キャンプを始めて早数年。数多の道具を買ったり借りたり、売ったり修理したりしてきた我が家にも、コンパクト化の波が押し寄せてきています。
徐々に買い増したり買い替えていく過程で「キャンプを始めてすぐに買ったとしても間違いではなかったかも!」と感じたキャンプ道具を集めてみました。
この記事の目次
ファイヤーハンガー
焚き火の近くでケトルやトングを吊り下げるファイヤーハンガー。岐阜のガレージブランド「CAMP★MANIA PRODUCTS(キャンプマニア)」の人気アイテムです。
WILD-1でローグリルスタンドと共に購入以来、大半のキャンプで活躍中。3本足のトライポッドや4本足のクワトロポッドの代わりとして使っています。
デビュー直後に買わなかった理由
キャンプデビュー前のアウトドアショップ巡りでトライポッドは見たことがあっても、ファイヤーハンガーは積極的に展示されておらず、その存在を知りませんでした。
20泊ほどキャンプを経験して周りのサイトを見てまわる余裕が出てきたとき、何組かファイヤーハンガーを使っている方に遭遇。見た目が武骨で男らしいな、と。
ネットで調べてみると一式セットで約2万円。焚き火台(ファイアグリル)が4つも買える値段って高すぎでしょ…というのが初心者なりの感想でした。
なぜデビュー直後に買うべきだったか
焚き火はキャンプの醍醐味。ファイヤーハンガーがあると焚き火まわりが一気に充実します。トングやリッドリフターなどの小物が地面に散らからずスッキリ。
ファイヤーハンガーテーブルを組み合わることでダッチオーブンやスキレットをより使いこなすことができます。個人的には焚き火の上からケトルを吊るす構図が大好き(^^)
ペグを打つハンマーがあれば設置できるのも便利です。煤で真っ黒になるファイヤーハンガーLサイズの収納ケースにはasobitoのトライポッドケースを使っています。
サイドテーブル
チェアの横に置いて飲み物や食べ物を乗せておくバンブーサイドテーブル。コールマンの上位モデル「コンフォートマスター」シリーズのコンパクトなテーブルです。
スポオソで購入以来、キャンプで活躍中。竹集成材でできた天板の美しさと拭き取りやすさ、ぐらつきの少ない安定感、足を開くだけの簡単さを気に入っています。
純正の収納ケースがないことが唯一の欠点かもしれません。我が家はキャプテンスタッグの大型収納トートバッグのMサイズに入れて持ち運んでいます。
デビュー直後に買わなかった理由
デビュー当時は下の子が3歳と小さく、自宅に似た感覚で食事ができるようテーブルもイスもハイスタイルもしくはラウンジスタイルにしていました。
同シリーズのラウンジテーブルはロースタイルにすることができるものの、実際にキャンプで下げて使う機会は少なく、高さが違うなら一気に揃えなくても良いかな、と。
熱々のダッチオーブンすら直置きできるユニフレームの焚き火テーブルが定番中の定番で、似たようなサイズのバンブーサイドテーブルは後回しでした。
なぜデビュー直後に買うべきだったか
子供達が大きくなるにつれてロースタイルにすることが多くなり、同じ高さになるラウンジテーブルとサイドテーブルを並べてみると…天板の色が全然違う(^^;)
購入時期が数年違うため製造ロットの違いで質感が全く異なるものになったか、ラウンジテーブルが日焼けして雰囲気が変わったか原因は定かではありません。
道具全般に言えることですが、バンブーサイドテーブルも数年前と比べ2割近く値上げしています。セールの割引率も全体的に落ちてきて感覚的には3割近い値上げorz
シングルバーナー
手のひらサイズで持ち運べるシングルバーナー、SOTOのST-310はカセットボンベが使える便利な火器。1本100円前後で全国どこでも買えるため、いざというとき役立ちます。
メイン火器としてもサブ火器としても使える万能さ。朝起きてケトルでお湯を沸かし挽きたてのコーヒーを淹れるとき、サイドテーブルの上で大活躍しています。
デビュー直後に買わなかった理由
デビュー直後はファイアグリルでバーベキューをしたり、自宅で使っていたイワタニのカセットコンロでご飯を炊いたりお湯を沸かしたりしていました。
