北海道上陸2日目は終日フリータイム!カントリーファーマーズ藤田牧場@鹿追を拠点に早朝のトマムで雲海を眺めたあと広大な十勝平野を縦断し観光三昧。
スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドでテントサイトやストアを見学。本社以外の直営キャンプ場の雰囲気を知ることができました(^^)
中札内村で六花の森や農村休暇村フェーリエンドルフに立ち寄ったあと大樹町まで南下し初めての砂金掘り体験。十勝平野を一気に北上し然別峡かんの温泉に浸かってリラックスしたものの思いがけず夕飯難民化w
この記事の目次
広大な十勝平野を観光
- カントリーファーマーズ藤田牧場
- 星野リゾートトマム
- スノーピーク十勝ポロシリ
- 農村休暇村フェーリエンドルフ
- カムイコタン公園
- 然別峡かんの温泉
- 平和園 士幌店
星野リゾートトマムの雲海テラスからゴンドラで下山し、目指すはスノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド(以下、十勝ポロシリ)。北日本初のスノーピーク直営店併設キャンプ場です。
帯広市からポロシリ自然公園オートキャンプ場の管理を受託し改装したうえで2017年夏に営業を開始したばかりとのこと。本社・箕面・奥日田に続く全国4ヵ所目の直営キャンプ場となります。
スノーピークユーザーとしてはどんなフィールドか気になるため、もし道東に行く機会があれば訪れてみたいと考えていました。ゴールデンウィークや雪峰祭のとき新潟に行ったことがありますが、本社以外の直営キャンプ場は初訪問(^^)
スノーピーク十勝ポロシリ
そういえばキャンプ場の隣にパークゴルフ場があったはず。という断片的な記憶を頼りに「ポロシリ」というキーワードをカーナビにセットしたのに、なぜかキャンプ場らしきものが見当たらず。どうやらポロシリ高原パークゴルフ場という別の場所に到着w
改めてGoogle Mapsでキャンプ場の詳細な位置を調べると5分ほど離れた場所が正解らしい。トマムを出て延々走ること1時間20分、ようやく十勝ポロシリに到着しました(^^;)
第一印象としてはキャンプ場の看板もセンターハウスもとにかくキレイ。目の前にある芝生広場はジャンプして飛び込みたくなるほどフカフカです。
カントリーファーマーズ藤田牧場のように短く刈り揃えられた芝生のほうがフィールドとしては好きなのですが…ゴルフに例えるならフェアウェイとラフほどの違いがあります。十勝ポロシリはロストボールしそうなほど深いラフw
この日は10組ほど宿泊されており、ザッと見てまわるとクルマのナンバーは半数以上が関東と関西。北海道の小学校が2学期に突入した平日ということもあり道内のキャンパーは少ないようです。
スノーピークユーザーの聖地と称される本社キャンプ場しか行ったことがないため他の直営キャンプ場の状況がよくわかりませんが、十勝ポロシリに来て一番驚いたのがスノーピーク製のテントやタープを使っている方がとにかく少ないということ!
