毎年楽しみにしているアウトドア雑誌「ガルヴィ」の人気キャンプ場ランキング2018が発表されました!特に今年は東日本の上位が至極真っ当な順位で納得感ありました。
予約の取りにくさはあるものの、いずれも家族連れに定評のあるキャンプ場ばかり。読者の投票で選ばれた人気ランキングは初心者のキャンプ場選びの参考にもなります。
この記事の目次
人気ランキング(東日本)
当記事は人気キャンプ場ランキングをもとに感想を書いています。以降の内容にはネタバレ要素を含んでいますので、これから雑誌を買ってチェックされる方はご注意ください。
ガルヴィやGO OUTなどのアウトドア雑誌は紙媒体、電子書籍、読み放題サービスなど様々な読み方があります。例えばソフトバンクユーザーなら追加料金なしで読めてしまいます。
グリンヴィラが王者返り咲き
大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ(茨城県大子町)が東日本1位に返り咲き!今年も管理棟奥の掲示板に慎ましやかに貼り出されるものと思います。
過去150泊ほど北海道から三重まで様々なキャンプ場に泊まってみて、トータルで考えると納得の順位。過去12回のランキングで1位6回・2位5回と圧倒的。
2018年 | 1位 | 2012年 | 2位 |
2017年 | 2位 | 2011年 | 2位 |
2016年 | 1位 | 2010年 | 1位 |
2015年 | 5位 | 2009年 | 2位 |
2014年 | 2位 | 2008年 | 1位 |
2013年 | 1位 | 2007年 | 1位 |
驚異的な連対率はまさにエルコンドルパサーやダイワスカーレットのような抜群の安定感を誇るキャンプ場ですね(競馬わからない方にはすみませんw)。
C&C那須高原とは接戦!?
前年のランキングで東日本1位に輝いたキャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(栃木県那須町)が東日本2位となりました。こちらも至極真っ当な順位だと思います。
グリンヴィラかC&C那須高原が東日本1位にいると「まあ、そうだよね」と納得感があり、一芸に秀でるキャンプ場は多々あれど、なんだかんだで東日本2強な印象。
昨年放送された「坂上&指原のつぶれない店」でも紹介されていたとおり、大人グループ禁止ということもあり安心や安全を求めるファミリーに絶大な人気があります。
ファミリー向けに特化したC&C那須高原、幅広い層にアプローチするグリンヴィラというのが大まかな印象。高規格キャンプ場に分類されるため水まわりは整っています。
スウィートグラスは評価回復!?
ここ数年、人気ランキングの上位から脱落することの多かった北軽井沢スウィートグラス(群馬県長野原町)が東日本3位。客層に不安があるものの妥当な順位ではないかと。
スウィートグラスだけでなくグリンヴィラもC&C那須高原も15泊以上したことがあるので贔屓目なしに見ているのですが、2強と比べやや評価は落ちるかなという印象。
サイトがやや狭め、悪天候にやや弱い、費用がやや高め、東京からやや遠め、安全面でやや不安、などなど。自然を活かしたイベントはかなり好きなんですけどね(^^)
北関東3TOPがランキングを席捲
というわけで北関東3TOPの「グリンヴィラ、C&C那須高原、スウィートグラス」という並び順にとても納得感がありました。日々感じる「予約の取りにくさ順」でもありますがw
ときどき成田ゆめ牧場や森のまきば、イレブンオートなど千葉県のキャンプ場が上位に割り込んでくるのですが、やはり北関東3TOPは東日本では不動の人気ですね。
ふもとっぱらはなぜ不人気なのか
ほったらかしキャンプ場や出会いの森総合公園など人気があるキャンプ場は数あれど、やはり上位の常連は別格という印象です(お金をもらって褒めているわけではありません)。
本栖湖の洪庵キャンプ場が11位にランクインしたのは「ゆるキャン△」の聖地効果が絶大だと理解していますが、あれだけキャパの大きな「ふもとっぱら」はランク外なんですね…
本来、利用者の多いキャンプ場のほうが人気投票では有利(得票数で決まるため)なのですが、規模はあまり関係がなく、水まわりやイベントの充実度が重要なのかもしれません。
人気ランキング北海道版が欲しい
個人的な願望ですが、読者の投票形式で集計された「人気キャンプ場ランキング北海道版」が発表されるとありがたい。範囲を広げて「北海道・東北版」でもありがたい。
道内だけで300以上ものキャンプ場があり、関東に住んでいるとリアルな情報を得にくいと感じています。丸瀬布、苫小牧アルテン、滝野、日高沙流川あたりが上位かな!?
人気ランキング(西日本)
千葉県在住30年以上の自分としては西日本の事情に疎いのですが、行ったことのあるキャンプ場が何ヶ所か人気キャンプ場ランキングに載っていたので感想を。
東の大子、西の青川峡
西日本版の1位は青川峡キャンピングパーク!これは凄くしっくりきました。誰が言ったかわかりませんが「東の大子、西の青川峡」と並び称されるだけありますね。
自然環境と設備のバランスが絶妙で、もし千葉県にあったらホームグラウンドにしていたレベル。近くの川をキャンプinn海山の銚子川に変えたら国内最強キャンプ場w
東の大子、西の竜洋
ここ2年ほど竜洋海洋公園オートキャンプ場が西日本1位になっていたのですが、実際に竜洋と青川峡の両方に行ってみると「その評価ってホント?」というのが実感。
区画サイトにシンクがあるし、場内はキチンと整備されているし、初心者にもおすすめしやすいキャンプ場ではあるのですが、グリンヴィラ以上に人工感が強いのかも。
対比するなら正しくは「東の大子、西の竜洋」じゃないの?と感じる方はいるかと思います。竜洋がイマイチというわけではないのですが、正直そこまで「凄み」は感じなかった…
エバーグレイズのほうが上?下?
西日本4位にランクインした伊勢志摩エバーグレイズは東日本2位と3位を足して2で割ったようなアメリカンなキャンプ場。広大なラグーンを巡るカヌーが秀逸です。
西日本版が「青川峡、エバーグレイズ、竜洋」の順だと東日本版に近い納得感があるんですけどね。他にも素敵なキャンプ場があるので、うるぎ星の森に行って天の川を撮りたいです。
まとめ
普段あまり書評的な記事を書かないのですが、ガルヴィの人気キャンプ場ランキング2018があまりにツボだったため、賛否両論ありそうなネタにしてみました。
グリンヴィラ・C&C那須高原・スウィートグラスの北関東3TOPが揃い踏みし青川峡や竜洋と競い合う構図は、子連れキャンパーらしいチョイスになっていて好感を持てました。
玄人向けのランキングではないし、未経験者向けのランキングでもないので、ファミリーキャンパーが選ぶのにちょうど良い中庸な感じで、かなり参考になります。