薪ストーブの癒し効果は最強!令和初の年越しキャンプは北軽井沢スウィートグラス(以下、SG)の「ゆく年くる年2019/2020」に参加しました。
射的やおみくじ、餅つきやビンゴ大会など子供達と一緒に楽しめるイベント盛りだくさん。SG名物のキャンプファイヤーを囲んで新年を迎えました。
浅間山からの吹き下ろしと最低気温マイナス10度以下の厳しい寒さの中、満天の星々に囲まれた「ツリーハウス・マッシュルーム」に滞在しました。
この記事の目次
年越しキャンプ2019
前年の年越しキャンプはキャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(以下、C&C)に滞在しました。ビンゴに当たったり、雪合戦したり、いやはや楽しかった(^^)
今年は道北キャンプ旅からフェリーで帰る途中、三陸沖で予約開始日の9月1日0時を迎えたため、ネットがつながらずC&Cの予約を取れませんでした。無念。
雪の降り積もる北軽井沢
12月30日もガッツリ仕事&忘年会だったため、大晦日の朝9時半に出発。年末年始を軽井沢で過ごす人々で大混雑のツルヤ軽井沢店で食材を買い、13時15分に到着。
暖冬の影響もあり軽井沢市街地に雪はありませんでしたが、北軽井沢に上がってくる道中それなりの積雪があり、雪遊びが捗りそうで気分が高まります。
2月のホワイトフェスタ、5月のよなよなエールの超宴、9月のSPW関東とイーグル会員の更新条件を満たしたものの、来年は何回キャンプに行けるだろうか…
マッシュルームなツリーハウス
年末年始に滞在したのはツリーハウス・マッシュルーム。2017年のリニューアル直後に室内を拝見させていただき、いつか泊まりたいと思っていました。
鍵を受け取りツリーハウスに入ると、薪ストーブが室内に2台もありビックリ!リビング側にあるのはバーモントキャスティングスのイントレピッドⅡです。
大きすぎず、小さすぎず。暑くなりすぎず、暖かい。大型ストーブに比べると炉内は狭いが、調理道具を選べば十分楽しめます。それに大型じゃないから、暗くなってから火を焚き始めても、すぐに部屋を暖めてくれる。そんな、手頃な大きさが魅力。
出典:北軽井沢スウィートグラス
薪ストーブが暖かくならない原因
荷物や薪を運び込んだら薪ストーブに着火し、イベントまで一休み。ツリーハウスに上がる階段がガチガチに凍っており、滞在中に何度か滑りましたorz
長岡のアウトドアショップ「パーマーク」のお猪口で乾杯。薪ストーブの輻射熱でポカポカのはずが、どうにも室内が暖かくならない。何がいけないのかわからん!
薪ストーブの使い方をネットで調べたり、スタッフの方に聞いてみた結果、キッチンの換気扇を回していたのが原因でした。また1つ勉強になりました。
大晦日の縁日イベント
15時半からポン菓子や射的、輪投げのイベントがあり、メイン会場ではSGスタッフの出身地にまつわる料理の仕込みも行われていました。めちゃ美味しそう!