大型連休やイベント開催時の本社キャンプ場は少なく見積もっても9割以上ベージュとグレーのスノーピーク製品で見渡す限り覆い尽くされるのですが、十勝ポロシリはなんと半数以下。
スノーピークが運営している直営キャンプ場とはいえ最近まで公営だったので、長年のリピーターなど加味すると必ずしもスノーピークユーザーばかりではないようです(^^)
場内を見てまわって気になったのがクルマを横付けできる区画サイトはそれほど広くないということ。平坦ではあるものの隣のサイトと垣根などで仕切られているわけでもなく、かといって一定の距離が確保されているわけでもなくorz
キャンプ場としての水まわり
キャンプ場として利用するとき気になる水まわりをチェック。十勝ポロシリは初心者向け高規格キャンプ場ではありません。スノーピーク運営とはいえ至れり尽くせりではなく普通のキャンプ場です。
横長の場内にトイレが2ヶ所しかなく、割り当てられたサイトによっては距離が遠く苦労しそう。特にAサイトの奥側はトイレのあるセンターハウスまでかなり距離があるため小さな子連れキャンパーにはかなり厳しいと思います。
センターハウスにあるトイレは本社に匹敵するほど極めてキレイですが、Bサイト近くにあるトイレ棟にはものすごい数の虫が集まっており壁や地面を覆い尽くすほどorz
直営店としての品揃え
スノーピーク直営店としての品揃えは少し残念な感じ。本社にあるナチュラルライフスタイルストアと比べると売り場面積は10分の1程度と非常にコンパクト。本州で品切れ続出中のシェルフコンテナも当然の如く売り切れでした。
ショップとしての十勝ポロシリは東京都にある直営店でいうと昭島アウトドアヴィレッジよりかなり小さく、KITTEにあるスノーピーク丸の内に近いフロア面積かもしれません。丸の内はアパレル中心のお店ですが(^^)
総じての感想としては「北海道にスノーピーク直営店併設のキャンプ場ができた」ということが重要であり、各種イベントも盛り上がりそうですね!虫の少ない春秋にストーブ使ってテント泊してみたい、そんなキャンプ場でした。
六花の森を探検
帯広周辺のお土産といえば六花亭と柳月のお菓子。それぞれマルセイバターサンドと三方六が有名かと思います。六花亭が運営する「六花の森」なる場所がスノーピーク十勝ポロシリの近くにあるらしく立ち寄ってみました。
旭川-富良野-十勝を結ぶ北海道ガーデン街道の南端のこの地に、花柄包装紙に描かれた草花でいっぱいの森をつくりたいー。100,000平方メートルの敷地に十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)などが季節毎に花開き、庭の中にはクロアチアの古民家を移築した美術館が点在しています。
出典:六花亭
六花亭の関連施設としては一昨年の北海道キャンプ旅2015で立ち寄ったカンパーナ六花亭@富良野以来です。カンパーナ六花亭は無料で入れましたが六花の森は有料(^^;)
道の駅なかさつないでランチ
六花の森を出て次に向かうのは道の駅なかさつない。道の駅といえば地元の農産物を食べなきゃ損ということで、鮮やかな黄色が印象的な茹でたとうもろこし(とうきび)をガブリ。
やっぱり採れたては最高ですね!1本100円で売っていた生で食べられる白いとうきび(ピュアホワイト)も食べてみたのですが…やっぱりとうもろこしは茹でたり焼いたりしたほうが美味しいかも(^^;)
せっかく中札内まで行くのなら十勝オーベルジュにある「グルマン」というフレンチレストランでランチしようと考えていたのですが、重機の爆音で叩き起こされ朝早くから行動開始したためお腹が空いてしまい少し早めのお昼ご飯w
キャンプアンドキャビンズ那須高原のオリジナルTシャツを着ている子供達は水深の浅い小川で遊んでいる模様。遠目にのんびり眺めていると…予想通り水没w
道路の反対側にあるマックスバリューでサンダルを買い、次に向かうのは「中札内農村休暇村フェーリエンドルフ」という話題のグランピングスポットです。
農村休暇村フェーリエンドルフ
道の駅なかさつないを出発し10分ほどで到着。3年前の夏に十勝観光していたときから存在こそ認識していたのですが実際に入るのは初めて。
中札内農村休暇村フェーリエンドルフは生キャラメルで有名な花畑牧場のすぐ近くにあります。センターハウスで見学許可をもらい場内を散策。実にインスタ映えしそうな雰囲気と充実の施設ですね!
グランピングといえばコットン系の白いベルテントなわけですが、みんな大好きシロクマ君(ノルディスク)ではなくキャンバスキャンプ(ベルギー製)のシブレーのようでした。
カムイコタンで砂金掘り体験
次に向かうは砂金掘り。北海道内で砂金を採掘できる場所は限られているらしく、ネット情報によると十勝周辺では大樹町の河川敷で体験できるらしい。
襟裳岬方面に向かって南下すること30分、道路で見かけた看板を頼りに砂金が採れるらしいカムイコタン公園に到着…したけど、場内に人の全く気配がなく採掘道具をどこで誰に借りればよいかサッパリわからずorz
改めてネットで調べると道の駅で受付してから河川敷に下りるらしく、さらに20分ほど離れた場所にある道の駅コスモール大樹で道具一式を借りてみました。改めて来た道を20分かけて戻りカムイコタンキャンプ場にある河川敷に到着!
