晴天に恵まれた11月の3連休。新日本三大夜景と世界遺産を堪能できるほったらかしキャンプ場@山梨で迎えた2日目はキャンプデビューのお手伝い!
ドッペルギャンガーアウトドアの大人気トンネル型テント「カマボコテント2」の開封&初張りに付き添わせていただきました。コールマンのファイアーディスクも初使用(^^)
突然の強風でポールが大きく曲がったり帰路のトランプ渋滞で5時間かかったり大変な面もあったけど、初対面の子供達が楽しそうに遊んでくれて大満足なグループキャンプでした。
カマボコでデビュー戦
13時前後のチェックイン渋滞を突破し現地で合流しました。記念すべきデビュー戦にファミリーキャンプ有識者として付き添えるとは光栄です!
販売再開のたびに争奪戦が繰り広げられているカマボコテント2が今回の寝床。ノルディスクのレイサと共にキャンプ場で見かける機会の多い最近流行りのトンネル型テントです。
photo by カマボコテント2
購入後1度も広げていなかったらしく最初に付属品が足りているか確認し、前後の向きを見極めたうえで地面に広げてみました。想像以上に大きい!
スペック | ランドロック | トルテュPro | カマボコテント2 |
---|---|---|---|
全長 | 625cm | 580cm | 640cm |
全幅 | 405cm | 360cm | 300cm |
全高 | 205cm | 205cm | 195cm |
インナー長辺 | 360cm | 300cm | 280cm |
インナー奥行 | 240cm | 225cm | 220cm |
インナー高さ | 190cm | 160cm | 190cm |
リビング奥行 | 385cm | 355cm | 420cm |
総重量 | 22.0kg | 24.0kg | 16.9kg |
税抜実売価格 | 159,000円 | 178,000円 | 48,000円 |
スノーピークの大型2ルームシェルター「ランドロック」を上回る全長にも関わらず中型2ルームシェルター「トルテュPro」に近いインナーサイズに抑えリビングを広く取る設計が絶妙。
トンネル型テントは側面の立ち上がりが急なためスペック以上に広く感じられるメリットがあり、家族4人のファミリーキャンプにピッタリ。売れているのもよくわかります。
設営手順はシンプルそのもの。ほったらかしキャンプ場に来る途中で立ち寄ったジャックウルフスキンのトラベルロッジRTと同じく、4本のポールをスリーブに通してペグ打ちして立ち上げるだけ!
前日にソリステやエリステがなかなか刺さらなかった硬い地面はテント付属のネイルペグでも同様に苦戦。ガイロープやインナーなど一通りの設営を終えるまで1時間半強でした。
初設営で感じたこと
photo by カマボコテント2
カマボコテント2の初設営を通じて感じたことを率直に。普段キャンプで使っているスノーピークのリビングシェルやトルテュpro、ランドステーションなどと比較しています。
生地の色がベージュということもあり150デニールの割に遮光性能はそれほどでもありません。日差しが強いときはポリコットン製「チーズタープ」との併用が良さそうです。
4本のポールが全て同じため手順さえ覚えてしまえば間違えることはないと思います。ポールをスリーブに通すとき突っかかることが多く、スノーピーク製より滑りが悪いと感じました。
口コミによるとポールの先端をグロメットに差し込むとき若干固いらしいのですが、スリーブの端を持ってキチンと生地を引き寄せていれば全く問題なし。トルテュproのAフレーム立ち上げと比べれば難易度は雲泥の差ですw
テントを1人で立てる場合、カマボコテント2のようなトンネル型テントはポールだけで自立しないのがイマイチと感じました。2人で立てる場合は他の形状と比べ設営手順がシンプルというのが妥当な評価ではないかと。
リビングシェルやリビングシェルロングproのように低い高さで一度自立してから楽に立ち上げることができるタイプのほうが個人的には楽チン。トンネル型テントの設営が最も簡単という評判には要注意ですね。
photo by カマボコテント2
スカートの付いたトンネル型テントの宿命ではあるものの、秋晴れで湿度が低かったにも関わらず結露は想像以上に激しかったです。乾燥撤収させるには拭き上げが必要な感じ。
ほったらかしキャンプ場の地面は砂と土なので湿度の高い草原サイトより結露は少ないはず。オプション品のカマボコシールドを付けてダブルウォールにしないと春秋は厳しいかもしれません。
とはいえ室内の居住空間や実売価格は圧倒的。キャンプデビューに最適なテントは後々応用の効くドーム型だと今でも信じていますが、もし2ルームから選ぶならカマボコテント2は十分ありですね!
11月らしく涼しい夜
一通りの設営を終え「食鮮館 りゅうきょう」で買ってきた馬刺しをツマミに乾杯。前夜までに半分以上飲んでいたハイネケンの生ビールは夜間に天然の冷蔵庫で再び冷やされた後、ソフトクーラーで保冷されており冷たいまま!
子供達は初対面にも関わらずまるで旧知かの如く打ち解けており、穴を掘ったりペグを埋めたりマリオカートで対戦したり思い思いに仲良く遊んでおりました(^^)
急な崖に沿ってサイトが作られておりヤンチャな小さい子がいると目を離せないほったらかしキャンプ場ですが、全員小学生以上なら特に問題なし。徐々に雲も晴れてきて景色も最高!