1時間ほどアサマヒュッテや雪で遊んだらツリーハウスに戻り、羽釜もライスクッカーも忘れたため、久しぶりにダッチオーブン6インチで炊飯してみました。
ちびパンやダッチオーブンで炊飯するときは、火を弱める直前に思い切って蓋を開け、しゃもじでかき混ぜるのが焦げ付かせないコツかもしれません。
年越し蕎麦と石狩鍋とビンゴ
寝床の準備をしたり、上の子とサクッとビクロイ取ったら、年越し蕎麦と石狩鍋を受け取り早めの夜ご飯。薪焚きの湯で1年の汚れを落としたらビンゴに参加。
ビンゴパーティーの盛り上げ方や景品の豪華さはC&Cのほうがやや上ですね。SGは密集度がかなり高く、基本立ち見なので小さな子連れはC&Cがおすすめ。
残念ながらビンゴは外れましたが、ツリーハウスに戻る途中に空を見上げると、冬の星座がたくさん見えていました。曇り予報が外れ、晴れに変わったようです。
赤道儀のあるキャンプ場
SGは市街地から離れており、星がよく見えるキャンプ場です。そんなこともあり、一風変わったレンタル品があります。それがポータブル赤道儀セット。
星空雲台ポラリエは、星の動きに合わせて動くモーター駆動式のカメラ雲台です。三脚にポラリエとカメラをのせて撮影すると、星を点像のままに美しく写真に取り入れられます。コンパクトな自由雲台と極軸設定に便利な微動装置付三脚がセットになっているので、カメラがあればすぐに撮影できます。
出典:北軽井沢スウィートグラス
星空雲台ポラリエを試せる
2020年1月に新型が発売され旧モデルとなりましたが、ビクセンのポラリエ(公式には星空雲台)は広角レンズでサクッと星空を撮るには十分なスペック。
自分のような初心者向けに、ポラリエ本体だけでなくベルボンとコラボしたアルミ三脚、微動雲台、自由雲台がセットになっており、手持ちの機材で追尾撮影できます(^^)
アルミ三脚が冷たくてしんどい
ネットで買っても5万円は下らない赤道儀一式を1泊2日1,000円で借りることができるSGが素敵すぎます。ただ、アルミ三脚はマイナス10度近いと素手で触ると危険。
オリオン座が良い感じの高さに出ており、ツリーハウス前で撮影を開始。こんな日に限って広角単焦点レンズとソフトフィルターを忘れたため標準ズームレンズorz
SGは場内に木々やコテージがあり、視界を遮られることも多々あるため、極軸合わせに便利なポーラメーターもしくは登山用のコンパスを持ってくると便利な気がします。
大きな炎を囲んで迎える新年
過去に赤道儀の使い方を間違った方がいたのか、微動雲台のぐらつきが気にはなりましたが、レンタル品なので雰囲気を味わえれば十分。1,000円なので贅沢は言えず。
薪ストーブの前で軽く飲み直し、子供達を寝かしつけ、アサマヒュッテに移動。大好物の甘酒をいただきつつ、キャンプファイヤーを囲んでカウントダウン。
深夜ということもあり、これまでに参加したキャンプファイヤーで最少人数でした。よなよなエールの超宴のとき参加人数が多すぎてビックリしたのが懐かしいです。
星が降ってきそうなキャンプ場
風があったため火の粉でアウターに穴が開いてしまいましたが、それにしても星空のキレイな大晦日の夜でした。ここが高規格キャンプ場とは思えないほど星がよく見えます。
体感はマイナス7度前後。ダウンジャケットを持ってこなかったけど、まだ化繊の重ね着で耐えられました。マイナス10度になるとダウンを羽織りたくなります。
この季節はスタッフの方を含めソレル(カリブーなど)を履いている方が増えますね。ツリーハウスに戻り、赤道儀で軽く星空撮影したら1時半にはおやすみなさいzzz
氷点下10度以下で迎える新年
元旦は6時におはようございます&新年あけましておめでとうございます。ツリーハウスの入り口に置いておいた温度計によるとマイナス10度を下回っています。
日差しのある朝7時でもマイナス8度前後と冬キャンプらしい朝を迎えています。薪ストーブは朝起きると消えていましたが石油ストーブがあれば十分でした。
知り合いが何組かC&Cで年越しを迎えており、LINEで聞いてみると那須はそれほど冷え込まなかったらしい。やはり北軽井沢は標高が高く、避暑地らしい気候のようです。
礼文島「島の人」のおせち料理
元日の朝ご飯といえばおせち料理!夜中に酒のつまみとしてカニだけ先走りましたが、今年は夏休みにマイカーで訪ねた礼文島の「島の人」のおせち料理にしました。
赤道儀や残った薪を返却したら、アサマヒュッテでお雑煮を受け取り出発。アウトレットに向かう途中、大渋滞につかまり普段30分で行けるはずが2時間半orz
まとめ
今年はC&Cを予約できずSGでの年越しとなりましたが、積もった雪で遊んだり、星空が抜群に美しかったり、冬のSGはさすが冬キャンプ人気No.1だと思いました。
モバイルバッテリーはあってもレンズヒーターを忘れたり、せっかく赤道儀を借りたのに広角単焦点レンズを忘れたり、出発前日に飲みすぎると準備ダメダメですね…
キットレンズで撮る羽目になりましたが、開放絞りで適当に撮っても思いのほかコマ収差や非点収差が目立たず、最近のズームレンズの性能に驚かされました。