5回折りたたんでいます。
出入口の反対側からぐるぐる巻にする
出入口から見て一番奥にも側面立ち上がり用の細いフレームを横向きにし、出入口に向かってぐるぐる巻にしていきます。途中で踏んで空気を抜くと小さくまとまります。
毎回出入口と反対側からぐるぐる巻き始めることで、次回設営するとき出入口側からコロコロ奥に転がして広げるだけで前後の向きが狂わないという大きな利点があります。
シートを折りたたんで撤収完了
最後にPVCマルチシートを片付けます。五角形で重いため1名だと畳みにくいのですが、上の写真のように上手く重なっていなくても別方向から引っ張ってあげればキレイに重なります。
なるべく長方形になるよう何度か折りたたみ、作業開始から約7分30秒で撤収完了。改善の余地はありますが、さすがはワンポール+ワンフレームテント、片付けも簡単ですね!
初動画における反省の弁
はじめて撮ったミラーレス一眼での4K動画。曇っていたので今回は不要だろうとNDフィルター(普段は4段分減光させるND16を使用)を持って来なかったのがイマイチでしたorz
動画に適したシャッタースピードに固定すると、NDフィルターなしでは露光量の関係で絞らざるを得ず、結局F11まで絞ってもやや露出オーバー気味になってしまいました。
ノーカットでテロップを付けずに垂れ流しにしたので編集自体はほとんど時間かかりませんでしたが、YouTuberの方々ってホント大変なんですね…いやはや勉強になりました。