借りた道具は農耕用のクワのようなもの1本と大きな板のようなもの2つ。前者はカッチャ、後者はゆり板と呼ばれる専用道具だそうです。
砂金が多く出るのは岩盤の近くや大きな岩の下です。まず大きな玉石をよけて、岩盤や大岩のはじを露出させます。岩盤のはじが出たら、表面の小石や砂利を取り除き、盤上の小砂利をカッチャでかき寄せ、すくい出した土砂をゆり板にのせます。
出典:大樹町「砂金掘り体験」
基本的な流れは砂利をすくって板の上で揺すって砂金を探すの繰り返し。本来であれば初心者向けコースに申し込んでインストラクターにコツを習うべきでしたが、3日前までに予約必須とのことorz
前もって計画的に準備できれば良かったのですが、訪問前後の天候次第で河川の増水も気になるし3日前予約必須というのはなかなか難しいですね(観光客目線での感想)。
藤田牧場に戻り小休止
気になる結果ですが、1時間半ほど粘ってみたものの惨敗。砂金とは程遠い石ころをいくつか採取して時間切れとなりました。そう簡単に砂金が見つかるわけないですよねw
借りた道具を返却するため道の駅コスモール大樹に戻り、キャンプ場に戻るべく出発。広大な十勝平野の南から北まで高速道路を経由し1時間半ほどかけて戻りました。既に時計は16時を過ぎ、徐々に日が傾いてきました。
この時点で天気予報を確認すると翌日は朝から雨模様。地獄の雨撤収を少しでも楽にするためには晴れている間になるべく片付けておくのが鉄則ですが…どうしても明るいときに行きたい場所があったので雨撤収を覚悟し次の観光地へ。
然別峡かんの温泉に感動
カントリーファーマーズ藤田牧場を出発し、途中から対向車とすれ違えないほど狭い道をひたすら進むこと30分。然別峡菅野温泉(以下、かんの温泉)に到着!周囲に何もない1軒宿です。
ひな祭りキャンプで滞在した勝浦つるんつるん温泉も1軒宿でしたが、近隣の民家までの距離が桁違い。道中で野生のキタキツネらしき小動物に至近距離で遭遇しました(^^)
北海道上陸初日に立ち寄った道の駅しかおいに書いてあった交通案内によると、昨年8月の台風被害で道路が通行不可となり半年以上かけて修復し終えたばかりとのこと。確かに道中は何ヶ所か崩れたあとがあり、秘湯と呼ばれるのも納得のロケーション。
SNSで「鹿追町にはかんの温泉という秘湯があるからぜひ」というアドバイスをいただき急遽訪れたのですが、貸し切り状態で様々なお風呂に入ることができリラックスできました。源泉掛け流しって最高!
かんの温泉のすぐ手前の道を下りると国設の然別峡野営場があり、場内奥には「鹿の湯」という混浴の秘湯がありました。このあたりでキャンプするとシカやクマとの遭遇がありそうですね(^^;)
北海道のキャンプ場というとキレイな芝生に安くて広々張れる。そんなイメージがあったわけですが、あくまでも超ライトな北海道キャンプを志向していただけだったということです。
国設然別峡野営場や数日後に訪れることになるオンネトー国設野営場を見てしまうと、北海道には自然豊かで実にワイルドなキャンプ場がたくさんあることを思い知らされます。
まさかの夕飯難民化
かんの温泉から藤田牧場に戻る途中、夕飯を食べてから帰ろうとするも飲食店がやっていないピンチ!スーパーで買い物してから作り始めるには厳しい時間(^^;)
士幌方面に向かって進み3軒ほど立ち寄るもどこもかしこも夜は営業しておらず全滅。結局キャンプ場から30分ほど離れたところにある「平和園 士幌店」でなんとか夕飯にありつけました。
それにしても平日にも関わらず1時間も待つとは…かなり人気のあるお店のようですね。スタッフの方がオススメしてくれたハラミ(サガリ)は確かに絶品。家族4人で5,000円程度とコスパ抜群でした!