ファイアーディスク&スパークシールド
焚火台としてコールマンのファイアーディスクとスパークシールドを使ってみました。スノーピーク製とユニフレーム製が圧倒的なシェアを獲得している分野ですが、一風変わったデザインに興味津々!
たき火が360°見える事、空気がたくさん取り込めること。自由に木をくべることなど、たき火の原点である直たき火の良さを検証しシンプルで美しいオーバルデザインで表現しました。
出典:Coleman
ペトロマックスのファイヤーボウルよりも深さがあり、ド定番のファイアグリルを上回る準備の手軽さ。ファイアーディスク単体で焚き火するときは空気の通り道を作ってあげるとキレイな炎が上がるかと思います。
期待のオプション品「スパークシールド」はかなりの曲者!大きな爆ぜこそ防げるものの細かい火の粉は網目を通過して飛んでくるし、使いこなすには一定の割り切りが必要かもしれません。
焚火台に薪を組むときは井桁にしたり縦に置いたりすると炎が高く上がって見栄えが良いのですが、スパークシールドを上から被せて閉じることができず。強引に乗せても隙間から火の粉がガンガン飛んできますorz
熾火になってファイアーディスクの底に溜まっているときはキチンと蓋のように被せることができるけど、そもそも熾火は爆ぜもほとんど起きないので。横に立てかけて自分専用の盾として使うのが良さそうです(^^;)
夕方になると前日と比べ気温が下がっているのか1枚多めに羽織らないと寒く感じました。ランドステーションをフルクローズモードに移行し、前日の残り物に加え豚汁や鍋料理、サラダなどで夜ご飯。
地面にファイヤーハンガーを突き刺し、夜のおつまみとしてダッチオーブンで「牛モモ肉の塩釜焼き」を作りました。ダッチオーブンスタンドが手元になかったためファイヤーハンガーテーブルで代用(^^)
ほったらかし温泉に入りに行く人、焚き火にあたる人、スプラトゥーン2でネット対戦する人など前夜に続き各々が適当に楽しい夜を過ごし22時過ぎにおやすみなさいzzz
撤収日はスッキリ快晴
2日目朝は全体的に雲が多く富士山も日の出もほとんど見えませんでしたが、最終日は初日のような秋晴れ。これなら日の出がキレイに見えるはず!
6時25分頃の日の出に合わせて入浴しようと6時15分にほったらかし温泉に着くと、既にあっちの湯は入場制限がかかっており入ることができませんでした。やむなく気まぐれ屋の前で美しい日の出を観賞。
日の出を見終えたら6時45分頃まで入場制限のかかっていた「あっちの湯」を諦め「こっちの湯」に入って心も体もスッキリ。撤収日にも関わらずのんびりしすぎて朝食を食べ終えたのが9時過ぎでしたw
11時チェックアウトに間に合う見込みがないため、管理棟でレイトチェックアウトできるか尋ねると次の予約が入っているから12時までならOKとのこと。ほったらかしキャンプ場はホント大人気ですね!
テントやタープの完全乾燥を確認しつつ超特急で片付け、最後のゴミ捨てを終え11時20分に撤収完了。本来であればレイトは有料ですが今回はサービスしてもらうことができました(^^)
レッドポールが折れ曲がる
カマボコテント2の初設営を終え一段落していた夕方。徐々に風が強くなり体感で風速5メートルほどの風が吹いた瞬間、ランドステーションの跳ね上げに使っていたレッドポールが折れ曲がりました。
非常に大きなランドステーションLは風の影響を受けやすいため、凧のようにならないよう両側を跳ね上げて風の通り道をキチンと作っていたつもりですが…まだまだ修行不足だと痛感orz
帰宅後に村の鍛冶屋に相談すると中間ポールの交換品2本を無償で提供いただくことができました。スノーピーク同様、燕三条のアフターサービスに感服です!
ほったらかしキャンプ場を出発し紅葉の見事な笛吹川フルーツ公園で子供達を1時間半ほど遊ばせ解散。山梨のお土産として有名な信玄餅を工場で安く買えると聞き、桔梗信玄餅工場テーマパークに向かいました。
朝6時台に並ばないと買えないらしい信玄餅の詰め放題は無理だとしてアウトレット品を買おうと思ったら、まさかの売り切れ。代わりに信玄餅ソフトを食べて一休み。
一宮御坂ICから中央道に乗り釈迦堂PAで遅めのランチを食べ、渋滞情報を確認すると談合坂SAの手前から30kmほど渋滞。回避ルートの少ない中央道沿いのキャンプ場は毎度のことながら地獄です。
下の子が女子的に途中でトイレ休憩できないと困る年齢になったため大月ICで高速を降りて一般道で相模湖まで向かい、再び中央道に乗ると小仏トンネル内が20分間ほど1mmも動かないorz
Twitterなどの情報によるとトランプ大統領が横田基地に来たからか八王子から先が閉鎖されていたらしい。通行できるようになると先ほどまでの大渋滞が無かったかのように流れ始め、山梨から計5時間かけて自宅に到着。
まとめ
晴天率の高い「晴れの特異日」である文化の日から3日間、甲府盆地の夜景と遠くに見える富士山が美しいほったらかしキャンプ場で過ごしました。最後まで雨は降らずホッと一安心。
途中でメンバーチェンジするグループキャンプは人生初の試みでしたが、設営や撤収を手伝うことができるため意外と効率的かもしれません。3日間本当に楽しかったけど帰りのトランプ渋滞は精神的にも疲れたorz