カセットコンロがあまりに風に弱すぎたためユニフレームのツインバーナー&キッチンスタンドに切り替えたところ、シングルバーナーの便利さに全く気付きませんでした。
もし買い替えるにしてもスノーピークのイベントキャンプに参加する機会もあり、アイアングリルテーブル(IGT)に手を出すかもしれない…と漠然と考えていました。
なぜデビュー直後に買うべきだったか
ST-310はとにかくコンパクト。シェルフコンテナや頑丈収納ボックスの隙間に放り込んでおくだけ。ツーバーナー+調理台は結構大きな荷物になります。
大きなキャンプ道具は撤収するとき荷室の下のほうに置くため、撤収前にお湯を沸かしたいとき(カップラーメンを食べたいときなど)困ることがありました。
ST-310は風に弱いためシェルター内で使うか風防で囲むと使いやすいです。ゴトクが貧弱なので1口であればアジャスタブルグリルと組み合わせるのがおすすめ。
チタンシングルマグ
スチールやステンレスよりも軽いチタンでできたマグカップ。ハンドル(持ち手)を折りたたみ220mlと300mlと450mlを重ねてコンパクトに持ち運べます。
スノーピークには二層構造のダブルウォールと一層構造のシングルウォールのチタンマグがあり、軽くて安価で加熱可能なチタンシングルマグを愛用しています。
Amazonと新潟のWESTで購入。ネットも店頭も欠品が続いていたのですが、Keepaで監視した結果、高値で販売する転売屋の誘惑には負けずにゲット(^^)
デビュー直後に買わなかった理由
とにかく高い!チタンとステンレスは2倍ほど価格差があり、クルマを横付けできるオートキャンプ主体であれば多少重くても安価で丈夫なステンレスで十分かなと。
マグカップはハンドルが折りたためないと持ち運ぶとき邪魔になりやすく、サーモスの真空断熱シリーズであれば重ねて持ち運べて保冷力も保温力もありました。
なぜデビュー直後に買うべきだったか
チタンの質感は思いのほかキャンプで映える気がします。陶器やガラスのマグカップは割れる心配がありキャンプでは使いにくいのですが、チタンであれば安心。
キャンプを続けていると釣りや登山などアウトドア系のアクティビティにも興味が出てきて、最終的には多少高くても軽くてコンパクトな装備に行きつくのかも。
ロングデイジーを導入したことでチタンシングルマグの出番がさらに増えた気がします。ハンドルにカラビナやエスビナを付け、天井から吊り下げて使っています。
短い鍛造ペグ
コンクリートやアスファルトでも打ち抜けるほど強固な鍛造ペグ。スノーピークのエリッゼステークや村の鍛冶屋のソリッドステークが定番中の定番です。
30cm前後の鍛造ペグはどんな場面でも汎用的に使えて便利ですが、エリッゼステーク18cmを使い始めたら疲労度が激減。悪天候時以外は20cm前後のペグが活躍します。
デビュー直後に買わなかった理由
短いペグは用途が限られており、ただでさえ高めな鍛造ペグを1本で済ますなら30㎝前後が安心。短いペグをわざわざ追加で買う必要性を感じませんでした。
風や虫が入り込まないようスカートを押さえておくときは、スノーピークのテントやシェルターに付属しているジュラルミンペグを使っていました。
なぜデビュー直後に買うべきだったか
30cm前後の鍛造ペグを20本以上打つとかなり疲れます。打つときだけでなく抜くときも同じくらい疲れます。短いペグを使うまではある種の修行かと思っていましたw
初心者に優しいキャンプ場は天候さえ良ければ20cm前後の鍛造ペグでも本体をしっかり固定でき、張り綱だけ30cm前後の鍛造ペグを使えば十分かと思います。
フロントパネルやサイドパネルを開けるとき短いペグとちょこっとバンドを組み合わせると、日差しを遮りつつ通気を良くしてテント内で過ごしやすくなります。
まとめ
キャンプを始めて2年以上経ってから買ってみたものの、これ実はキャンプを始めた当初に買っておくのが正解だったかも的なアイテムを選んでみました。
これらは予算の関係でテントや焚き火台より優先度は落ちてしまいがちなのですが、逆にキャンプを始めた直後に買って未だに使い続けているアイテムもたくさんあります(^^)
エリッゼ(ELLISSE) 鍛造ペグ エリッゼステーク 18cm 4本セット カチオン電着塗装 MK-180K MADE IN JAPAN