岩手県宮古市にある休暇村陸中宮古「姉ヶ崎オートキャンプ場」に行ってきました。近隣には三陸を代表する景勝地「浄土ヶ浜」や日本三大鍾乳洞「龍泉洞」など観光スポットが目白押し。
区画は平坦で広く、隣のサイトとも適度に離れており、AC電源や個別シンクなど設備も充実。休暇村本館でお風呂に入れたり、すぐ隣に温水プールがあったり、長期滞在にぴったり。
緊急事態宣言前の3月以来、約5ヶ月ぶりのキャンプは最高気温35度の猛暑日。昼間は汗だく、夜は寝苦しい熱帯夜でしたが、海の幸や冷麺など岩手の名物を美味しくいただきました!
この記事の目次
東北で過ごす夏休み2020
我が家は毎年8月下旬に夫婦で休みを合わせ、北海道や三重県などに遠征していました。今年は子供達の夏休みが例年の約半分に短縮されたため、8月中旬に少しだけ前倒し。
前年夏に稚内の西に浮かぶ利尻島や礼文島まで行き、それなりにやりきった感はありますが、地理と歴史のお勉強を兼ね、東北の太平洋沿いに行ってみることにしました。
東北の距離感が全く掴めない
千葉県の自宅を出て常磐道や三陸道を北上し、約11時間で岩手県宮古市に到着。仙台で買い物したり牛タンを食べたりしたので、まっすぐ向かえば片道8時間半程度の距離感でした。
2020年夏時点で仙台から宮古までの三陸自動車道は9割以上が開通済み。気仙沼市内で2ヶ所未開通区間がありましたが、全線開通すれば三陸がさらに注目されるかと思います。
一昨年夏に行った三重県南部のキャンプinn海山が自宅から約530km、今回の姉ヶ崎オートキャンプ場が約580km。本州のキャンプ場としては記録更新、なかなか遠かったです。
トルテュ+コネクトタープの初コンビ
休暇村本館でチェックインを済ませたら設営開始。真夏のエース幕「トルテュPro」を張り綱まで全てペグダウンし、前方にコネクトタープヘキサグレーを初めて連結してみました。
これまではリビングシェル専用(約90cm)だったコネクトタープ。より大きなトルテュ(約170cm)に連結するにあたり「フレーム取付用自在付ロープ」をお取り寄せ。
スノーピークは全般的に価格があれなメーカーですが、補修部品は相変わらずまともな値付けで素晴らしい。2本1組で税込2,200円でした。あ、設営後の写真は撮り忘れました(^^;)
広くて設備の整ったオートサイト
姉ヶ崎オートキャンプ場は区画サイトとフリーサイトがあり、今回滞在したのは区画サイト(オートサイト)。各区画にはAC電源、水道、シンク、調理台などが付いています。
広さや形状はマチマチですが、2ルームテントとタープを張っても余裕があったので、130㎡くらいはありそう。ハンモックは区画によっては可能、海はほとんど見えません。
低地の林間サイトということもあり虫はそれなりにいますが、メインランタンを遠ざけたり森林香を焚いたりサーキュレーターで風通しを良くすれば気になりませんでした。
温水プールと本館大浴場が頼もしい
姉ヶ崎オートキャンプ場にもシャワーはありますが、徒歩3分ほどの休暇村本館に大浴場(有料)があります。お土産も休暇村本館の売店にたくさん売っていました。
汗だくになりがちな真夏に嬉しいのが、キャンプ場から休暇村本館とは逆方向に歩いて約3分の姉ヶ崎サン・スポーツランド。屋内温水プールやトレーニング室があります。
市街地のダイソーで水泳帽と水中ゴーグルを買ってから向かいました。地元のスイミングスクールがある公共施設なので料金が安く、海水浴とはまた違う楽しみがありますね。
珈琲豆は現地調達「さとう衣料店」
宮古駅周辺でスーパーを探していたとき、通りがけに偶然見つけたお店。とってもオシャレな店内と素敵なスタッフの方々でした。それにしてもここは服屋か珈琲屋か!?
Ready to Roast!本州最東端のスペシャルティコーヒー自家焙煎珈琲豆店です。
さとう衣料店では、自家焙煎珈琲豆の販売をはじめました。焙煎したての豆を挽いて、淹れて、香味を楽しむことが、コーヒーの醍醐味といえるのではないでしょうか。美味しい珈琲豆をお届けするために、焙煎はもちろん管理から販売まで、清潔第一、心をこめて運営します。
何も下調べせずに訪れたお店でしたが、地元のスポットなど色々教えてもらったり、好みに合わせた豆を選んでもらったり、コーヒー豆は旅先で現地調達するのが楽しいですね。
しっかり冷やした盛岡冷麺が美味しい
盛岡の3大麺といえば「じゃじゃ麺・冷麺・わんこそば」が有名かと思います。朝から30℃を超える猛暑日だったので、朝食はツルッと食べられる盛岡冷麺をシェラカップで。
保冷しかできないクーラーボックスではキンキンに冷やせませんが、車載冷蔵庫「エクセルクール フロスト」なら保冷ではなく冷蔵できるので、冷麺もよく冷えて美味しい!
宮古の名物といえば瓶ドン
岩手県宮古市の名物といえば、海産物を牛乳瓶に詰め、ホカホカご飯にのせた「瓶丼」。ただ、苦手な食材も含まれていたこともあり、今回は好きな食材だけ単品で購入。
岩手県沿岸では獲れたてのウニを牛乳瓶に詰めて保存するスタイルが一般的です。獲れたてのウニを、滅菌処理を行った海水と一緒に牛乳瓶に入れ保存することで、地元でしか味わえない新鮮で美味しいウニを食べることができます。この独特のスタイルからヒントを得て、考案されたのが「瓶ドン」です。
出典:宮古観光文化交流協会
牛乳瓶に詰まった塩味のウニが超美味しくて感動。ミョウバンの入っていない瓶詰めウニは夏の三陸の名物らしく、ご当地キャンプ飯におすすめ。他にもハンバーグとか色々作りました。
休暇村周辺の買い物スポット
- 休暇村陸中宮古 姉ヶ崎オートキャンプ場
- ファミリーマート宮古崎山店
- フードショップはこいし(ローカルスーパー)
- 道の駅みやこ
- スーパーマーケット玉木屋(中規模スーパー)
- 宮古市魚菜市場
- マリンコープDORA(ショッピングセンター)
姉ヶ崎オートキャンプ場から宮古市街地までクルマで約20分。キャンプ場の北側にはあまりお店がなく、宮古駅周辺にたくさんのお店が集まっています。
地元の特産品を探すなら魚菜市場もしくは道の駅がおすすめ。食料品以外も一通り揃う大きなスーパーはマリンコープDORAです。最寄りのコンビニには薪も売っていました。
まとめ
積載量がアップしたため、キャンプ道具に加え水遊びグッズ(シュノーケル・ライフジャケット・フィンなど)を積んだら、後ろがギリギリ見えるレベル。調子に乗りすぎました、反省。
宮古市に4日ほど滞在しましたが、残念ながら夜は1日も晴れてくれず。雲が多かったり雷雨に見舞われたり、フル装備で準備してきたものの浄土ヶ浜での星空撮影は一切叶わずorz
岩手県は北海道の次に大きな都道府県なので短期間では到底まわりきれず、盛岡周辺(小岩井農場など)と三陸海岸沿い(奇跡の一本松など)を中心に行動しました。後編に続きます。